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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第4章〜如月和泉と聖銀剣(ミスリルソード)〜
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50話〜聖銀剣の暗殺者〜

 翌夜。


「フブキの剣はこれで良いかな」

「おお、良いじゃねえか」

「師匠!」

「お前、アイツ、フェルパーの女気になってんだろ?」

「その子の主が知り合いで」

「ふむ。行っていいぞ。お前の力ならもう自力でやっていける」

「…分かりました。ありがとうございます」


 街の公園…のような場所。


「この街にこんな場所あったのか」

 人の気配、俺とそいつだけ、しかもそれはただの人の気配じゃな…。

 咄嗟にダガーを抜いて首に掛けようとしているワイヤーを斬る。こっちに干渉魔法をかけていたが、かなりの強度があった。ミスリル製か、向こうも材質強化か何かをかけていたか。

「流石、と言ったところでしょうか」

 次に飛び道具。簡単な防御結界で相殺になる。

 暗殺術だけじゃない。あの戦いを見れば完全なら向こうのが上な事くらい分かる。

「これならどうですか!」

 ミスリルの剣を召喚し、炎を纏わせて斬りかかる。それを脇差に氷の力を付与して何とか受け止める。が、向こうの魔法の質か位階か、圧倒的に上なのが分かる。ヒルダの力でやっと互角だ。単純にマズい。ここは演算と自身の思考をフル回転させて勝つしかない。

 何発か受け止めるが、こっちが斬り込むのは上手くいかない。ってか見切られてる、詰めが甘いとカウンターまで狙ってくる。うん、無理。ってかさっきから普通に危ない。急所を狙ってる訳ではないが、的確に防ぎにくい攻め方をしてくる。いや、これ、ただの防ぎにくい攻め方か?どこかで見た記憶のある剣術だが思い出せる訳じゃない。

「ふぅ」

 余計な事考えてたら一瞬で狩られる。

「中々ですね」

「ってか何故襲ってくる?」

「今の貴方の実力を知っておきたくて。ここまで強いとは」

「お前が言うか?ギリギリなんだが?こっちは」

「格上の魔法に下位の魔法で喰らい付いてくる時点で強いですよ。っとそろそろ、決めますか。万物を焼き払う業火よ、我が剣に纏いて全てを斬り裂け、イグニスソード!」

「ブリザードアドD!」

 向こうに浮かされてその隙を突かれて脇腹を貫かれる。が、激痛、熱さを堪えて肩を刺す。

「うっ…ぐっ」

「私の…負け、ですね。これはプレゼントです」

 封を置いてふらふらと去っていく。それを見て倒れ込んでしまう。いや、それで『私の負け』は無いだろ!?やば…い。


 その頃…。その近く。


「ねえ、シオン!この辺りにフブキちゃんが…」

「気配が消えた。これはマズいな」

 するとホワイトホップ、リトルス、サキュバスの3人組が現れる。

「やっぱりか」

「アイリス」

「へ?」

 そう言うと魔法でガルドの姿になる。

「可愛い女の子がお兄ちゃんになった!?」

「お兄ちゃんが可愛い女の子の身体に突っ込まれたんだよガキ共。ったく面倒な事しやがってあのアホは」

「…あ」

「お前がフブキを、な」

 ローブの女。昨日のと同一人物。フブキを殺す理由は見当たらない、って事は。

「アイリス、お前はこの先へ行け。多分フブキがそこの剣士にやられてる。おそらく死んじゃいないがマズいかもしれん」

「…分かったわ」

 アイリスが向こうへ行ったのを見届ける。

「さてと、お前ら覚悟しとけよ」

「ととと、とりあえず!」

 転移魔法でアサシンを逃される。

「チッ。まあいい」

 拘束魔法でまとめて拘束する。

「お前ら覚悟しとけよ?」

 その頃…。

「フブキちゃん!?」

 まだ生きてる。出血量は結構だけど急所は外してる。とりあえず回復を。

「光よ、かの者に祈りの癒しをもたらせ、メガヒール!」

 これで大丈夫ね。ん?手紙?


“にか‘とにかないかくちかにか‘ととらとかすらみきもとくなこなこに。にみいひいすかくらなきくかんらなていすいちせすいかかんきいすり。みらて、りいかもいかいりりんらなちりにかかりいこにかちこらなかもい。に’もそなすすいみかりんこちといしにみちともちりりからてみそちりりいしみらいり。かくいとみらてすちここにかとちすらなみとかくちかちすいちちすいしいりにそにらなとてくいみもちしいにみからとらなせ。かくいのにりりいすくいりせいしもいてくいみにてちとりんにみきしらてみらみちみいちすこんとみらてんすらちし、ちみしりいかもいりにひいちとにかにと、りいちすみにみきもちきにそ、ちみしくいりせにみきかくいのにりりいす。ていりり、かくちか‘とちりらみきとからすんからてすにかい、とらりいか’とりいちひいにかはらすみらて。はらすかくいこいにみき、にてにりりかいりりゆらなかくにともなそく。ちみしらもにのちみちみしもらそくにつなのにもらもらちいすにみちからてみそちりりいしんらとくにみら。といいんらなちきちにみ。


せと:りいか‘とといかかりいにみかくいそくなすそく。  かちのちみちとくにんらな”


「見た事のない言語ね。カーディアにでも聞いてみようかしら?」


第4章〜如月和泉と聖銀剣(ミスリルソード)〜 完

50話終盤の手紙の内容は暗号文となっておりますが、法則にさえ気付ければ解読出来る暗号となっておりますので、興味有れば解読に挑戦してみてください。

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