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ネバーランドの鬼と僕  作者: 薬売り
23/27

僕の小さな大冒険 23話

「それに問題がもう1つあった」


「もうひとつの問題?」


「そう、むしろピーターパンより厄介な問題だった」


「なんなんだい?もったいぶるなよ」


「ネバーランドさ」


「ネバーランド?」


「ネバーランドって知っているか?」


「知っているとも、永遠の子供の国・・・まさか!」


「さすがだね。そう子供の国。大人は存在しない、例外を除いて。つまり普通の大人は、ネバーランドに干渉できない。うっすらとした霧のようにしか感じられないんだ」


「そんな・・・。でも、そしたら船長はどうやって」


「予定調和さ」


「予定調和?」


「船長は、そう言っていた。難しいことは分からないけど、なんでもネバーランドが必要としている存在なら大丈夫ってことらしい」


「そうか!だから、海賊なのか。冒険の相手、ネイティブズや海賊が居なければ冒険は面白く無い」


「らしいな。だからあの国から逃げる時は、普通の大人になれば簡単だ。しかし、長く居過ぎると心まで染まっちまって帰る場所が分からなくなるらしい。船長もこぼしていたよ」


「なんて?」


「帰る場所を忘れそうだ、とね」


「そうか、船長程の人でも・・・」


「ああ、子供を取り戻せても帰れないんじゃ意味がないからな」


 船長の心中を察すると胸が張り裂けそうだ。


 それは、スメーも同じようで俯いてコーヒーを見つめていた。


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