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青空の下、君のとなり。  作者: ラプラス
ひと夏の恋なんて信じない
2/8

名前。

章の作り方がイマイチわかってないので一部1話構成でいきます!






『あ、それで危ないっていうのは……?』



ふとさっき言われた危ないよって言葉を思い出す

こんなにのどかな場所で危ないことなんてあるのかな?



『あぁ、それはね

この辺自然が多いし海も綺麗なんだけど海で遊んでる人の荷物を置き引きする人が多くて……』



そう言いながら彼は苦笑いする


『こんなに綺麗な場所なのに酷いことする人がいるんですね…』






そう言いながら二人で海を見つめる


聞こえてくるのは波の音だけで

初めて会った人なのに沈黙が苦じゃないのはなぜなんだろう……

そんな事を頭の片隅で考えながらしばらく海を見ていた






それからどれくらい経っただろうか



そう言えば


『あ、あの……っ』


沈黙を破るのはちょっと勇気がいるけど思い切って話しかけてみる




『あなたの名前をまだ聞いていなかったなぁっと』


あたしの言葉を聞いて彼があぁっ!といいながら手をポンとする





『あたしは陽莉。 湊 陽莉(かなで ひかり)

あなたは?』



『俺……あ、僕は雅紀。苗字は言えないんだ。ごめんね』


雅紀くんか……





『よろしくね!雅紀くん!』

とりあえず出会いによろしく的なノリで手を差し出す


その手を見た彼は一瞬びっくりしたような顔をしたけどすぐに笑顔になってよろしくねと言った






苗字を言えないのには少なからず理由があるんだろうしあたしはそうゆうの気にしないタイプだからスルーした。

あんまり触れて欲しくないみたいだし




『ところで……』


イケメンと仲良くなれてご満悦のあたしに雅紀くんが話しかけてくる



『陽莉は旅行に来たの?こんなって言ったらアレだけどとくに有名な観光地でもないし…』



そう

あたしが来たのはどこにでもある海岸

言ってみればただの海だ




『あたしね、海に帰りたくて当てもなくここへ来たの』

そう小さく告げた




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