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勇気と普通とイケメンと  作者: 風華
勇気の章
2/7

1話 日本での日常

今日もいつもと変わらない朝。いつもと同じようにオレこと橘勇気と親友2人で学校に向かう。

「今日も学校かーまあ、××さんに会えるからいいけどもね」

そんなことを言っていると親友の勇也が話しかけてくる。

「勇気は本当に××さん好きだなー正直オレたちにはあいつのどこがいいのかわからないわー」

「は?普通に可愛いだろ!」

××さんの魅力を聞かせたはずの勇也はそんなことを言う。

(おかしいな…××さんの魅力は語ったはずなんだが…)

「「勇気は1度眼科に行くべき」」

可愛いと反論していると勇也ともう1人の親友の勇太がひどいことを言い出す。

「ちょ、おまえら殴るぞ、ゴラ」

怒ったオレから逃げ出す勇也と勇太。

オレたちは幼稚園からずっと一緒で高校も一緒になった。全員に勇が入っていることもあり「3勇」と一括りにされる。××さんの魅力を語ってもわからないあいつらと一括りにされるのはちょっと気にくわないが。

××さんとはオレの好きな人。高校に入って同じクラスで、仲良くしてる内に気がついたら好きになってたパターン。確かに好きになる前はそんな可愛いなーとは思ってなかったけど、でも仕草が可愛かったり、話し方とか全部可愛いんだぞ!

………………………………………………まあ、そのぶっちゃけると世間一般での可愛いの部類ではない。男子たちには、「後ろ姿は可愛いけど前見た瞬間のあの残念さ」「こけしやん」などなどと言われてる。好きになったから可愛く見えてる自覚はある。まあ、見た目で好きになったわけではなく、性格に惚れてるから別にいいけどね!?

「あ、橘君だ。おはよう!朝から3人仲良しだねぇ」

××さんのことを考えながら親友2人を殴ってるとちょうど通りかかったのか××さんが駆け寄って来た。

「え、あ、はい。おはよう、××さん!これが仲良く見える?」

「見えるよー?」

と小首を傾げながら言ってくる

(ああ、今日も可愛いなー)

「ところで今日はまたなんでそんなことしてるの?」

「え!?いやーなんでもないっすよ?ちょっとムカついたから殴ってる的な?」

良い言い訳が思いつかず適当な返事をしていると

「いや、××さんの話をいったい!」

余計なことを言いかけたので勇也を殴っておく。

「よくわかんないけどいっか。あんまりいじめたらダメだよ?私日直だから行くね、また教室で!」

そう言って××さんは走っていった。

「××さんと話せた…今日も頑張るぞー!」


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