4 メシと従者と氷漬け
「では、どうぞ。」
「・・・。」
「勇者様?」
「っ、はい。」
やべぇー(汗、食事豪華過ぎワロタwww、なにこれ、まじなにこれ?なんかの肉っ丸焼きが置いてあるし取り放題っすか、やべえー。
パクッ。
うめぇぇぇ。」
「ゆっ勇者どの・・・?」
やべえよ声でてたよ、とりあえずごまかさないと、
「?どうかされましたか?」
「いっいえ、なんでもありません?」
よし、なんとかなった、やばいな、この世界の飯が美味すぎる。
パクパクパク、手がとまらねー、
「ごちそうさまでした!」
「・・・。」
やばい、食い過ぎた机の上にあったの半分くらい食ってしまった・・・、まぁ、いいか、とりあえず次は力の測定だっけか?
「次は力の測定でしたか?」
「はっはい、ところでお仲間はどちらに?」
「あぁ、今呼びます、『アイテムボックス』」
よし、開けた、えーと、あった『封印された従者 1〜3』、タッチっと、
『 封印を解きますか? Yes. No. 』
もちろん、『Yes.』っと。
ピカァーッ!、辺りに光が瞬いて、3人の少女が出てくる、
「もう!ノーラ呼ぶの遅いわよ!」
「まぁまぁ、落ち着きなさいよ。」
「お久しぶりですー。」
「ひさしぶりー皆ー。」
でてきた3人はそれぞれ、セクメト・獣人、ヴィシュヌ・エルフ、ヘスティア・ドワーフ、だ、それぞれ適当に神の名前からとっている、セクメトは明るい性格で、ヴィシュヌは冷静沈着、ヘスティアは落ち着いているけど幼い感じである、ちなみに全員Lv999で、近接戦闘・魔法戦闘・生産特化、というふうになっている、
「そちらの方々がお仲間ですか・・・?」
「えぇ、獣人のセクメト、エルフのヴィヌシュ、ドワーフのヘスティアだよ、そういえば私も名乗ってなかったね、勇者のノーラだよ。」
勇者で魂食いと言おうと思ったけど面倒なので止めておいた、
「獣人だと!追い出すべきです王!」
貴族の偉そうなのが飛び出して来た、
「黙れ!勇者様のお仲間だぞ!!」
「ッ!ですが!あの野蛮な獣人族で「『フレイム』」ッ!グァァァァァ!!」
あまりにもうるさいので『フレイム』で燃やしてしまった。
「獣人って差別されてるんですか?」
「獣.....じ....ン...ナん..て!」
「うるさい『コキュートス』」
うるさかったので氷漬けにした、仲間に対してなんか言って来たのでこんなもんだろ、
「それで?」
「はっはい、獣人族は今差別の対象にされています。」
「そっかーじゃあもういいや、魔族の襲撃頑張って耐えてね、『フライ』、皆行こー」
「うん、ありがとノーラ。」
「はやくいきましょ。」
「わかりましたぁー。」
「まっ待て。」
「うるさいよ、・・・そうだな、『正しき理解を持つものに加護を』、じゃあね。」
獣人に対して理解し、差別しない人族に少しの加護を与える魔術を唱えておいた、これで問題もないだろう、ちなみに『フライ』は空を飛ぶ魔術だ、さっきのは4人を対象にしたので窓から飛んでいく。
「しかし、王の前で勇者の仲間を弾圧とかふざけてるね。」
「もう、ノーラはちょっとやり過ぎなんですって。」
「そうですよ、もうちょっと冷静に。」
「でも、かっこよかったよー。」
「うぅ、ヘスティアしか褒めてくれないー」
「え?ほめてはないよ?」
「グハァッ!」
「だいじょーぶですかぁー?」
「だいじょーぶでしょ。」