表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第1章〜転生少女フブキと猫の歌(アリア)〜
9/177

8話〜カッコいいじゃないですか!〜

準備を整え、森へ向かう。

その上で森での戦闘において邪魔にならないように髪をある程度切って束ねた。

で、ガルドさんを憑依させ、意思疎通はある程度解放しておく。

アステルさん、オウカさんとまずは拠点まで戻り、そこで解散する。どうやら多少痛んではいるが致命傷は無い、多分このままもうしばらくは使い続けられるであろう。そう思って中へ入る。

「すぅー、すぅー。婆様、婆様!」

よーく眺めてみると急に夢に魘されて起き上がる。

「あだっ!」

「へぶっ!」

いてぇ!額同士でこれはガチで痛い。

「うぁああああ」

「はぅううううう」

2人が狭い部屋でのたうち回る。

「はぁ、はぁ。私、ポンデルと申します。7歳です。貴女様は転生者様でいらっしゃいますね。神様の御告げと視覚情報が一致しますので」

「うん、フブキ=サクライ。元人間でなんか死んでこの世界で魔法が使えるリトルスになった」

「お願いがございます!私を僕として頂き、さらに、仲間を増やして化け猫、及びその配下である猫又、フェルパーを討つ手助けをして頂きたく思う所存です!」

「そのつもりで戻ってきたんだ。君が望むなら受け入れるよ」

「有難き幸せです。私、この身を持って、尽くさせて頂きます」

ポンデル、リトルスの少女。

「まずは君のこと、それとこの森で起こっているフェルパーについて」

「はっ、私はポンデル。今は無き集落の生まれ、最後の生き残りであります。

フェルパーに村は襲われ、私のみ村から逃れ、神様の御告げにより、貴女様を探し出し、手助けし、仕える。そしてフェルパーとの戦いに決着を付ける。負ければ滅ぶ。明確で、無謀で、勝算の無い戦い。でも、勝つために転生者様が必要なのです。

フェルパー、本来は温厚な種族で森の北東部が主な活動地域です。しかし、彼らの土地は今、どんどん痩せ、ついには枯れ果て、飢饉に苦しめられているだとか、はたまた、繁殖期だとか、根拠は定かではありませんが、彼らの長は化け猫に、忠実な僕は猫又に進化し、喰らいつくす限りだという事です」

一度外に出る。

なるほど、飢饉や繁殖期、それが行動に繋がる根拠としては十分か。

「しかし、気になる点があります。フェルパーは比較的、体内に持つ魔力の量は少ない。そう聞いておりましたが、あれは別のような」

魔力、原因…。

「やはり、この化け猫の事件、第三者の意図が化け猫を生み出し、奴らを支配している」

「そう考えて間違いないかと思われます」

フェルパーの規模が数万だとすると正直危うい。

「それは、まあ信頼出来る方に任せよう。今俺達に必要なのは圧倒的な軍だ。ここら辺一帯の残存勢力は分かるか?」

「リトルの集落はかなり潰されたのでもうあまり無いです。まだ何とかすれば千人くらいは集められると思いますが」

かりかりと地面にざっとした地図を描いてリトルスの集落の位置を大体で×を打つ。

「リトルスの他は?」

「エルフはおそらくこの一帯だとほぼいないとみて間違いないです。もう逃げたかフェルパーにやられた可能性は高いです。エルフは戦闘力は高くはないですから。

フェルパーの無事な個体は一万程度でしょうか、原理が私には理解出来ないのでそれがまだ無事かは分かりませんし、これからダメになるかも見当がつきませんが。

あとはディアボロスです。

散り散りになっているのを集められればリトルスよりは数は足りませんが力は強大です。

この付近にディアボロスの軍の中核となるもの達もいるようですが基本的にリトルスは相手にされないか下に見られて支配されて終わりです。力の差がありすぎます。

これと龍神様、バハムーン及びドラゴンもいるとは話に聞いた事がありますが、見たことはありません」

「ディアボロスの軍は俺が当たってみる。もう頼らざるを得ないとこまで来てるんだ。最悪、俺が力でねじ伏せて言う事聞かす」

「…転生者様ならなんとかし得るかもしれませんね。その奴らは7名ほどだった気がします」

「ふむ、ポンデルちゃんにリトルスの生き残りを集めるのは任せる。それである程度集められそうなら、数人をまずはここに呼ぶ」

「はっ」

コンパ、いる?

『いますよ〜』

『拠点お願い』

『了解です。御二方がいないタイミングで10人弱が住めるくらいに仕上げます』

ポンデルちゃんにリトルスは任せる。あとは俺が他の種族は頑張るしかない。

やりますか。っとその前に、罠を仕掛けるか。ここまで来れてるってことは全滅してるかもだし。罠…が無い場所だが、ドラゴンがまさかのやられている。傷はフェルパーにやられた化のような爪痕でボロボロだ。

生きてるんだろうか。

「そこの小さきものよ」

うわ喋った。テレパスとかそんなんじゃなくて喋った!

「はい?」

「私はもうまもなく死に至る。私はもういい。見逃せ」

碧く美しいドラゴン。知能があり、言葉を話す。

データアクセスで状態を調べる。これなら、アクセスリペアで致命傷自体は治せるかもしれない。あとは回復魔法も合わせれば命は助かるだろう。

「先に致命傷は治す。それで死に至ることは無いだろうから、そのままここにいて下さい」

先にアクセスリペアを使って致命傷を治す。

ついでに小さな傷を治す。

「こ、これは。この魔力は何だ!?」

「猫共を蹴散らす。リトルスの最後の希望らしいですよ。ちょっとここを離れるんでここにいて下さいね」

「う、うむ」

ちょっと離れたところで鹿とイノシシをスリングショットで仕留める。童力を使ってイノシシと鹿を無理して担いでドラゴンの元に戻る。

「リトルスの力か」

「これ、食べて下さい。あ、焼いた方がいいなら焼きますが」

「いや、問題無い」

「それでは、光よ、かの者に祈りの癒しをもたらせ、メガヒール!」

「もう終わりかと思っていたが、助けられてしまうとは。高位の回復魔法、それと干渉魔法。リトルスがここまで、そうか、潜在個体のリトルスか。数百年ぶりだな。潜在個体を見るとは」

「転生者ですので」

「転生者だと!?それは初めてだな。名を聞こう」

「フブキ=サクライです」

「フブキか。面白い、これも何かの縁、か。我が名は氷龍ヒルダ。必ず借りは返そう!そうだ、これあげる。氷竜とは関係無いけど暇な時覚えた魔法」

フブキは気象魔法スキルを覚えた。何で!?

「じゃーねー!」

めっちゃ軽いじゃん!?

鹿とイノシシを咥えて飛んで行った。

「なんだあいつ」

考えても仕方ない。キャラ崩壊してる。まあいいや、飛んで行ったし助力は無理か。

気象魔法。

「天よ穿て白き迅雷、サンダーボルト!」

パァンと雷が落ち、木が焦げる。他に使えるのは、雨を降らせるレインドロップ、雪を降らせるスノードロップなど。鍛え上げれば広範囲の効果の大きいものも使えそうだ。今のところ使い道無いかな。

もうちょい肉獲りにいくか。数分歩いてうさぎを2匹、鹿を1頭狩り、鹿は川で解体しておく。

燻製の釜を修復して余ってた木を使って鹿を燻す。傍で釣りをする。眠い。

まあそれはいいや。

「ついでに木の実集めておきました。しかしこの辺りではもうほとんど壊滅的ですね。もう少し遠くの方当たってみようかと」

「悪いんだけどさ、後でいいからリトルスの集落、壊滅してるとこも一応何か探してみて」

「承知致しました」

魚の内臓を取って棒に刺して焼く。きゅうーとポンデルちゃんのお腹がなる。

「うっ」

「もうちょい待ってね。うさぎも焼くか」

「はい」

顔が真っ赤になってる。面白い。なんか慣れたな。街暮らしもしたいけどまず家無いし。 オウカさんの家もまあ良かったけど。お世話になりっぱなしもなんかなぁ。

「フブキ様!」

あ、やば、魚焦げてる。けど中は無事そうだ。

「1匹とうさぎも食べといて。うさぎはまだ時間かかるけど」

「私がフブキ様より贅沢をさせて頂くわけにはいきません!」

「あー、俺がそんなに食べられないだけだから気にしなくていいよ」

「ででで、でしたらフブキ様はウサギ肉を召し上がって下さい!」

「分かった。」

まあそこまでお腹空いてるわけじゃないし問題無い。

「そう言えば取ってきた木の実は?」

「殆ど生食用ですね。あとは染料として使えるものも」

「オススメ1つちょうだい」

「この辺りはどうでしょう?モリキウリと言う果実で特に当たり外れも無いので美味しいです」

かたい。特に方法が他に無さそうなのでとりあえずダガーでぶった切る。なんか匂いはメロンっぽい。当たりか?

一口食べるとやっぱメロンだこれ。意外と美味しい。

「ちなみに名前が似ているモリキウイもあります」

見た目は普通のキウイフルーツだ。今は多分食べれなさそうだけど多分キウイだ。ってかキウイって追熟させないといけないんじゃ…。考えるのをやめた。

焼いたうさぎを切りながら食べる。ぶっちゃけ他の獣に比べてクセも無く食べやすい。

加減さえ間違えなければ、柔らかくて美味しいものだ。

シチューとか煮込む系は合いそうだな。

余った肉を燻して夜に回す。

機織りも生きてたな。糸も買っておいたしってか確か何人か分の衣服くらいは作れるよう準備はしてたはず。

「あのさ、身体の丈測らせてくれる?」

「フブキ様に仕える以上、フブキ様の模様も受け入れ、身に付ける事を誓います」

今回作るのは衣服ではなく、マントだ。ついでにポンチョも。

3サイズも含めて測らせてもらう。そのあと自分の身体も測られる。いや、分かるけど思った以上に恥ずかしいなこれ。

前にカウチンをベースに色々アレンジした結果別物を生み出したやつあったな。アレ何気に一番気に入ってたやつだしアレでいいや。

干渉魔法を覚える上で習得した空間干渉系、アイリスさんが教えてくれたロックスペース。これにぶっ込んだ布を取り出す。

最初の僕として派手に暖色系を勝手に決める。カットしてあとは簡単でしっかり縫い合わせる。めっちゃ見られてるがなんとか完成した。家事自体は出来る方だが裁縫はそこまで得意じゃない。

数分かけてマントとポンチョを完成させる。

「これは、生涯大切にします!」

「あはは、数百年持つといいけど」

なんかいる。

「フブキ様、何者か、こちらを」

フェルパーが2人。男と女、この2匹は例の支配下に置かれている方だ。

「うみゃー!」

「申し訳ありません。私も1人が限界です」

「了解」

ウインドブーツをかけてスピードを上げる。

魔力は感じるが魔法を使ってくる様子は無い。でも、何をしてくるかわからない以上警戒する。

拳を一発腕で受け止めるが結構痛い。オーブと脇差を取り出し、詠唱を始める。

「風よ纏い、我が器に疾風の力を与えよ、ウインドアド!」

腕を払いのけ、胸を貫く。ウインドアドの強化もあって簡単に刺さった。

「これで、終わりです!」

童力を使い、吹っ飛ばしてる。頭を強く打ち、絶命したようだ。

「流石です、フブキ様」

フェルパーの装備を男から剝ぎ取り始める。

「フブキ様!?」

「森で生活する上でこう言うのとか襲いかかってきた山賊共から剥ぎ取るのは必要なんだ。布は洗って再加工できるしそのまま使える武器や手持ちの食糧、そのままにしておくのはもったいない」

「それは…分かります」

そう言うと女フェルパーの身体を調べ始める。

道具を取って服を剥ぐ。で、下着も調べる。

「短いですけどこれ、要ります?」

ワイヤー抜き取ってたのか。

「持ってていいよ」

ざっと回収したので整理する。ワイヤー数十センチ、干し肉計6切れ(多分鹿4切れイノシシ2切れ)、ハンドタオル2枚、

衣類、鉤爪1組、鉄製短剣1本、小刀1本、ベルトメンズレディース各々1本、ベルトポーチ2つ、以上。

ぶっちゃけ衣類は着れないから糸を取るかなんか作るかしないと直接使えない。

死体は消臭作用の葉と共に埋めておく。奴らの仲間が感知してここに来られても困る。

さてと、こいつの仲間が来ないうちに撤収撤収。

川で衣類を始め、食料以外洗っておく。柱と柱の間に蔓を張ってそこに干す。どうしよこの服。バラして新しい着替えにでも作り直すか。

一応裁縫セットとか一部の道具は街で用意してある。

とりあえず持っていた武器を眺める。このダガー、小刀は使えるけど鉤爪は重い。

「これ、持っとく?」

とりあえず小刀を差し出してみる。

まじまじと小刀を見つめ、手に持って軽く振ってみる。

「扱えそうです」

「んじゃそれ持ってて」

「分かりました」

そもそも鉤爪に至ってはサイズが合わない。

とりあえず飾っておこう。この家、味気ないし。鉤爪置いといても微妙だけど。物騒だなこれ。

「アレ、どうします?」

「正直そのうち街でお金にでもするか」

神様にパスしてもいいけど。とりあえず要らないのは確かだ。

「承知致しました」

このポンデルと言う女の子。いや、年の差1つだけど、結構強いのはまあ分かる。

「さてと、暇でも潰しますか」

幸い、ガルドさんの魔導書もある。何故かアステルさんのも混じってた。

転送系、空間系の簡単なのはある程度覚えた。正直素質、いわゆるスキルは習得する為の足がかりであって、無くて不可能と言う訳でもないらしい。達筆だ。

魔法の基礎、原理とか何気に研究熱心だなあの人も。

〈これを俺以外が読む事になるのは俺が弟子を取るときか俺が死んでからになるだろう。

ここに記すのは基礎や技術のみでない。魔法の理、核心、そしてそれを切り開こうと言うものに託す思いもここに書き連ねる。〉

冒頭そう書いてある。

彼は、指導者としてもやはり優秀なのか。

昼過ぎ、鍛錬をする。まずは剣術。短剣術と脇差の剣術、二刀流剣術。

ぶっちゃけこれの師はいない。自力で何とかするしかない。でも、下手はある程度干渉魔法で誤魔化せる。あまり良くない戦術だが今の基本戦術になりつつある。今の所大きなミスは無いが。腕は痛いけど。今更だが、一応薬草を塗った包帯を巻く。臭え。

「魔法もある程度試しておくか。水よ纏い、我が器に聖水の力を与えよ、アクアアド!」

ばしゃーと地べたに水に変質した魔力が落ちる。安定性悪いなこれ。

違う系統やるか?いや、今は実戦主体がいいでしょ。

「属性付与はやっぱ2つで妥協するか」

晩御飯の分の調達でもしますか。肉は燻製があるし木の実はポンデルちゃんのがある。ところで、そのポンデルちゃんなんか作ってる。

「何それ?」

「あぁ、この辺りで取れる数少ない主食である貴重な山男爵を使った団子です。油で揚げても美味しいのですけど今は無いので直火焼きです。これもまあ美味しいので」

油なら何とか出来ると思ったけど揚げようと思ったら鍋が要る。鍋はあったような。

でも油も時間はかかるか。でも頼めば明日には揚げられるか。やっぱ要るよなあ。

「そう言えば気になっていたのですがフブキ様は何かの類を憑けていらっしゃるのでしょうか?」

「あー、うん。説明するの忘れてた」

黙っておくとかそう言う意図は無く、ガチで忘れてた。

「ふっふっふー、幼きものよ、跪くがよい、私は文化の女神、コンパちゃんなのです!」

「文化の女神、コンパ様」

ガチで跪くんですか。そう言えばリトルスってのは宗教的な、神に仕えるとかあるんだっけ?

「あとこの人が。私が引っ張り出しますね〜。あ、心配する事は何も無いのでご安心を」

「おい、文化の女神。何故俺まで呼ばれにゃならんのだ?」

コンパ様の力でガルドさんが実体を持って出てくる。

「かつて命を賭してディザスタージャイアントから世界を救った英雄様のお一人のガルド様!?貴方様はかつての戦いで命を賭してディザスタージャイアントを討ち取ったはず」

「ああ、俺は死んだ。故に今は霊であり、普段は魔法支配もあってフブキに憑依している」

「あ、そうだ。コンパ様、この爪あげる」

「まあまあいいものですね」

「ついでに調理系の道具揃えたいんだけど」

今ポイントは十分ある。それで鍋、フライパン、包丁とかはほぼ揃えられる。

「承知致しました」

ぽんぽんと調理器具や食器を揃える。

「ふむ、フブキ様に転生早々に亡くなられてしまわれては私も困るので助太刀させて頂きますかね」

「女神が首突っ込んでいいのかよ」

「大丈夫です。私はフブキ様の力の一部。フブキ様がやれと言うならやります」

「物理が壊滅的で魔法と物を作ったり情報処理能力が高いみたいな感じだったよね」

「物を作る力か」

「私には本来この世界には存在しない物を生み出す力があります」

「ほう、例えば?」

「んー、あー、出しちゃって大丈夫ですかね?」

「何を?」

「フブキ様でも伝わるワルサーPPK」

拳銃じゃねえか!

「やめなさい、ここが仮に法的に問題無いとしてもそれはどうかと!」

「かっこいいじゃないですか!Walther!剣も斧も弓もメイスも許される世界だと言うのに…。んじゃ、こんなとこでどうです?」

ポンと出したのはアレだ。ラジコンヘリ。

ドローンで良くね?

「何だこれ?」

「フブキ様の世界に存在する乗り物を模った玩具です。動きます」

コントローラー手渡される。

まあ分かるのは分かるから飛ばしてみる。

森林じゃなくて河川だしまあ上空に障害は無い。

「普通に動かせるもんだなこれ」

「これ、観測魔法とかを乗せられたら便利そうだが、あと攻撃能力」

「フブキ様の世界なら偵察に使う機能や射、狙撃用の小径砲台を搭載した飛行機体もありますよ。そもそもこれ自体が人が乗り込んで操縦するものをかなりの規模で縮小再現した模型のようなものですし」

「俺らの世界じゃまだ100年かかるか?」

「ざっとそんなもんですね」

100年で行けるか?そこまで。なんて思ったけど気にしないでおこう。

女神が言うなら100年でなんか起きかねないし。

「と言うか100年後普通に生活出来てりゃ生きてるんだよな」

「4〜500年は堅いな。文化の発展を見ていくのも面白いぞ。進化すれば倍くらいにゃなるかもしんねーし。俺はもう死んでるしこのままずっと誰かが強制的に逝かせない限りはお前に憑いてるし」

「むしろ逆かと」

「知ってる。オウカとアステルが依代でこの世界に留めようとしてる。だが、降霊術、憑依術ってのは負担が大きい。だからお前にそれを助力させようと俺も頑張ってんだよ」

「何を?」

「お前が潜在個体云々の話は前にしたな。それに至る為には経験値が必要だ」

経験値貯めてレベルアップして進化。どっかで見たぞそんなの。

「フェルパー、さらには上位種である猫又や化け猫、こいつら一軍を相手にする。こんなうまい稼ぎどきなんてそう来ないぞ」

「デスヨネー」

「死んだ目すんなって。別に俺は仮の姿であってもお前を護るよう最善を尽くすし。つっても、今回は残念な事に小軍対大軍、猫共を丸焼きという訳にもいかん。だから、上手く立ち回る」

「そんな事出来るんですか?」

「言っとくが、カーディアには及ばないがアステルやアイリスをベースにPTを動かしてたのは俺だ。カーディアは純粋に魔法の知識は上だ。それは俺がどう足掻いても覆らなかった」

「…何かこういうの言うのも申し訳ないですけど、普段の言動と全然違ってめちゃくちゃ頭良いですよね」

「ったりめーだバーロー。実力あるものはその真価は普段は見せない。バカ装ってるのも計算だ」

「セクハラは素っぽいですけど」

「全部を偽る程出来たもんじゃねえよ」

なるほど、そう言う事か。

「さてと。俺に1つ考えがある」

何ですか、その笑みめちゃくちゃ怖いんですけど!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ