31.花火大会前日 橋本さくらと佐藤美桜の場合
昨日、ネット小説大賞の運営チーム様から感想をいただきました。
とても嬉しく、一日経った今でも少し気持ちがフワフワしています。
また、ネット小説大賞の公式サイトにある、感想サービスのページに本作品が掲載されています。
運営チーム様、そして読者の皆様、本当にありがとうございます。
これからも楽しんでいただけるよう、執筆に励んでいきたいと思っています。
どうぞこれからも『恋の案内人』をよろしくお願いします。
「またお揃いかー」
花火大会に着ていく浴衣を買った帰り道。
またお揃いの物が増えていく。別にいいけどさ。
「嫌・・・だったかな?」
美桜ちゃんが少し悲しそうに聞いてくる。
「あ、ごめん。からかっただけ。嫌じゃないよ。もう慣れた」
慣れって怖いですね。
「本当に嫌なのかと思ったじゃん!」
「本当に嫌がろうか?」
「やだ!」
はいはい、分かりましたよ。
「今回は明るい色じゃなかったんだね」
「うん! たまには大人っぽく!」
大人ねぇ・・・。体だけは大人だと思うけど、中身はどうなんだろうねぇ・・・。
「なぁに? その目は」
「別に? 美桜ちゃんが子供っぽいだなんて、少しも思ってませんよ少しも。えぇ」
「絶対思ってるでしょ!!!」
今日買った浴衣は黒の浴衣。紫の花の模様が入っていて、確かに大人っぽさを醸し出している。
試着した際、自分ではあまり似合ってるとは思わなかったんだけどな・・・。美桜ちゃんは絶賛してたけど。
髪の毛をいじったりすれば、もっと似合うと言われたので、明日は美桜ちゃんに髪の毛をセットしてもらう予定だ。
「それにしても」
「うん?」
「本当にお揃いの物が多くなってきたね」
主に衣類だけど。あとは自然教室のお土産で買ったキーホルダーとか。
「嬉しいでしょ?」
「う、うん。すごーく嬉しい」
「めっちゃ棒読み」
いやー、本当に嬉しいよー? すごくすごく嬉しい。うんうん。
「買ってもらったのもあるし、本当に嬉しい・・・と思うよ」
「今の間は何!」
素直に言うのが恥ずかしいんだよ! 分かれバカ!
「でも車で行けるのは楽ちんだね。宮下さんに感謝しなきゃ」
「そうだねー」
「最寄り駅周辺は混雑しそうだし」
ワタシ、マンイン、キライ。
「屋台楽しみだなー。たこやきとか、焼きそばとか、かき氷とか」
「大人になったらさ、お酒飲みながら見たいね」
お酒かぁ。美味しいのかな。
「美桜ちゃんはお酒弱そう」
「えー? そうかなー?」
そのあとも花火大会の話で盛り上がりながら帰るのだった。




