たとえ話のような。
訪れていただきありがとうございます。
世界のような夢である。幻が日光のように、同時に雪のように降り注ぐ。無音という名の天使の囁き。暗闇という悪魔の呪い。世界は広く広くなっていく。夢のような世界である。
苺のような夢である。苺が我々にどんな影響を与えようか。栄養?経験?または幸福感?苺は美味とは言い難い。理想より幾分酸っぱい。苺を見るのは苺を食べている瞬間ではない。苺とは何かを思い出すとき。蝶のような赤。電波塔のような赤。または苺のような赤。苺は過去か未来においては程よく甘い。夢のような苺である。
物理のような苺である。物は上から降ってくる。それは空気を切り裂いていく。切り裂かれた空気は海を夢見て旅をするかもしれない。空には花火のような。花火のような……。そう、花火のような。大きな音が空気の肩をトントンと叩く。まあ、肩のような。中では電子がクルリ。くるりんくるりん。隣の様子などいざ知らず。しかし、空気は肩を叩く。そして肩を叩く。ふと気づくと空気は遠くまで来ていた。海はすぐそばにある。肩を叩いてきたやつは僕が僕だと思っていた僕に近い僕ではない空気だった。伝播。すべてが種であり、すべてが実である。苺のような物理である。
物理のような#$%&である。終わるとはなにか。この世の中には終わったものがない。だから僕たちは終わりが怖いのだと思う。暗いのかなぁなんて思ってみたり、猫のようなものかもしれないと思ってみたりする。そこには暗闇があったり、猫がいたりする。うまくいけないのだけれど。例えて言うなればそういうことになるって僕は信じてる。猫的な僕はきっとニャーと鳴く。外が明るくなってきたにゃ。LEDをぽちりとつけるとキラキラとした黒が視界を広げる。寝るときは電気を消して白い世界へ行く。そこで一つまたにゃーみたいなことを言って睡眠みたいなことをするのだろう。#$%&のような物理である。
#$%&のような僕である。疑似的に僕は終わる。燃やされた分は空を漂い、花火のようになる。土に埋まっている方は色々と回って猫になる。暗い世界は何も見えない。小さな部屋でニャーと鳴く猫。勘違いしてはいけない。僕はただ疑似的に終わったヴァージョンの猫になっただけだ。キラキラとした黒?そんなものがあるなら見てみたいね。僕のような#$%&である。
僕のような僕である。鏡ようなものの前に立つ。偽物風情が。僕は鏡のようなものの中にいる、僕のようなものに直接言ったことがある。君は僕に合わせてしか動けないんだぞと。こっちには広く美しい世界のようなものがあって、苺のような、物理のような、#$%&のような、そして僕のようなものがあるんだぞって。したら彼も同じことを言った。彼の世界には広く美しい世界のようなものがあって、苺のような、物理のような、#$%&のような、そして僕のようなものがあるらしい。僕は問う。なら見せてみろ。それを。それ。ようなじゃない。広く美しい世界。苺。物理。#$%&。そして君を。彼も同じようなことを言っていた。吹っ掛けた方から見せるべきだろうと思った僕は、僕のようなものを見せることにした。視線を下げて少し身なりを整える。さあ、見ろとばかりに顔を上げるとそこには何も映ってはいなかった。何も映っていないけれど。映っていないようだけれど。強いてこれが映っていると言うなら。僕のような僕である。
お読みいただきありがとうございました。感想などお待ちしています。
ノベルアップ+といつもあとがきは変えているのですが今回は同じものを書かせていただきます。
読み直しはしていません。勢いで書いたので訂正してたらキリがなくなりそうで。誤字があったら教えてください。読んでくださった読者の皆さんは僕にとって神様のような○○です。これが伝わるか、これ以外に伝えたいことはありません。ジョークですよ。このジョーク以外に伝えたいことはありません。
うん、満足のような。