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ネバーランドの鬼と僕  作者: 薬売り
21/27

僕の小さな大冒険 21話

「よし、後は案内人だ」


「どうするんです?妖精なんて無理でしょうし」


 妻が心配そうにお茶を用意しながら聞いてきた。


「ああ、妖精なんて信用できないし捕まえても言う事聞かないだろう」


「じゃあ」


「ネバーランドから自力でこっちに帰って来ている人間が1人だけいる」


「え!?誰なんです?」


「海賊の最後の生き残りだ。彼を捜し出せれば・・・。いや、見つけられなければ辿り着けない」


「そんな・・・」


「大丈夫、すぐ見つかるさ。酒場でジェームズフックが恐れた男と吹いているスメーという男を探せば良い」


 そして、スメーはすぐに見つかった。


 酒場どころか、警察に捕まっていた。


 無銭飲食なんてケチな容疑で。


「海賊も落ちぶれたもんだ」


 留置場のスメーと面会して最初の感想だ。


「あんた、誰だ?おれを誰だと思ってる」


「元海賊のスメーだ。スメー、お前こそ俺を忘れたのか?」


「俺を知って・・・あ、ああ。せ、船長!」


 スメーは、僕を見るなり目を輝かせた。


「生きてらしたんですね!」


 あろうことか、船長と僕を間違えているみたいだ。


「スメー、良く見ろ。僕だ」


「おめー、おめーは、ジェームス!生きていたのか!?」


 僕は、スメーの保釈金を払い二人で留置場を後にした。


 二人とも懐かしさで胸が一杯で言葉が出なかった。


 どちらともなく、コーヒーショップに入った。


 温かなコーヒーが船での暮しを思い出させる。


 船長は、いつも見張りに熱いコーヒーを持たせた。


「懐かしいなー、ジェームズ。大きくなって、立派になって。さぞ船長も喜ぶ事だろう」


「スメーこそ、よく生きていてくれた」


「俺は、海賊の生き残りだ。簡単には死なんさ」


「それもそうだ」


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