序章:騎士位
太古の昔、この世は魔と呼ばれるものであふれかえっていたという。
か弱き人は魔に奪われ、奪われ、ただ奪われ続けた。
そんなか弱き人を哀れみ、神が人に与えた、絶望と戦う力、騎士位。
資格を得たものは、時空の果てにあるハルセウス宮殿にて叙任されるという。
騎士位は4段階にわかれ、位に応じた役割と責務を与えられる。
最も位の低い「小騎士」は、叙任と共に身体能力が強化される。
代わりに、秩序の守護をその責務として与えられる。
次位の「英騎士」は叙任と共に四大元素の1つを操る力を授かる。
代わりに、人々の命を守ることがその責務として与えられる。
次の「公騎士」になると叙任される人数は極端に少なくなる。
この世の質量を操る力を授かり、重力を自在に操れるという。
その力をもって、この世界を護る使命を与えられる。
そして最高位の「星騎士」は世界を救った救世主に授けられたきた称号。
時を守護する者とも言われ、時空を操る力によって千年の時を生きる。
これら騎士位の力は、世界に溢れかえった魔を廃し、この大陸に人の世を生み出した。
そして現在。
星騎の力を4人も携える大陸最大の国家、ディ・ラオール神国。
この国家を率いるのは星騎の位をもつレルアレーゼ・ラオール。
彼は100年続いた星魔戦争を終結させ、王として、人神として、
戦後の1000年間、大陸の秩序と平和を維持し続けた。
街は栄え、民は富み、世界はラオール神国の元、平和を享受し続けた。
そんな平和な時代の終焉となる星歴2212年。
国立星士官学校より物語は始まる・・・。




