雨の日
雨の日はちょっと楽しみ
だって、好きな人に逢えるんだもん!
そう。好きな人に……
昔は雨は嫌いだった。だって、じめじめしてるし、外で遊べないしさ。
でもあの子が好きだって言ったから好きになったでも、あの子もきっと好きじゃなかったんだろう。
最初、公園の丘の上で彼女に逢ったとき言ってたもん。
「雨の日はお母さんに逢えるんだ」
どういう意味? って聞いたら静かに笑って言った。
「雨の日にお母さんは逝っちゃったから、きっと雨の日はお母さんが私のところに来るんだよ」
ちょっとビックリした。変なことを聞いたと謝ったら、別に平気よ。って言って笑ってた。
ある雨の日。いつもの場所に行った。いつもより軽い足取りで。
決めてたんだ! 今日、あの子にこの気持ちを伝えようって。
いつもの雨に濡れた丘の上。でも、いつもの様にあの子は居なかった。
なんで? 居なかったの?
暫くして分かったこと何だけど、
あの子は余命3ヶ月の重い病気にかかってて、その責任感からあの子のお母さんは自殺したんだって。
そして、宣告から4ヶ月が経ったあの雨の日。
あの子の雨は晴れた。でもね、その代償はあまりにも大きすぎた。
未だに後悔してる。
どうして言わなかったのかって。
僕もあの空に向かって飛んだら僕の心も、僕の思いも、全部晴れるかな?
今日、僕は……
「雨しかないこの空を晴らしに行きました」
こんにちは。
妹明と申します。
この作品は友達が呪怨を見てる間に暇つぶしで最初書き出したので随分適当です(汗
内容もまとまっていませんが如何だったでしょうか?
感想、意見などございましたら是非!書いていって下さい!!
最初に。
この度は本作を読んでいただき誠にありがとう御座いました。
次回も楽しみにしてただければ幸いです。