佐藤美桜の自信
「・・・ダメだもう寝そう」
「いいよ寝ちゃって」
「ん・・・。明日は優勝だぁ。おやすみ」
「おやすみ」
おやすみと言ってから、1分も経たずに桜ちゃんは寝てしまった。本当に寝る時は早いんだから。
今日はいっぱい試合もあったし、きっと疲れたんだよね。
そう思いながら、私は桜ちゃんの頭を撫でる。
・・・本当に可愛い寝顔。ずっと見ていられるなぁ。
桜ちゃんは寝ている時が一番幸せそうな顔をしているんだよね。寝るの大好きだからだろうけど。
私も早く寝て、疲れを取らないといけないんだけど、眠くないんだよね・・・。
しばらくは、桜ちゃんの寝顔を眺めてよっと。
・・・明日の決勝、多くの人は勝てるかなぁとか考えてしまうと思うけど、私は勝つ自信しかない。
私と桜ちゃんのペアが最強ってこともあるけど、桜ちゃんの伸びしろがやっぱりすごかった。
パパとも話したけど、自分のスタイルが確立されてない分、飲み込みが早くて、一気に上手くなっていったって感じだし。
私にもストロークで勝っちゃう時あるしな。
桜ちゃんも試合をこなす毎に自信ついていったみたいだし、明日は全力を出せそう。
「絶対優勝しようね」
「・・・ん」
もう寝てると思うけど、返事のように聞こえた。
・・・本当に桜ちゃんとペア組めて良かったなぁ。
桜木先生にも感謝しないといけないと。
「私が引退するまで、前衛はよろしくね」
そろそろ私も眠くなってきたし寝ようかな。
「おやすみ桜ちゃん」
私は優しく桜ちゃんの頬にキスをして眠りについた。




