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躁鬱の話②

前回は鬱の話がメインだったので、今回は躁の話を。

続けて病気ネタですみません。


躁にも色々症状があるが、共通するのは『万能感』だろうか。

なんでもできる、なんとかなる、と言う気持ちが異様に強くなる。

鬱期なら躁が治まっているかと言うとそうでもない。

1日の中で波が非常に激しいのである。


私の場合は、やたら金遣いが荒くなり、イライラ、ソワソワが酷くなる。


現金はあまり手元に置かないようにしている(と言うかそもそもお金がない)が、ネット通販等でカード決済してしまうのだ。

でもなんとかなると思い込んでいる。

手元のお金が減っていないから、余計危機感がない。

幸い、まだ借金はないが、毎月赤字である。

しかも、自分の為の物を買う訳ではない。

家族や友人などに大盤振る舞いしているのである。

私の手元には請求書だけが残る。


『万能感』とイライラ、ソワソワは関係無いように思われるかもしれないが、底辺で繋がっている。

何しろ私はなんでもできる気でいる訳である。

ところが、本当は既にキャパオーバーなのだ。

加えて、当然、私の回りの人間はそれぞれのペースで生活している。

自分はいっぱいいっぱい、回りはスローペースに見える。

そりゃイライラもソワソワもしてくる。


これらの症状のあと、ガクッと落ちる。

どうしよう、またお金遣っちゃった....明日から生活していけない.....。

しかも予定していた物事は悉く上手くいかない...。

鬱突入である。

1日の間にこの落差を味わう日もあれば、躁が強くて数日後に激しく落ち込むこともある。

振り回されて疲れてしまう。


完全に躁の間は文章は書けない。

読むこともできない。

集中力が欠如するからである。


逆に、完全に鬱のときは比較的書きやすい。

頭のなかを色んなことが渦巻いているから、その一部でも吐き出せば少し楽になるし、書き上げれば達成感も得られる。


私は鬱のほうが強いからこの程度ですんでいるが、躁が激しいと借金まみれになったり、できもしない事業に手を出そうとして痛い目にあったりと、なかなか被害が大きくなる。

何より、人との縁が切れてしまう。

回りを巻き込むからだ。

だから私も、躁が強く出始めたらなるべく人と関わらないようにしている。

数少ない友人に迷惑をかけてはいけない。

そういうときはひたすら1人でイライラソワソワして過ごす。

そのうち鬱期がやってくるから、あまり神経質にならないよう自分に言い聞かせながら。


もちろん、波の狭間にフラットな期間もある。

今は短い間ではあるけれど。

その期間が長くなり、気分の高揚や落ち込みの波が穏やかになったら、ごく当たり前の生活が送れる。

薬で波を抑えて社会で活躍されている方だってもちろんいる。

症状の出方も、その程度も人それぞれだ。

そして、誰でも懸かり得る病でもある。


まず、ストレスを溜めないことだ。

それから、規則正しい生活をすること。

休みの日に1日パジャマで過ごすのはよろしくない。

精神科に入院すると、朝起きたらまず着替えるよう指導される。

昼間は活動する時間だと体に覚えさせるために。

日光を浴びるのもいい。

セロトニンが上手く活躍してくれる。


そうは言っても、ストレスは溜まるし休めるときはダラダラ休みたい。

今、限界を感じておられる方もいらっしゃるだろう。

まずは内科で健康診断を受けてみてはいかがだろうか。

不調の原因が体にあるかもしれない。

それでも原因が見つからず、不調が2週間以上続き、日常生活に支障が出るようならば、心療内科や精神科を受診することをお薦めする。

こじらせて自殺するよりずっといい。


病院選びのコツは、私の経験上、薬の処方の仕方にあるように思う。

受診した病院で、何種類、時には何十種類の薬を処方されるようなら、ちょっと疑ったほうがいい。

私の主治医は、ちょいちょい薬の整理をしてくれる。

ちなみに、今は少々具合が悪いので、眠剤も含めて8種類の薬を処方されている。

調子が良くなれば減薬し、悪くなれば増薬する。

増やしていくばかりで、一向に減薬しない医者は要注意だ。

この患者にどの薬が効いているのか、診断できない医者である可能性が高い。


今日は躁鬱混合した1日だった。

今、反省会の真っ最中で頭のなかがグルグルしている。

昨日今日はこんな感じが続いていて、眠剤を増やしてもらっているのに眠れないのでこの文章を書いている。

夜、グルグルして眠れず、昼頃力尽きて眠りこけ、また夜眠れない。

悪循環。

朝スッキリ目覚めないと1日どんよりとした気持ちで、結局何もできないまま終わってしまう。

不眠症は症状を悪化させるので、今日は1日眠らず、夜寝て朝起きる生活に戻す努力をしてみるつもりでいる。


さて、そろそろ夜明けだ。

眠らないためには無理矢理でも活動しなければ。

とりあえず、もう一度最初から反省会を繰り返してみよう。

そうしていれば眠れないことは間違いない。





って、だから治らないのか.....?





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