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ネバーランドの鬼と僕  作者: 薬売り
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僕の小さな大冒険 7話

 大きな羽根付帽子、大きな鷲鼻、鋭い目つき長いヒゲ。


 そして、右手の鋭い鈎爪!


「船長、連れて来ました。昨晩捕まえた新しいロストチャイルドです」


「ごくろう」


 船長と呼ばれた男は、僕を品定めするように睨み付けたんだ。


 でも、不思議と怖く無かった。


 本当に不思議なんだけど、その時の船長の目には、哀れみと悲しみが溢れてたんだ。


 信じられないかも知れないけど、僕にはそう見えたんだ。


 だからかな?僕は、あの船長の前で泣かなかった最初のロストチャイルドになったんだ。


 もちろん、ピーターパンを覗いては。だけどね。


「ふん、儂が恐ろしくないのか?」


 船長は、ふふんと鼻にかかった笑いを顔に浮かべた。


 とたんに、船員の何人かはビクッとした。


 びゅ!


 風を切る音がしたと思ったら、船長の右手の鈎爪が血にまみれた。


「あ・・・」


 身体を裂かれた船員が間抜けな声をあげた。


 この時、初めて僕は恐怖を知ったんだ。


「どうだ?儂は恐ろしいんだ」


 なんでだろう、船長は少し安心した感じだった。


「さて、にっくきピーターパンの仲間、ロストチャイルド。憎むべき存在。どうしてくれよう?」

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