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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第6章〜小鳥遊優と雪国の巨獣と天使(エンジェル)〜
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62話〜雪の街・スノーフォーエルン〜

 スノーフォーエルン。


「とりあえず、防寒具と下着と、武器は今回はいいか」

「行く先々で下着を集めるみーちゃん」

「その土地に合った魔法回路の下着が手に入るし」

「ボクも着いて行くよ」

 俺、レンレン、もももの3人で、か。

 街中。

「この3人で動くってのは初めてだな」

「まあもももとリアルで何かやったりレンレンとってのもあったし。月影町に用事があると高確率でレンレンと出くわすし」

「なー」

「こっち来てからだとこいつと店回ってるな意外と」

「まあな」

「食いもんは後でな」

「ああ」

 下着の店。

「みーちゃん達2人でこう言うとこ来るのか」

「行くよな」

「ああ、あっちらしい」

 移動する。魔法回路の下着の売り場。

「俺達は基本見た目じゃなくて性能重視だからな」

「ああ」

「け、桁が1つか2つ違うんですけど!?」

「気にすんな。今日は白金貨2枚と金貨20枚持ってきてる」

「持ってんな〜」

「まあな。とりあえずこれとこれのセットを2組ずつか」

 耐寒の氷属性耐性の魔法回路下着でサイズ合う奴2組ずつ白と紺で取る。レンレンは赤と青、もももが、俺と同じのを取る。で、そのまま着替えさせて貰って会計する。

「金貨4枚で済むとは思ったより安いな。レンレンのが倍くらい違うが」

「まあすごいな。機能面重視で躊躇せずにあんなの買えるって、しかもボクのまで」

「ミカンやサクヤには言うなよ?」

「言わないよ。流石にこんだけ負担かかるのに他の人もなんてね」

「次防寒具だっけ?今回は武器や防具は行かないのか?」

「今はそこまで必要じゃないからな。イズミに大体任せられるしゲッカさんもある程度持ち合わせてる」

 ってな訳で衣料品店。

「魔法回路を必要とするかどうするか」

「あっていいと思うけど」

「出来れば軽い素材がいいからやっぱ魔法回路有りか」

「俺はそこまで気にしないかな」

 レンレンはまあそうだよな。とりあえず見て回る。俺は特に迷う事なく白のコートを取る。試着してみる。問題無い。しかも軽い。

「これいいな。色違いも合わせて買うか。まあまあするけど仕方ない」

 レンレンは…。黒や紺だよな。もももは白やグレー。とりあえず買う。ざっくり下着の半額。こっちのが安いのかよ。

「んじゃとりあえず」

「飯だろ」

「はいはい」

「何処か当てはあるのか?」

「んなもんとりあえず冒険者ギルドだろ。シンプルにその土地柄のベーシックな味が楽しめるんだぜ」

「なるほど」

 冒険者ギルド。

「何というかいくつか飲食の店があってモールのフードコートみたいだな」

「それな」

 各々がそれぞれ注文をして料理を揃える。

「俺がブリザードのスープとパン、もももも同じ、レンレンが色々増えててよく分からん事に」

「いやーうまそうなもん多いな。雪国の食文化は」

「この後歩くんだよな?しかもまた戦闘があるかもしれない雪道を」

「うん」

「相変わらずというか」

「まあ、すごいな」

「しかし、ブリザードがこんな美味いとは」

 味はサタンハートベースのスープだが、ブリザード自体は豚の角煮に近い食感で肉自体も近い味だろう。

 レンレンは揚げたものとか焼いたものとか食ってる。

「まさかトカゲ食べる事になるとは」

「トカゲ程度でまさかなんてな」

「ほんとそれな」

「じゃあみーちゃん達は何食べたんだよ?」

「俺はスライネ大陸で巨大蠍を食ったがこいつは蜘蛛も食ってるな」

「ヒェッ」

「いや、味はうめーのよ。ビジュアルを見てなけりゃ」

「何で路線バスくらいデカい蠍がいるんだよこの世界」

「マジで?ちなみに味は?」

「蠍は蟹や海老に近い味だな。蜘蛛は味が薄めだ。生でも食えるらしいが臭いがキツい。だが、シンプルに火通すだけで十分美味いのはアレの優れた点だが」

「身の部分しか食えんらしいけどな。内臓は毒の有無によらず臭いが無理だ。外皮は硬い」

 食後。集合場所。

「フブキちゃん達の防寒装備いいじゃない」

「ありがとうございます」

「どうも」

「だろ?」

「んじゃ、行きましょうか」

 雪道。大体1時間くらい歩いた頃。

「囲まれてる」

「フブキ様、こちらへ」

 とりあえずコンの指示に従い、陣形の中央に入る。

 するとフーミットの群れが襲いかかってくる。

「ほう。雪国の白いフーミットか。コン、物理結界で止めて!」

「あ、はい」

 そう言うと物理結界で止める。とりあえず全体にヒュプノシスをかける。このヒュプノシスは操る為じゃない。戦意を喪失させる為だ。戦意を消すと群れのリーダーに契約させる。

「よし、上手くいった。君の名はシロだ」

「ふみー」

「まさかフーミットを手懐けるとは」

「このフーミットっと生き物面白いな」

「まあ結構興味深い生き物ではあ…。何かまだいるな」

 すると次に姿を見せたのは狼だ。こいつら群れるのか。それを確認したフーミットの群れは果敢に狼に立ち向かって行く。

「いやいや、マジかよ」

 ものの数分で狼を殲滅する。

「何か野性と言うか獣の片鱗と言うか」

「強え」

「フーミットか。俺もどっかのタイミングで1匹くらい手懐けるか」

「ボクも欲しいな」

「レンレンは森林種のがいいだろうが、もももはイマジンアートを主にするか武器を主にするかで変わるな。幸い剣に優れた者は多いから選択の余地は十分ある」

「魔剣を基本とした軽めの剣術ならあたしでも力になるわ。レンちゃんみたいな重い立ち回りはレンちゃんかヒイロ君だろうけど」

「もももなら片手剣が一番合うと思うが。造形魔法は牽制で使う程度で干渉魔法や結界を特化するのがいいと思う」

「まあ、元々魔法タイプじゃないしな」

「やっぱそうかなぁ。結界?」

「防御だけじゃなく感知なんかにも使える。俺も防御主体で覚えてるけど性能はコンのが上だから興味あるならコンのがいいかな。感知は干渉感知使ってるから基本防御方面しか使ってないし」

「この世界に一番まともに適応出来てるのがみーちゃんかよ」

「だろうな、扱える魔法の数の桁が違う」 

「フブキちゃんは努力の量が違うからね。こっちに来て早い段階で大きな戦いがあった。それからも戦いの機会は多いかったわ。そしてシクサリスでの戦いが強くする最大のきっかけを生んだの」

「それで…」

「ノアールが憑いて戦うだけはあるわ」

「神抜きであそこまで強いのも納得だな」

「あの、何かでっかいの来るんですけど」

「へ?」

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