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ネバーランドの鬼と僕  作者: 薬売り
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僕の小さな大冒険 6話

 どうやら、彼には時間の概念がないらしい。


 誰かを待たせても時間が経つって分からないから気にしないんだ。


 そもそも、気に出来ないみたい。


 空も飛べるから鳥みたいだけど、人であるための大切な何かが足りない。


 どっちつかずの存在。


 今思うと、ピーターパンと言うのは自由だけど、とても不自由で可哀相な存在かも知れない。


 それでも、彼の犯した罪が消えるわけではない。


 罪は、償わなきゃいけない。


 おっと、話が逸れたね。


 なにはともあれ、僕はネバーランドの海岸に降り立った。


 僕は、とても疲れていたから、ついウトウトと近くにあった岩の上で寝てしまったんだ。


 ティンカーベルがびゅんびゅん飛び回って何かを叫んだり、僕を起こそうと躍起になっている理由が理解できなかった。


 気まぐれ妖精の悪戯だって思ってた。


 まさか、ネバーランドがネイティブズや海賊やワニとか危険に満ちているとは思わないもの。


 だって、夢の国だよ?


 夢の国が死と隣り合わせの戦場だなんて反則だよ。


って、今、叫んでも仕方がないんだけどさ。


びっくりしたよ。


起きたら海賊船の牢屋に入れられているんだもん。


最初は、何が起こってのか全く理解できなかった。


強面のごついのが、僕を乱暴に牢からひっぱりだして広い部屋へ連れていった。


そこでやっと分かったんだ。


僕は、絶体絶命のピンチだって。


部屋の奥の豪華な机と椅子に座っていた人を見てしまったから。


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