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ネバーランドの鬼と僕  作者: 薬売り
19/27

僕の小さな大冒険 19話

「ピーターパンは、そんな悪い子じゃないわ。子供たちも絶対に戻って来ます」


「貴方は?」


「私の名前は、ウェンディ。私もネバーランドに行った事があります。そして無事に戻って来ました」


 とても意外な事だった。


 僕の他にもネバーランドから戻って来た子供が居たなんて。


「私の娘の名はジェーン。大掃除の時だけネバーランドへ出かけているわ」


 彼女は、ピーターパンの素晴らしさ、ネバーランドの素晴らしさを唱えた。


 そして、それに賛同する者もいた。


「ピーターパンが娘さんを返す保証は?お言葉ですがおありになるのですか?」


「ピーターパンは、約束したわ」


 ウェンディと名乗った婦人は、胸に手を当てて暖かい思い出に浸るようでもあって、僕は胸くそ悪かった。


「ピーターパンが大掃除の時だけと時間を約束したんですか?」


「え?ええ、そうよ」


「時間の概念が無い彼が?ネバーランドに行った事がおありなら知っているでしょう?」


 ウェンディの顔がみるみる青ざめていく。


「そういつかは戻ってくるでしょう。その時は何年後ですか?何十年後ですか?」


 ウェンディは、わなわなと両手で顔を覆った。


 彼女のリアクションは、もっともだ。ピーターパンというものを知っているなら。


「かわいそうにジェーンが戻ってくる頃には、もうお家がないかもしれないですね」


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