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流転の國 vol.1 〜突如として世界を統べる大魔術師になった主人公と、忠実で最強な配下達の物語〜  作者: 川口冬至夜


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第十二話 白昼夢

今回はR18指定とさせて頂きます。

また、GL要素が満載なので、苦手な方は飛ばして第十三話をお読み下さいませ。

「ご主人様、ここは…?」

ルーリが訊ねる。

書物の解析が苦手だというので、マヤリィは彼女に別の仕事を与えようと思ったのだ。

「私もここに来たのは初めてよ」

マヤリィはそう言いながら鍵をかけた。

ここは第2会議室。

…という名のラブホテルみたいな部屋。

これのどこが会議室なんだ!?

ルーリは部屋を見回して、

「この部屋は…何と言うか、私の魔法と相性が良さそうですね」

魅惑魔法を使うのに最適な場所という感じがする。そりゃそうだ。

「ルーリ、貴女はサキュバスよね?」

「はっ。人を『魅惑』する魔術を発動し、その隙に雷を落として殺戮を行うのが私の得意とする分野でございます」

見る者を釘付けにする金髪碧眼の美女。

抜群のプロポーションと大人の色気。

『魅惑』抜きでも見とれるほどの美しさを持つ。

反面、雷魔法を自在に操る、女神の顔をした死神でもある。凄まじい破壊力を持つ『流転の閃光』が身体に宿る。

「見ての通り、ここは恋人達が愛を交わし身体を重ねる場所よ。今日はここで私に貴女の『魅惑』を見せて欲しいの」

「っ!?」

突然のことにルーリは戸惑う。

ここで、ご主人様と愛を交わす…?

「勿論、私の身体を好きにしていいということよ?貴女は『魅惑の死神』と呼ばれる夢魔。その実力を見せてご覧なさい」

宙色の魔力を持つマヤリィ自身も魅惑魔法を使うことは出来るが、本家サキュバスの実力を知っておきたい。半分は好奇心である。

ルーリは戸惑う。しかし、ここで躊躇ったところで、ご主人様の命令には逆らえない。というか、美しいご主人様を目の前にすると、無性に抱きたくなってきた。サキュバスの本能がルーリから理性を奪う。

「ご主人様、本当によろしいのですね?貴女様を犯すことをお許し下さるのですね?」

「ふふ、本気で来なさい。これは命令よ」

その瞬間、ピンク色の風が二人を包む。次にルーリの姿を見た時には、胸元と背中が大きく開いた、蠱惑的な赤いドレスの女性が現れていた。

真っ赤な爪に真っ赤な唇。ブルーグレーの瞳を縁取るアイライン。ルーリが瞬きをする度に悩ましく揺れる長い睫毛。

(これが『夢魔変化』…。美しいわね…)

マヤリィは長身のルーリにお姫様抱っこされて、天蓋付きのダブルベッドに寝かされる。

夢魔の甘い香りが部屋中に満たされたかと思うと、いつの間にか唇を奪われている。舌を入れられ、それでも離さない濃厚なキス。

キスの合間にマヤリィの服を脱がし、ルーリは赤いドレスを脱ぎ捨て、お互いに丸裸になる。明るいままの部屋の中で、全裸にされたマヤリィ。そして、自らの身体も余すところなくあらわにする死神。豊満な乳房がすぐ目の前にある。柔らかそう…。

「ご主人様、覚悟はよろしいですね?」

そう言ってルーリは彼女の秘壺に細い指を潜り込ませ、まさぐり、さらに奥まで侵入する。

「んっ…」

「お美しいご主人様、その綺麗なお声をもっと聞かせて下さいませ」

細い指を抜くと、今度は舌でクリトリスを舐める。舌を絡め、彼女の愛液を啜る。

「あんっ…」

マヤリィは身動きも取れず、されるがまま。

でも、物凄く気持ちいい。

「ご主人様、貴女様は処女ではありませんね。私の知らない過去の貴女様はどのような男と寝ていらしたのでしょう。それとも、女でしょうか?…いずれにせよ、私ならば、誰よりも気持ちよくイかせて差し上げられます」

赤い唇が主の乳房に触れる。

「あっ……」

「もっと、そのお美しいお顔を見せて下さいませ…!」

ルーリの長く細い指はしなやかに動き、優しくアソコを弄び続け、身体の奥の奥まで辿り着く。

「んっ…ああんッ!!」

彼女は何度も絶頂を迎えた。

頭が真っ白になる。嬌声を上げてしまう。

それでも、死神は彼女を離さない。

「あ…んっ……」

「お美しいご主人様…そんな可愛らしいお声を聞かせて下さるなんて……私は夢の中にいるのでしょうか…」

ルーリはそう言って主にキスをする。

「そう、ね…。夢…かも…しれないわね…」

いつ終わるとも知れない白昼夢。

彼女は全てを魅惑の死神に委ねた。

そして、極上の快感をその身に受ける。

「…ご主人様、大好きです……」

ルーリのハスキーボイスが色っぽく響く。

そしてつい、主の名前を呼んでしまう。

「マヤリィ様、このまま今日は私とここで眠りましょう。私の『魅惑』はなかなか解けませんから」

「ああ…ルーリ……。もっと、私の名前を…呼んで、頂戴………」

そのままマヤリィは眠りに落ちた。ルーリの渾身の魔力を真っ向から受けて。裸のままで。

「マヤリィ様。私はずっと貴女様をそう呼びたかったです…。尊き御名をお呼びすることを許して下さるのですね…マヤリィ様。私は顕現した時から、貴女様に恋をしているのです…」

ずっとお呼びしたかったのに、顕現してから一度しか呼んだことのないご主人様の御名。

別に何回呼んだっていいんだけど…。

ルーリは眠ってしまったマヤリィにキスをする。そしてルーリワールドは続く。

「ああ、マヤリィ様…美しい貴女様に相応しい素敵な御名にございます…これからも何度でもお呼びしたい…」

そう言いながら、ルーリはマヤリィに寄り添う。

「可愛らしい寝顔にございます。それに、綺麗なお肌…。こんなにもお若い貴女様に恋してしまったサキュバスはどうしたら良いのでしょう…。私はもう…40代だというのに…」

ルーリはマヤリィの年齢を知らない。

マヤリィもルーリの年齢を知らない。

「魅惑魔法を発動したのは私にございます…。なのに…なぜ私が魅惑の風に包まれているのでしょう…?」

それは、マヤリィ様が無意識に『魅惑』を発動しちゃったからです。

「…もう、マヤリィ様ったら…。宙色の魔力とは、本当に恐ろしいですね…」

ルーリは美しい瞳を輝かせて、もう一度マヤリィにキスをする。

「マヤリィ様、貴女様の隣で眠ることをお許し下さいませ」

隣どころか、しっかりとマヤリィを抱きしめて眠りにつくルーリ。

女神のように美しい死神は一晩中マヤリィを抱いて離さなかった。


第2会議室。

ここは、恋人達が愛し合う場所…。



ところでマヤリィ様、これって浮気ですよね?


ルーリさんの心の声

(よっしゃあああ!!!これでマヤリィ様と結ばれるのは私で確定だな!!ミノリには負けねぇ)

大人げないですよ、ルーリさん。


それと、ジェイが泣きますよ、マヤリィ様。

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