ベールドラインの彼方まで 〜ガチャから始まる、不具合だらけの異世界 "転職" 紀行〜

現在、諸事情により不定期での連載中です。

物語は第二章、剣の都サルザネロへ。
渦巻く螺旋の学び舎に響く、剣戟の音は高らかに。
第二章『アカデミア・ソダ』編、鋭意連載中!!

交通事故によって短い一生を終えた少年、風間キョウヤ。
目が覚めると、そこには女神がいて。
「お主はこれから、もう一度人生を送るのじゃ」
転生すると告げられて。
「ぬしのこれから、全てこのガチャに任せるのじゃ!!」
成りゆくがままにガチャを回して。
俺はそのスキルに出会った。

「転職」
詳細:自身の職業を変更することができる。
その際、前職の熟練度は無条件に引き継がれる。

なにかとチートなそのスキル、そして俺の案内役になってしまった女神さんサクラと共に、俺は異世界スローライフを始めるべく今、転生する...!!

そんな願いは、ものの一瞬で砕け散った。

戦端は、もう開かれていた。

運命を選び取る、その選択は唐突に突きつけられ。

神殺しの人工神は、無関係な俺を前に復讐に燃ゆり。

千万の「可能性」の具現、変転の器は契約を結ぶ。

罪隠しの少年は目を逸らし続け、真実を谷に突き落とす。

願望を抱く少女はやがて悪意に囚われて、理想の崩壊を招く。

そのスキルを手にした時点で、もう運命は決定していた。
壊れ行く世界、その現実をすべて受け止めること。それが、俺の二度目の人生だ。

戦って戦って戦って、結構どうでもいい世界の行く末、俺が変えるみたいです。

ハロワ的な俺の物語が、勝手に始まった。