同類の自分
死刑とはすぐに行われるものではない。例えばある拳銃を外国からのつてで手に入れ、それを正確に足のアキレス腱を7人に連続で撃った女は1年3ヵ月たった今でもなお死刑を行われていないという。その女は、警察での目撃証言が相次いでいたそうだ。私はそれを直接見た訳ではないのだがな。ネットとはトラブルを製造するものかもしれない。この書き込みはネットだが。皮肉なものだ。
さて、前略が長くなった。ここからがメインである。ある人間について語らせて頂こう。
ネットでも知ることも出来ないようなことを語ろう。その人物は財閥の親から産まれた。親から全てを貰いながらも欲しいものが手に入らなかった者。私以外の者は皆こう呼ぶ。
「強欲の王女 レ・バチェラ」
レ・バチェラとは誰なのか。これは比喩かそれとも本人か。しかし、しかし・・・。
これはそいつに捧ぐ物語。
回る。回る。ここはどこだろう。
頭が回る。体が回る。足が・・・。腕が・・・。
ここは何故か狭い。私は王女である。本当に王女ではないけども。麗羅財閥の跡取りである私は最強で優しい改革を行った。社員で能力があるものには、例え平だろうとバイトだろうと重役か役員にした。
それよりもっここはせまい。とても。
やっ、殺れ
ドンっ!ぐふっ?
なんだこれは。這い上がって出る。這い上がる?周りには女や男がいる。私を見ている。
「何をしている。誰の許可で我の部屋に入った。処刑じゃ。」
バン!!バン!!バッシュ!
ん?なんだこれは。いつのまにか居間にいた。何故だろうか。
まー良い。さてと、今朝は地方店舗に遠征じゃ。朝食は・・・。そうじゃのー。
オマエノ二クナンテドウジャ?
くくくっ。げへへ。ゴホっ?え?血だって?ハイ処刑。
さて行くか。地方遠征がてら。どこへ?
そうだね。まずは・・・
ソコノボウカンシャノフリシタキミカナ?
きゃははははあはははははは。
静かに響いた。ゴホっ!