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コウコウノキミ   作者: T.N
1/7

「もう、好きじゃない。」


その言葉で目が覚める。

毎日という訳ではないが、

気持ちが落ち込んだ日の夜は

大抵この夢が僕を迎えてくれる。


4~5年経ったと思う。

それでも僕にとって君は、

まだ特別の枠からはみ出しそうもない。

君にとっての僕は、

当時ならば特別であったと自負している。

じゃあ、今はどうなのだろうか。


社会人になって、

僕は地元から東京へ出てきた。

お上りである。

右も左も分からず、

ラッシュに巻き込まれながら忙しい1ヶ月が過ぎた。

自分が社会人になったことに自分が1番実感を持てていない。

人の群れが流れている現実から目を背けたくて、上を見る。

皆の言う「空が狭い」という表現に納得がいった。


ただ、今は、

社会人になる前の僕を思い出したい。

寝覚めの悪い夢の原因。

僕の最初かつ最新の恋の話。

いわゆる「コイバナ」である。


始まりは高校一年生の時だ。

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