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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第5章〜安藤蜜柑と望月桃と古の亡霊(ファントム)〜
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55話〜モモとミカン〜

 ヨシノ・大図書館。

「でっけー」

「ここには様々な書物だけでなく、この国が保有する宝物とか様々な物が保存されてる。中にはこの世界の命運に関わるレベルの力を持った物とかもね」

「壁に掛かってる絵」

「それがどうかしたの?」

「この描き方はももも、モモだな」

「そういやアイツ絵描くんだったな。ってか、みーちゃんアイツの絵知ってんのか」

「アイツの画材屋と言う名の実家には世話になったな」

「みーちゃん絵描くのか」

「ゲーム作ってる時の背景とか描くからその練習も兼ねて背景とあとは小物とかも描けるやつ描くしデッサンもやる。この世界に来てまあ道具も無いから描いてないけど。ってかこの世界に来てから鍛えてばっかだな俺」

「そんな事無いでしょって思ったけど、そうね。過去については知らないけど」

「まあそもそもこっちで出来なかったり難しい趣味ばかりだし。レンレンはずっと身体動かしてるけど」

 図書館・宝物庫。

「すげー」

「武器の類はこっち」

 武器の保存がされている棚に案内される。

「正直詳しい訳じゃないし、刀もまあまあ数あるからどれかまでは」

「ふむ。そうじゃの」

 ノアールさんが歩き始める。

「やっぱあの神がみーちゃんの能力で作った分身でアレなのすっげえ違和感」

「気にすんな。男の分身作れねえし。あの能力じゃ」

「まあ身体が軽いしワシはそこまで筋力は必要ではないからそこら辺はよい。っと、これじゃのう。おそらくここにあるのはこれのみか」

「っとフブキちゃん。これ、フブキちゃんが持っててくれる?」

 魔導書。ガルドの名が書いてある。

「アイツが死ぬ前にオウカに渡してたのをここに置いていたのね。アイツの魔導書よ。半分くらいエッチな事に使う為の魔法について書いてあるけど、他はかなり凄いから一応預けとくわ」

「あ、はい」

「じゃ、行きましょ」

 とりあえず解散して、時間を潰す。

「あそこに甘味処ある、入ろーぜ!みーちゃん!」

「お、おう」

「らっしゃーい。おお、可愛い嬢ちゃん達な事で」

「ありがとうございます」

「おうよ。んじゃ、団子10本とお茶で」

「お茶と団子2本と持ち帰り用の団子2箱」

「ディアボロスの嬢ちゃんよう食うか?」

「これの胃袋は次元が違うもんで」

「そ、そうか。あいよ」

 まもなくして大量の団子が来る。

「へいお待ち団子12本と持ち帰り用、お茶はタダだ」

「おう」

「ほんとにこれ食べるのか」

「余裕余裕」

 マジか。

「お茶美味しい。どこかから苗木集めてマシュ達に育てさせてみるか」

「どうしたらその発想に至るんだよ。にしても団子もうまい」

「ああ、これは米。今まで食べてた他の大陸のは豆だの芋だのの穀物とは違う」

「にゃるほどー」

「ってか早っ。1本食べてる間にあとレンレンの3本って」

「余裕余裕」

「相変わらずというか」

 間も無くして2人とも完食して店を出る。

 ぶらぶらと食べ歩きして大体予定の時刻。

「あ、来ましたか」

「その声、あの占い師、安藤蜜柑だな」

「よく分かりましたね。顔隠していたのに。どうぞ、モモちゃんもいますよ」

「あ、そうなのか」

 中に案内される。

「うぃーっす。みかんちゃんが可愛い女子連れて来た。食べていい女子?」

「いやいや、ダメですよ!?」

「…んで、どなた様?」

「俺レンレンで、こっちみーちゃんな。今違う大陸に拠点置いててそっから来た」

「拠点置いててじゃねーよ!?少なからず俺は定住してるが!?」

「みーちゃん!?結構イケメンなお兄さんがめちゃくちゃ可愛いロリに。じゅるり」

「おいこら、ヨダレ!」

「っと、レンレンも可愛いし。みーちゃんお持ち帰りって今ここがうちか」

「はいこれ土産。そこの甘味処の団子とあとはうちの街で作ってる果物」

「このリンゴ透けてっぞ!?」

「なんかうちの自慢の技術者様がいつの間にか作ってた。アメリンゴって言うらしい」

「あんどうさんちのみかんちゃん知ってる?」

「高級食材らしいですよ?ってか急にあんどうさんちのって」

「あ〜。うん。ミカンは知らないだろうけど、向こうでゲームやってた時にこいつらと同じゲームやっててひょうか.みかんってハンネでこっちのみかんちゃん、みーちゃんがやっててそれでみーちゃんとかみかんちゃん呼び混在してたし」

「その身体で色々やった?」

「そんな余裕無かったっての。フェルパーの大群の暴走に巻き込まれたんだぞ」

「俺砂漠で死にかけたな」

「なるほど」

 と言いつつもももがおれの身体をぺたぺた触る。

「おい、ももも」

「うむ、女子だ」

「ぶん殴っていいか?」

「みーちゃんは女子を殴るのか」

「女子が女子殴って何が悪い?」

「ぐっ、そう来たか。よしみーちゃん勝負だ」

「あ、私もフブキさんと戦いたいです」

「よしレンレン、お前も入れ、じゃんけんで対戦相手決めんぞ」

「あいよ」

レンレンvsももも

フブキvsミカン

「レンレンかよ」

「フブキさんですか。勝ちますよ」

「演習用結界は私が張りますねー」


レンレンvsももも


 とりあえず録画しておこう。

「レンレンだろうが勝つ」

「無理だな。お前には筋肉が足りん」

「関係無いよ。これでどうだ!」

 もももが先制を仕掛ける。多くの鳥型の魔法攻撃か。それをレンレンが受ける…が…。

「やるな。ももも」

「なんで効いてねーんだ!?」

「まあまあ痛いぞ?」

「直撃でまあまあ痛いはおかしいだろ!?」

「そいつまあまあバケモンだからな」

「らしいな」

「みーちゃんひでぇ。ってかもももってそう言う魔法使うようなやつじゃなかっただろ」

「まーナイトだったからな。とりあえずなんか使えた魔法使ってるだけだが」

「イマジンアート。思い描いたものを形にする魔法。高位の造形魔法」

「詳しいですね」

「魔法は色々勉強してんだよ」

「そうなのですね」

「んじゃ、俺もやりますか」

 そう言うとレンレンの剣が炎を纏う。

「ま、みーちゃんみたいに真面目してねーからまだファイアアドだが」

 いや、言って7割は定着してるしすげえな。

「武器に使う魔法なだけあってレンレンと干渉魔法の相性の良さが分かるな」

「そうなのですか?」

「俺はそれが分からない輩を相手にせにゃならんのか」

「うっ」

 レンレンがくるくると剣を弄ぶ。

「やるぞ!」

 炎を纏った剣を振るともももに向かって熱風が起こる。

「マジかよ?あっちあちちちち!」

 服燃えてるし皮膚や髪がちょいちょい焦げてる。

「…やっと消えた」

「んじゃ、冷やしてやるよ」

 ブリザードブレードか。お前も魔法剣をってかヒルダだな?

(呼んだ?)

 レンレンの特訓相手でもしたか。

(やったよー。氷の干渉魔法を教えて欲しいって。攻撃魔法とかその他は使わないらしいし干渉魔法のセンスあったから魔法剣まで教えてみたら問題無く行けたよ〜)

 なるほど。それの確認がしたかっただけだ。

(はーい)

 それで、炎と氷に差がある訳だと。まあ頑張ってるのは自分だけって事も無いよなそりゃ。

「もっと、強くイメージして」

「槍か。多いな。しかもこれは刺さったらアウトなやつ。しゃーねえ」

 ウインドアドか。ってかそれそう言う使い方すんのか。

 思いっきり振って風で槍を吹っ飛ばす。

「おつかれさん!」

「なっ…消え」

 もももの背後を取って剣を首筋に当てる。

「ただのテレポートだ」

「マジかよ。ふぅ、参った。降参」

 魔法が解除される。

「そんな強えなら手加減してくれよ」

「十分したつもりだが。攻撃魔法を使わない、スキルも使わない、女神降ろし使わない、これ以上無いくらいには」

「確かにそうだがほぼデフォみたいなもんだろそれ」

「まあ血鬼壊放以外は割とデフォだな」

「何それ?」

「身体強化の上位互換みたいなやつでめちゃくちゃ身体の負担がヤバいやつ」

「結構やべーよな、あれ」

「まあまあやばい。んじゃま、みーちゃん頑張れよ」

「んじゃ、ちょっくらやりますか」


フブキvsミカン


「ももも相手ならちょうどいいやつあったけどっと」

 ひょうか.みかんの装備風の服に変える。

「みーちゃんがみーちゃんになった」

「今回は、こっちで」

「んじゃ、行きますか!」

 武器はオーブの系統。詳細は目視では不明。魔法回路及び魔術回路は無し。こっちはスタッフでいいか。剣は使うつもり無いし。

「光よ、聖なる光矢となりて敵を穿て!シャイニーアロー!」

魔力量から見て魔法結界で防げるか。

「光よ護れ、魔法を制する障壁マジックガード!」

 矢を全て防ぐ。

「いやいやいや、そんな事ってあります!?」

「普通の防御系の結界魔法で驚かれても困る」

 まあ実際鍛えたお陰で倍のスペックは有りそうだが。

「んじゃ、こっちから行きますか」

 レンレンじゃないしエクスプロージョンぶっぱは可哀想か。

「天より降り注げ、凍てつく流星、ミーティアブリザード!」

 冷気を纏った魔力の流れ星が大量に降り注ぐ。

「え、なっ!?」

 ギリギリのところを回避しまくる。マジかよ。

「危なっ!」

「身体能力が高いっと。で、魔法タイプか」

「手段選んでられませんね。最終手段でさっさと落としましょう!いろはにほへと、ちりぬるを。古今東西、およびしますはこっくり、こっくり、こっくりさん。我が身体に降り給へ」

 あ、やっぱそうなのね。

「ふむ、この小娘が相手か。中々に強い魔法を扱うようじゃが。神を降ろしてはいけないと言うルールはない。文句は言うなよ?」

「言いませんよ」

 狐狗狸。俺達の世界じゃオカルトの類の範囲の降霊術だが、となると能力は予知や分析の類ってなるとまあまあ厄介。

「んじゃ、先に言わせてもらいますが、こっちも状況次第では神を降ろす事になりますが文句は言わないでくださいね?」

「やれるものならな」

 まあ降ろす前に情報収集には使わせてもらいますけど。

(向こうよりセコいですね)

 ほっとけ。

(あの神は魔法タイプの下級神、この世界の地の神の一柱で能力はお察しの通り、あの神の力か闇の魔力もあの状態だと扱えるようです)

 りょーかい。

 構成隠蔽のダークバインドを仕掛けてくるが魔法剣で斬る。続けてくるダークハンドも同様に斬る。

「御主、ミカンと同じ転生者じゃよな?」

「そうですが?」

「妾の魔法を即時に判断して斬るとは。リトルスの領域ではないな」

「まあリトルプリンセスですし」

「いや、魔法能力だけでもう遥かにそれ以上な気はするが。魔法剣の能力、判断力。これは面白い」

 面白い、か。今の魔法2種の質が既にエグい。悩んでる余裕は無い…な。行くぞコンパ。

(がってん!)

 祝詞?詠唱のようなものが頭に過る。え?マジ?詠唱これ?

(マジです)

「初陣だ。文化の力は世界を超える。Eの向こう側へ!創造の力は科学の力、想像の力は未来の奇跡!我が身体に宿れ、文化の女神、コンパ!」

 すぅっとコンパが降りたのが分かる。Eってなんだ!?

「おい、ミカンよ。コンパは無理じゃろ」

「いきなりそんな事言われましても!?」

「この世界の下級神が天界、神界の上位神に敵うはずがないじゃろ。妾が降りた時点であの女神が降りるのがほぼ確定した。で、上位神相手じゃ差が大きすぎる。まあ踊れるだけ踊って見せようぞ」

 仲良さそうで。

(私達もいいですよ!見せつけてやりますよ!)

 まあその心意気には応えなきゃな。

 特訓してこの状態での立ち回りは理解している。近接はそこまで出来るわけでもない、何なら魔法剣使った方が強いまである、と女神が認めてる。主な能力は武器作成。これが人類が再現不可能な神器級の武器の作成を可能とする。神剣みたいなシンプルな物からマナを収束させて射出する最強クラスのビーム砲台まで。神剣作れるって言ってもこの女神の身体能力が今の俺より低いらしくてそっちでは微妙らしいが。

 とりあえずマンガとかでよく見る機械式の浮いてるビーム出す奴を浮かせておく。まあこいつはハッタリみたいなとこあるが。

「アレは魔力射撃出来る砲台か。ミカンはマンガとかで見たとか言っておるが。あの程度なら結界で防げるか?」

 こいつは牽制だ。切り札を準備するためのな。

「八卦守護結界」

「コックリさんが八卦って…まあ、それはいいでしょう。その多重結界と私の攻撃、どちらが強いか。神器『メック・Eye』ついでに神器『メカハート』、最後に神器『E -Soul』で、こうして!」

 いや、何をどう合体させたらそんなバズーカみたいな武器になんだよ。ってかこのアイテム単独で機能させられないのかよ。そもそも2つが名称Soulとかハートって物理的じゃねえ。

「見た事のない武器じゃのう。じゃが、負けるつもりは無いわ!」

 結界を重ねる。

 とりあえず魔力を流してぶっ放す。極太ビームやべえ。

 結界を余裕で破壊して勝って勝負が終わる。

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