002.新たな生活
こうして終は、ニコニコしながらまるで不審者のごとく電柱が小刻みに光る夜道を歩いて帰った
「よし、ゲームの続き、続きぃ」
ゲームができる喜びで気持ちが舞い上がり、一目散に部屋に駆け戻った。
部屋に戻ると、ふと1件のメッセージが来ていることに気が付いた。
「ん?何だろう?普段こおいうの来ないからちょっと楽しみだなぁ」
そう思い、終は何かを期待するかのようにメッセージを開いた。
するとそこに記載されていた内容は、「 」
「え?何も書かれてない?な、なんだこれ?なんかのいたずらかなにかか?」
少し考えると、
こちとら
「残念だったな。此方人等こんないたずらに付き合っているほど暇じゃないんでね」
そういうと終はメッセージを削除しようとマウスを動かした。
その時っ
バチッ
凄まじい音と共に一斉に画面が真っ暗になった
「なっ、なんだぁ?、、、おい!!これ高かったんだぞ!!」
皆こう思っただろう。「誰に言ってんの?」と
しばらくすると今度は3枚ある中の、真ん中の画面に炎が灯された。
またしばらくすると今度は薄っすらと文字が浮かび上がってきた。
浮かび上がってきた文字は「GAME OVER」
「えっ?げ、ゲーム、オーバー?!えっなに?!お、おれ死ぬの?!それとももう死んだ?!」
さすがに焦りを隠しきれない終にさらなる追い打ちが終を、襲う。
キュィ~~ン シュパ~ン
気色悪い音と共に現れたのは、魔法陣だった。
「えっ?なに?!今度は魔法陣?!まじ、カッケェ、、、、そうじゃくて、え?なにこれ?ちゃんと落ちんの?ゲーーキオチーールくん使っても落ちなかったらどうしよう、、ママに、、怒られる、、」
汚れ(魔法陣)の心配をしながらも、魔法陣に見とれていると、
「んっ、な、なんだぁ゛?あ、辺り一辺が真っ白に、う、う、うぁ゛~~ああああああああ!」
辺り一辺が真っ白に光り、その光と共に終は消えた。
2029年7月12日午前2時43分。
俺は、姿を、、日本から、姿を、消した、。
「んっ、こ、ここは、どこだ?」
突如背後から聞こえる声に終はビビった
「目が覚めましたか」
「うわっ、って、お、おっさんだれだ?」