1-2.異変
前回、初投稿で前書きも書かずに投稿してしまいました。慣れるまで時間がかかると思います。
小説は以前から書いているんですが、Web投稿ははじめてです。初心者です。
異世界ものですが、はじめは雅則、悠介、美緒の紹介からはじまります。
雅則は大学の授業を終えるとカフェに行った。そこで悠介と待ち合わせをしている。
「もう来たのか」
「キャンパスに居てもしょうがないからな。悠介はナンパ、上手くいったのか?」
「デートの相手を探していたとか他に言い方があるだろう。振られたけど」
突然、轟音が鳴った。
「なんだ?」
外で
「戦車だ。軍隊が進攻してきたぞ」
と騒ぎはじめた。
「自衛隊がクーダターを起こしたか?」
警察の機動隊が出てきて何処かの軍隊と戦闘をはじめた。
「嘘だろう。この日本で・・」
「安い映画より面白いな」
「冗談言っている場合か」
「俺は冗談も下手なんだけど」
警官が軍隊に銃を撃ってもびくともしなかった。
「あれはロボットだ。ロボットと戦車も出てきた。都庁に向かっている」
戦車が砲撃し、自動車や建物が破壊されていく。
「何とかしなければ」
「どうして」
「どうしてって、助けないと」
「だれを?」
「誰をって・・普通、こういう場合は力のある者が現れないか?」
「ヒーローとか?俺は誰も助ける気はないけど」
いじめを経験している雅則は、他人のために尽くす気はない。
「まあ、いくら能力があると言っても、軍隊を相手に何も出来ないけど。でもどこかで
見たことのあるような軍隊だな」
悠介は思い出そうとした。
「コーヒーでも飲んで高見の見物でもしていよう」
雅則はのんきだった。
数時間後、関西から自衛隊がやってきた。
「自衛隊と戦いをはじめたら・・東京を戦場にする気か?」
「能力者が現れたり、ロボットと戦車の軍隊が現れたり、どうなっているんだ?・・なる
ようになるか」
翌朝、雅則が目を覚ますと部屋に悠介が居た。
「おはよう。よく眠れるな」
「暇だし。・・どうして部屋にいる」
「部屋のドアが開いていたから」
「ああ、鍵をかけるのを忘れていた」
「俺の住んでいたアパートは壊されて住めなくなった」
「で、昨日は女の子たちを助けに行ったんじゃなかった?」
「それが被害に遭わないように連れ出したら、ありがとう、ここからは大丈夫だからって
俺を置いて行ってしまってさ」
「また振られたのか。懲りないな。・・それにしては静かだな」
「まだ(自衛隊とロボット軍隊が)にらみ合いを続けているんだろう。思い出したけど、
あの軍隊は以前に見たアニメの軍隊に似ている」
「まさかアニメの世界から現れたとか?」
「わからないけど。これからどうなる?」
「さあな。なるようになるさ」
突然、ロボットが破壊されていった。
「どうなっている」
悠介が外の状況を解説してくれるので、雅則はのんびりしていた。
男と女が現れ、ロボットにビームのようなものを当てて破壊しはじめた。
「なんだやつらは・・あいつらもどこかで見たような・・まさかあの二人もアニメに出て
くるやつか?」
戦車が二人に攻撃をはじめた。
「邪魔ね」
女は戦車にビームのようなものを当てて熱した。中から兵士が出てきた。
「熱い!」
「人間か。ロボットなら破壊しちゃうんだけど」
男と女は戦車は破壊していったが、人を殺すつもりはないようだった。
戦車を指揮している男が
「おまえたちは何者だ。正義の味方のつもりか」
と男と女に叫んだ。
「別に遊んでいるだけ。この世界に来たから力を試そうと思ってね」
「人間じゃないな」
「ロボットと一緒にしないでくれ。まあ、改造されているのは間違いないけど」
「サイボーグか」
女がてをかざすと太陽の光を浴びてオーラの球が出来、それが膨らみはじめると、
戦車軍に放たれた。すると戦車もろとも街が破壊された。
「ボムを使ってみたんだけど、ちょっと大きかったかな」
悠介はその威力に
「まるでアニメの世界だな。テレビで放映していたアニメ。その実写版という感じだ」
と驚きを隠せなかった。
ロボットの戦車はほとんどが破壊された。
「これからどうするの?」
女が男に聞いた。
「新しい遊びを探しにいくか」
男と女も消えると、また静かになった。
「何だったんだ。二人は・・」
「朝食どうする?」
雅則が思い出したように悠介に聞いた。
「食べている場合か?」
「他にすることないし」
「・・俺はパンでいい」
「買い置きがあったはずだ」