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2話:さっそくと言わんばかりに

今回の視点:竹内綾たけうちあや

次の日になった。

あれが、あの放送さえなければ、授業が上の空になることなんて無かっただろうに

そう思いながらも部活の時間を迎える。

さよならの挨拶をした十五分後に開始する部活

今日は皆、絵の準備をせずに、

沈黙の中、部活動の時間を迎えた。

そして、始まった。

吹奏楽部と、軽音楽部、そして、太鼓部が美術室に到着する。

なぜ美術室に集まっているのかというと、ここが1番広いから、らしい。

第1音楽室と、さほど変わらない気もするけれど、、、、、

そして、開始十分にして、かかった放送


『女子サッカー部と男子サッカー部が合同になりました。総勢32人です。』


あからさまな機械音声

恐らく話し合いの末、、、、、だと思いたい。

でも、その直後に信じられないような放送がかかった。


『女子バレーボール部失格、原因は女子バスケットボール部による妨害です。』


『男子バスケットボール部失格、原因は男子バレーボールによる応戦です。』


『女子バスケットボール部失格、原因は男子バレーボール部による乱闘です。』


「体育館部活が、自分の拠点を取り合ってるね、、、」


「じゃあ、グラウンドの部活は、、、、、?」


太鼓部の部長、西園寺亜梨沙さんが恐る恐る聞いてみる。

その直後に放送がかかった。


『男子テニス部と女子テニス部が合同になりました。総勢21人です。』


『野球部とソフトボール部が合同になりました。総勢36人です。』


外部活の人数は文化部よりも多い。

それらが合同になった場合、、、、、

考えていたけど、まさか、ここまでになるとは思いもしなかった。


「そろそろかな、」


音﨑さんが話す。

何のことだろうと思った。

その直後にまた、放送が


『吹奏楽部と、軽音楽部が合同になりました。総勢45人です。』


『吹奏軽音楽部と、太鼓部が合同になりました。総勢58人です。』


『吹奏楽部、軽音楽部、太鼓部、あわせて【楽器部】になりました。』


み~んな驚いた。

《楽器部》という、新たな単語にも驚いた。

いつの間に、そんな話に、


「いやあ、休み時間の間に会議してね、先生方に申請してみたら、成功したよ。ほら、同盟を組むよりも、こっちの方が分かりやすいだろ?」


全くもってその通りだけど

よく休み時間という、短い間で決められたなと思った。

てか、そんな決断力があることにも驚きだけどさ?

音﨑さんこっわ

兎に角、対策を急がないと、、、、、


「失礼しまーす。」


そう言って、二人の白衣を着ている男女が美術室に入る。

高里さんが、スマホを持ったまま驚いているような姿が見えた。


「高里さんの誘いで、僕たちも、味方に入れてほしいんだけど、いいかな?」


高里さん、?

何をしたの、

意味分からない

なんで、

科学部がここに来ているのよ、、、、、!

竹内綾感想:「予想外のことが起きすぎて、よく分からないのだけれど!?」

「てか、ちょっと思ったのだけど、楽器部じゃなくて、騒音楽部では、、、、、?」

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