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『正体』

翌日


蓮「セントラルアカデミー?」

舞龍「はい,大総統様からの手紙では入学してそこで情報収集すればいいと」

蓮「協力的だね」

蓮「お言葉に甘えさせてもらうか」

蓮「紅覇と白龍は普通科か?」

紅覇「そうだよ」

蓮「頑張れよ」

白龍「はい」



ロア「新しいクラスメイトを紹介する」

ロア「留学生の蓮と舞龍だ」

蓮「蓮です!!」

舞龍「舞龍です」

蓮&舞龍「よろしくお願いいたします」

ロア「蓮はリンの隣,舞龍はランファンの隣へ行ってくれるか?」

蓮「リンって誰?」

リン「俺だよ,俺の隣に居るのがランファン」

蓮「了解」

リン「隣よろしくな」

蓮「………嗚呼,よろしく」

舞龍「………よろしくお願いします」

ランファン「………よろしく頼む」

ロア「以上で終わりだ,各自授業用意をしてくれ」

蓮「舞龍,一緒に行こ」

舞龍「はい!!」

舞龍「あっ,蓮さん……手を出してください」

蓮「……はい」

舞龍「はい,これで迷子になりませんね」

蓮「…ん,手を繋いでいたら確かにならないな」

モブ「見て,あの留学生…迷子になるからって手を繋いでるわ」

モブ「可愛い♡」

蓮「……舞龍,やっぱ手繋ぐのやめない?」

舞龍「ダメですか?」

蓮「………ダメじゃないです」

舞龍「なら行きましょ」



全授業終了したが結局誰ども話さず舞龍と居た


放課後の教室


舞龍「……若様(小声)」

蓮「どうした?(小声)」

舞龍「リンという少年とランファンという少女(小声)」

舞龍「もしやシン国のヤオ家ですね(小声)」

蓮「ロアちゃんによればシン国から来た留学生らしいから間違いない(小声)」

蓮「リン・ヤオ…シン国皇帝第十二皇子(小声)」

蓮「次期皇帝候補(小声)」

蓮「とりあえず今は紅覇達と合流しよう」

舞龍「はい」

紅覇「そんな事言って遅かったから来ちゃったよ」

蓮「其れはすまん」

白龍「何かありました?」

蓮「それも踏まえて話するから帰ろう」

紅覇「そうだね」



教室を出た4人はリン達と出くわした


リン「…あっ,蓮」

蓮「……リン・ヤオ(小声)」

エド「留学生の蓮じゃん!!」

蓮「どうも」

蓮「舞龍…トイレ行ってくる此処は頼んだ(小声)」

舞龍「はい(小声)」

エド「おい!?ちょっと待てって」

舞龍「貴様如きが若様に気安く近づくな」

エド「はぁ?若様?」

蓮「舞龍,癖が出てるよ」

舞龍「……あっ,蓮さん…すみません」

蓮「良いよ,んじゃ3人共任したよ」

エド「あっ,……行っちまった」

舞龍「貴様,今すぐ消え失せろ」

舞龍「言っておくが詮索するのはよせ」

舞龍「お前らの身の為だ」

アル「どういうこと?」

紅覇「そういうのを詮索するなって言ってるんだよ」

リン「普通科の子がなんで此処に?」

白龍「貴方に答える義理はない」

ランファン「貴様,若に対する無礼は許さんぞ!!」

紅覇「君こそ無礼極まりないんじゃない?」

紅覇「一応俺らも皇子ですけど……家臣がその態度ってどういう事?」

白龍「信じられませんね」


グリード「何やってるんだ,お前ら」

エド「グリード!!」

白龍「……軍人が何か御用で?」

グリード「いや〜,揉めてるように見えたんでな」

白龍「そうですか」

蓮「お待たせ…ってどうしたんだこの雰囲気は?」

グリード「少し揉めてたんだよ」

蓮「嗚呼そういうこと」

蓮「舞龍,帰ろう」

蓮「皆も」

蓮「立ち話もなんだし俺らが泊まってる宿に来て」

蓮「軍人の皆さんもね」


宿


蓮「宿だから,もうさん付けしなくていいよ,3人共」

蓮「君達なら正体を明かしても良さそうだし」

エド「正体を明かす?」

アル「どういう事?」

蓮「はじめまして高華国100代目皇帝の道蓮だ」

エド「100代目皇帝!?!?」

アル「東の大陸で最も強い国の皇帝!?!?」

蓮「そだよ」

舞龍「蓮様,何かございましたらお呼び下さい」

蓮「分かった,舞龍」

アル「あの子は?」

蓮「舞龍は俺の専属護衛兼世話係なんだ」

エド「世話係…ねぇ」

蓮「まぁ,普段は舞龍の目をすり抜けて城下町で行ってるんだけどね」

エド「護衛の意味ねぇじゃねぇか!!」

グリード「それにしても何してんだ?」

蓮「ベッド下に盗聴器仕掛けられてるから取ってるの」

リン「盗聴器!?」

蓮「良くあるのよ,敵対する国の刺客にね」


ロイ「平気なのか!?」

蓮「平気平気,今頃舞龍が叩き潰してると思うし」

リザ「凄いわね」

蓮「……あっ,お茶だすわ」

蓮「緑茶で良い?」

リザ「緑茶?」

蓮「緑色のお茶,少し苦いの」

ロイ「構わないよ」

蓮「んじゃ待ってて」



蓮「はい,どうぞ」

エド「本当に緑色だ」

蓮「ふふ」

蓮「……ッ!?!?……紅覇,外に2人いるから殺ってきて」

紅覇「了解」


挿絵(By みてみん)


蓮「………よし,俺も行くか」

エド「黒装束着るのか?」

蓮「おう,安心しろ…こう見えて暗殺稼業を生業もしている暗殺一家の当主だ,殺すなんて朝飯前よ」

エド「暗殺!?」

蓮「怖いなら耳塞いでな」

舞龍「蓮様」

蓮「どうした」

舞龍「標的は北北西に進路を変えました」

蓮「丁度いい,そのまま北西のヨスサファンって言う湖に誘導するぞ…その後俺が仕留める」

舞龍「御意」

蓮「ウチの国全体が暗殺国家なんだ」

蓮「俺をはじめとした沢山の暗殺者達がこの国を守り,他国と交流・護衛・同盟をしてるんだ」

蓮「実際に6年前死角をつかれて殺されそうになったこの国の大総統を護衛し守ったのはこの俺だぜ」

ロイ「大総統を!?」

蓮「そうよ……さぁ,お喋りはおしまい」

蓮「行ってくる」



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