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幻想の現実≠東方空界霊  作者: 幻将 彼
第壱章「青年は座って、夏を考えた。」――白昼夢異変
8/57

第伍話 染まりし黒に、白一つ~spell card rule~

スペルカード戦が始まります。

然し作者、原作プレイは余りと言うか、win版4作目しか触れた事が無い……永夜抄って4作品目だっけ? 4が大好きな陽月さくらの生みの親の作品、徳とご覧在れ。


【粗筋】



「ヒツキ!! お前に弾幕ごっこでの決闘を所望する! 強いって処を証明してやるぜ!!!!」

「弾幕ごっこぉ~? 俺が?」

 

幻想郷に来て「突如と…」なんて事は少なくない。


幻覚の地、多分魔女の聖地、きっとキノコの生産地、絶対常人SAN値ピンチの

“魔法の森”へと足を運んだ青年ヒは、幼怪を連れて気紛れに探し始めた魔女を発見し、どう言うきっかけか行動を共にする…

 然しそのきっかけが事を起こしたみたいで、食材採集中(主にキノコ)に青年ヒは、またもや唐突として弾幕ごっこと言う幻想郷ならではの勝負を申し込まれてしまう……(↑『突如じゃないんかい!』ツッコミ待機)

 さてヒ……この勝負、申し受けるか否か……次回、


『ヒ、死す』

 お苦しみに…


【終了】

粗筋なのか予告なのかはっきりせい……と言った脳内劇場。


死ぬんだって俺……イェイ。



【解説】

 “弾幕ごっこ”

または“スペルカードルール”と呼び、幻想郷として起こる揉め事は大抵この方法で決めて、勝っても負けても恨みっこ無しで終結する…まぁ至って平和的な決闘。

その至って平和的な点を取り上げるとするならば……

・幻想郷では、人妖問わず誰かが執りとして始める“異変”が度々起こるが、その不始末は人妖問わず、誰かが解決に向かう。

・と言えるのも、カードを使うに当たっては人も妖も対等に対闘出来て、異変騒動→解決までは修羅の道宛ら凡そ誰でも可能なのである。

異変解決者(いどむがわ)は相手の策略に負けても再戦が出来、異変首謀者(むかえるがわ)は負ければそれで潔く引き下がる。最早シナリオが出来ている様なものだ。

・運が良ければ死ぬなんてことは殆どない。詰まりは当たり所が悪ければ死ぬ訳なのだが…

※火力魔女こと“霧雨魔理沙”の使う十八番スペカ「マスタースパーク」は、お陀仏確実キャノン砲と言う事は伏せて置くとして…

 


…と、以上の通りで平和っちゃあ平和なんです……着いて来ているだろうか?


スペカの発行方法とは、何らかの紙のような物に技名とその意味を込めた技の形状を契約書みたく記載して、それで完成すると言う。


勝敗は、相手の体力が尽きるかスペカが尽きるかである。

余力有ってもカードが無ければ勝ち目無しって言った処らしく…


スペカの枚数は任意で、決闘前には使用回数の提示……技を使う時には「カード宣言」が必要なのである。

美しさとやらにも拘りが有るようで、この“弾幕ごっこ”のスローガンは

『心・技・体に美を(かざ)して、皆で平たく遊びましょう。 製作:幻想移住のマッドヘッダー』


これが“弾幕ごっこ”または“スペルカードルール”の醍醐味。

技量に美を現し、その技を攻略出来るかの体力勝負。

無闇に当てるってのも美に反し、避けることに置いてもその繊細さを保てるかの精神力勝負。

隔離世界“幻想郷”ならではの、幻想的な良く出来た決闘だ。


  

…で? それを俺が行うと…? 美しさとは何ぞや? それって食べられるの?

その様な高貴なモノがグレイ・ボーイの俺に備わっている訳無かろうにマカロニ。

マカロニは茹でて食べられるよね。


果てさて何もかもが素人の俺について…魔理沙は俺から聞いた能力に対して一つ提案した。

「お前のその“文房器”から何か弾みたいな武器は無いのか?」

「消しゴムの形をした『混沌本記術解除異物』“消す物(ラヴ・アウト)”なら、丸くて小さい正に弾みたいだが……これは人や物にぶつけるとカッターブレイドと同様、対象を紙状態にして〈消す〉ことになるのだが……」

「それを細やかな弾として出せるか?」

「“設定”も施して、ある程度この弾幕ごっこ用に改造することも可能だが……」

「出来るならそれで攻撃して私のスペカを攻略してみな!」


優しくも“弾幕ごっこ”についてご教授してくれた後、捨て台詞を吐いて魔理沙は箒で空中へと乗り出し『カード宣言』をした。

「カード宣言! 魔符「スターダストレヴァリエ」!」

言った傍から、取り出したカードから星形の弾幕が放出され辺りを囲んだ。

「へぇ…これが弾幕か…」

強さの証明と宣戦布告した割には、説明(ルール)通り本当に精神力(うつくしさ)を試すような緩い弾の流れ。

“遊び”と言うのにも“ごっこ”と言うのにも彼女曰く『殺し合いの柔和』なのだから納得したようだったが……しかし、威力は絶大だった。

威力……それは弾幕の一つ一つ。


『消失の右手“施無畏の手”』で止め掛かった処、手では受けきれず……

と言うより、この手もまた止め方と止める対象が一つだけで、動力は止めたモノの弾幕の本来の質量までは止めることは出来ず、また他の弾幕が次々と流れ、それらは伸ばした腕を貫通して行き、大きな損傷を与えた。

痛みは感じずとも、神経を伝わらせても動かせないのが何よりもの証拠……弾幕の殆どが“魔”的何かを帯びた光の粒子の様だった。

但し、その負傷してまで止めた星形の弾幕に関しては、食事可能と、空飛ぶ魔女さんのようにお優しい弾幕さんだった。

「コラ! 人の弾幕を月の奴ン時みたく(かじ)るなぁ!」

「食った奴他にも居るんかい」

そんな勇者がいらっしゃったとは、是非とも拝みたいモノだ…月に居ると言ったな。

この際だから月に誰かが住んでいるどうこうツッコミはしないが、それよりも弔ってくれる奴が居るかは未明な事に、俺自身が拝まれそうな状況下だった。

現状魔理沙は(うえ)から弾幕を降らしていた。


回避しつつ、生き残っていた“与願の左手”で負傷した右腕を治し、魔理沙の一案を鵜呑みにすることにした。

左右両々には、光の粒子みたいな威力小規模の弾幕を連射させる「“消す物”オプション」を二つ。

手動(メイン)弾幕としては、全てを創り描く“異器(いき)

西洋の売れなかった作家たちの怨念…「文房器」の一つ、

シャープペン形状の武器『黒の一線を画す筆♯(アンサード・ペン・シャープ)』の芯を小刻みに放出するモノを揃えて決闘に挑む。

これらが何の効果を表すのかと言うと……それっぽくダメージを与えることが出来るって位だ。

文房具の使用消費量(魔力的な、も含む)は欠片ほどだが、美しさの欠片は微塵も無い様な、正に無様な装備だった。

しかし、そうも言ってはいられなかった。

元より不本意で不用意に申し込まれた決闘なのだから、対処しようにも……

人間っぽくない処がちょくちょく有る為、別段対処し切れないことは無かった。

なら何故言った? 何でもいい。

生き延びるか死に逝くかは、運命次第なのだから……

喧嘩や勝負ごとにおいて実力派ではない俺にとっては十分お似合いの賭け(ゲーム)だった。美しさも、スペルカードも必要なく……

増幅と消失の手を持っている中で、俺は自分の曖昧さを悉く受容していた。

「へぇ~…避けるの上手いじゃん」

弾幕の嵐の中で彼女は、己が放つスペカの翻弄されない……ことが“設定”の俺に嫌味を飛ばしてきた。

「お褒めに預かり光栄です」

「嫌味だって事解らない?」

「だから光栄。マイナスなことがプラスな奴っているだろ? 俺はそいつの精神論を尊重しているだけだよ…」

「ヒネクレ者が良くもまぁ捻くれた事を……」

 捻くれ者……?

「へぇ。俺が『ヒネクレ者』…変な話だな?」

「話が出来るからヒネクレ者なんだろ?」

「さあね。俺は混沌本より生まれし人間未満の存在。心は無く、在るのは気紛れと生死を選べる思考のみ……。会話成立は、言わば言葉一つ一つをAI処理で返答が出来たヒューマノイドみたいな成立だよ」

「またワケ解んないことを……」

「お前もそのワケ解んない決闘を持ち込んだ主催者だろ?」

「ああ。そのワケ解んない決闘でお前をぶっ飛ばしてやる! 恋符「ノンディレクショナルレーザー」!!」

いつの間にやら第一の弾幕を攻略していたようで……第二の弾幕へ移行する。

このペースで数回あるって言うのは、正に精神を鍛える戦いだな……

まぁ俺の場合、気にも咎め無ければ精神論は魔理沙みたくぶっ飛ばすことは出来るのだが。


してこのスペルカード。

四方八方にレーザーが放出されイージーモードかと思いきや、再び星の弾幕大小均等の数で放たれ回避がハードモードになる。

イージー、ハードと言えるのはそれが一般論だと想われるからであり、実際スラスラと避けている。

彼女が避けるの上手いじゃんと言った事に関しては強ちマチガイ無い嫌味だったと言う嫌味。


長い時間が過ぎ、二枚目も呆気無く攻略した。

然し魔理沙。

二枚目が攻略されてご不満……と言うワケではなく、何か別の理由で不満を抱えていた。

「…ヒツキ。お前からかっているのか?」

「ん? スペカも出さずに何だ? もう在庫切れか? なら終わりにしようぜ?」

「質問を質問で返すな…私の意見をちゃんと聞け」

「お前も殺人鬼か」

「はあ? 何言ってんだお前…」

何軽々と口に出しているんだ俺……

その前に自分の“設定”を単調にも語った気がする…

何かまた解らない何かが動いているのかも知れない……気を付けた方がいいか……?

魔理沙は文句を垂れた事を置いて、『俺がからかっている』と言う理由を話す。

「お前私のスペカを回避しておきながら一回も私に攻撃して来ないじゃないか? 何だよ…強者の余裕かそれは? おちょくるのもいい加減にしろよな!」

「強者じゃねぇよ俺は……さっきも言っただろ? ただの虎皮を借りている狐だとよ。……この力全て、元より所持者自体がニセモノだ。ニセモノを強者呼ばわりするのはホンモノの強者に失礼ってヤツだろ?」

「ホンモノで有れニセモノで有れ強者には変わりないだろ? お前は私を弱者と認めろと馬鹿にするなら、私はお前を強者と認めろと僻んで言うぜ!」

彼女の要点は『自信を持て』と言う事か? 是が非でも、正に非でしかない話だ……

「もう一度言うが俺は無情だ。人と会話は出来ても俺自身に心から会話しているなんてことは絶対にない……ロボットだ」

「そうかもしれないな…」

「解ってくれたならいい」

「なら私ももう一度言わせて貰うが、何で攻撃して来ない? 私は攻撃して来いと言った筈だが、お前の言う無情だからか? 武器は実装しておきながら攻撃して来ないなんて、ただ馬鹿にしているとしか見えない……もしくは何か気を使っているのかって情け有る行動にも見えるぜ?」

「気紛れを情けと読む魔理沙の思考も大概だよ……ただ俺はこう言う思考(かんがえ)に至っただけだ。魔理沙は俺がムカつくからって理由で決闘を申し込んだ。だが俺自身魔理沙と決闘する理由がない。強制で有ったし。だから攻撃しないってシンプルな思考だよ」

「元凶は私に対するお前の発言だろ?」

「なら若しあの時、魔理沙が『弾幕ごっこをしろ』と言うのではなく『一発殴らせろ』と言ったらそれで丸く解決していたかもしれない……」

「何だ? じゃあ殴らせてくれるのか?」

「まさか……俺の手に殴っても記録に増減が偏るから適確な評価が出せないし……腕じゃなくても腹とか顔面とか……ってのは却下だ、思考的に」

「それはよかった。私は殴るより魔法(こっち)専門なんでね……弾幕は火力だからこっちで実力発揮した方が気分最高だぜ!」

「なら早く次のスペカ来いよ。全部避けてやるから……」

「なら私は全力で当ててやるよ……私の火力で私に弱いって言った事を反省しな!」



時は夕刻を過ぎそうな程、橙色が空に掛かり欠けていた。

いつまで続くのだろうか、この弾幕ごっこ……俺には一応生き延びて博麗神社に行く約束が有るのだが…………約束……

「隙有りだ!」


バババン!


と夕方に差し掛かりそうな昼方に久方のオノマトペ。

俺にしては、らしくない隙を作って終った様だ。

魔女曰くの『ミニ八卦炉』から小さくて速い星の弾幕が三、四つ…全て胴体を貫通し、後方に倒された。

「寝込んでいる暇はないぜ!」

魔理沙の言う通り寝込んでいる暇は与えてくれず、スペルカード魔符「ミルキーウェイ」は俺を躊躇なく襲い掛かった。

無数の星たちは、魔理沙ソノモノのようだった。

遍く空を魔理沙は星と言う星で彩り、ある時には流星のように瞬く弾幕も存在し、空と星の支配者と言わんばかりの、スペルカードで見られる星の数だった。

「どうしたヒツキ? 避けるペースが段々堕ちて来ているぜ?」

痛感していないが、足に負担がかかってきたようだ……無心の(インプテンス・)歩行者(ウォーカー)、このタイミングにて万事休す。

「よしこれで最後だ! 速さでトドメと実力をさすぜ!」

遂にラストスペルカードとなったようだ……カード宣言をする。

「彗星「ブレイジングスター」!」

そのスペルカードは、魔理沙の十八番『マスタースパーク』を身に纏ったように、突進してくる技。

流れ行く先に、これ以上と無い程……いや、以上であるが故にお見かけして来た星の弾幕を散らして、再び突進に移行する……そのエンドレスが、彗星「ブレイジングスター」だった。

「さあ、私のラストスペル……避け切れるか? ヒツキ!」


ピンポンパンポ~…ン……

皆さん、ここで私は一つ、気になったことが有ります。

こんなくだらない事気にして口にすべきでは無いのですが、知らないことは知りたいと想うのが人間の――と屁理屈を掲げる性分ですので、彼女にも伝え申しあげたいと想います。

何より彼女に関する事……空を飛んでいて、彗星の如くぶっ飛んでその過ぎ行く光景を眺めて……さっきから如何にも気になっていたんです。

何故でしょうね…こんななこと、言うべきでは無い筈なのに……

「これで…終わりだあああああ!!!!!」

今回に限って本気を出して……

「『与願の施無畏』。増幅された施無畏の力は、無限の消失を生む……」


パシュウ~…


右手の甲に左手を翳し、右手には〈複数〉の消失の力が現れ、ラストスペル「ブレイジングスター」の威力、継続力、質力、魔力を、空気を伝って掻き消した。

増幅消失の力によれば空雛の使命も容易く達せれるが、力の数を指の数で…定まった思考で選べるのが世界規模で運の月と言えることか……

拳を握らなければ伝染して制御が出来ないなんて設定で良かったねって、誰かに言える話。

「くそ~卑怯だぞ! 全く弾幕ごっこじゃない能力使いやがって!!」

瞬間スペルの煌めきが消え去り戸惑いつつも体勢を立て直して、木と同じ高さに浮上してイエローカードを宣告する魔理沙。

「俺にはスペルカードが無いんだ……当然のハンデだろ?」

「その為のオプション(ラブ・アウト)だろ!? 始めから撃って掛かって来ればよかったんだ!」

「そのオプションを使う為の理由が無いからこうして今まで夜に当たりそうな時間になるまで避けていたんだ」

「なら今のスペルに関して何で力を使った? 最後って聞いたからか? これで終わりならさっさと終わらせればそれでよしって……ムカつくような強者のやり方だな!」

「そんなやり方初めて聞いたが……」

俺はやっとこさ、魔理沙に言いたかったことを、何食わぬ顔で尋ねる。





「お前のその下着……………………何?」





今日も今日とて 然し乍 今日が初来日の幻想郷

季節は夏 気候は猛暑の大晴天

雲は流れても日までは遮らず 大地はジリジリと陽炎を見せて 朝から夕方にかけて暑さを物語るその熱気

守髪神(もりがみ)なんて代物有れど 守ってくれるは見知らぬ敵からの一発襲撃のみ の様

一般人でも守髪神憑きでも 感じる暑さはいざ不快

『無情だから…』は無視されて そして時刻は夕日の盛り

まだまだ暑さは残っていれど 近づく夜風は期待の褒美

その風 熱帯地域に過ぎず きっと夜風は生温い扇風機

何を詠みたい陽月さくら? 己が言葉の返しには 夕焼けの様 赤い顔した白黒の魔女…

ゆっくり降り立ち箒での浮上よりスカート抑えて睨む姿は 何も感じぬが無情の神髄

無知の下着に

(ああそう言えば俺、魔理沙の衣装チェックで魔力検索していたのに何でそれ行わなかったんだろう……)と 想った傍からマチガイ気付き いつもの己にクイアラタメヨ。


嗚呼 またマチガエタ…………


ヒツキ

「この下着はドロワーって言うんだけどなぁ……」

「へぇ…ドロワーって言うんだ。初めて知った」

「私も初めて言ったよ……自分の下着の名前ヲ教えるなんてなァ~……」

その声は震えていた。

彼女もまた巫女さんの友人だけあって、ロックンロールが耐えないのだろうか……処でロックンロールって何?

「人が真剣に決闘をしている最中に! 下着を覗き込むなああああ!!!!」

 カード宣言をせず、叫ぶと同時に八卦炉を前に翳しマスパ発射。

空かさず『施無畏×与願の右腕』で防御し、巨砲(マスパ)消失。

「うわぁっ!」

巨砲の消失は突然の出来事で、その反動に耐え切れず魔理沙は体勢を崩した。


「「……………」」


何動いているのだろうか……基、何考えているのだろうか……実に紳士的行動かだろうが、転びそうな処を左腕でカバーして終った……またもや、だ。

「また間一髪。……これでお前に弱いって言ったことを詫びるって言うのは筋違いか?」

「大筋違いだ!! この耳から心知らず!!!」

 デッショウネ。ハハ~……耳から?

「………ありがとう、助けてくれて……空雛の分も含めて……礼を言うよ……私が最初から感謝しておけば良かったんだよな……ゴメン…」

幻想郷に来て「突如と…」なんてことは少なくない……

その時の俺は確か無情であり無表情であり無意識であり無性であり無口であり無我であり無関心であり……

兎に角『無』が付く状態のシックネス・シンドロームだったのかも知れない……

「お前って……(弾幕ごっこの時は勇ましく男みたいだったり、素直になって恥じらう姿を見せて、その時の仕草が女みたいだったり…所謂ボーイッシュスポーツ系女子のツンデレタイプみたいな感じかな? それを男子諸君が総合的に評価したなら)……カワイイよな」

さてこのモノローグは今か未来か過去か前世か……

先の発言は〈陽月さくらのマチガイシリーズ〉最大級のマチガイだったのかも知れない……

『知れないこと』は『知る気が無い』とも、言い換えられたし。

「……か、か、か…かわいくなんか無いンだじぇ!!!//////」



特に何故その答えに至ったのかは解らないけど、頑張って週末投稿を目指したいと思います、じゃあまた明日。

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