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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第4章〜如月和泉と聖銀剣(ミスリルソード)〜
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49話〜フーミットを操る七賢者〜

PT

フブキ

イズミ

ノーラ

シオン

コン

メルナ


洞窟深部。


「割と簡素な造りだな。それもそうか」

 するとイズミが壁の石を割って集めてる。

「これが素材に使う石?」

 大きめの黒い石。鑑定魔法で調べるとミスリル鉱石らしい。

「ミスリルって言う金属なんだけど。武器や装飾なんかに使われたりあとはこれを食べる虫に与えて色を作らせてちょうちょだったか蛾になる時に蛹の繭からミスリルの糸を作るとか」

「蚕かよ。ってかこれミスリルかよ」

「アレな。成虫になると野生動物食うからな。あの虫。しかもデカい。大体砂漠のサソリくらいはあるんじゃないか?」

 馬鹿みたいにデカい蛾とかどっかで…。いや普通に怖えよ。

「ファンタジーな生物はまあいいが、虫がデカいのが多いって嫌だな。蜘蛛とか」

「蜘蛛とか。大体採れたかな」

「コン、結界を!」

「はい!」

「…見つかりましたか」

「そっちの魔法使い…かなり強いわね」

「七賢者バニラ、クミンか。まあ問題は無いか」

 2人はそれぞれフーミットを召喚する。片方は白い。片方は黒い。と思ったら白黒両方数匹人化している。となると正面からじゃまあ無理だな。

 ふみふみ、フォル、フェルを召喚する。

「ふみふみの手伝いをお願い!」

 ふみふみはやる事は分かってる。

「上位2匹と下位1匹、下位1匹を主軸に上位を動かす意図が読めない」

 ふみふみには結界も仕込んだ魔法トラップを仕込ませる。フォルとフェルもある程度魔法は使えるらしい。同様にフォルとフェルもフーミット形態のまま支援に入る。

「あっちは大丈夫か。七賢者バニラの相手は俺がしよう。悪かったな、同郷の友じゃなくて」

「誰よ友って?」

「アイリス」

「友じゃないし!あんな陽の光の使者。ってかアンタ誰よ?」

「元死神。その使者様とそこのお嬢様とナナノの姫君が結託して魂を依代に縛り付けやがった」

「死神…ガルド。かつてクリエイツや人体実験施設を破壊し、教会のものにまで手をかけた闇のの魔法使い、か。あ、これ、あたし殺される」

「お前らの動向次第じゃ見逃してやらんことも無いが俺以外に殺されるかもしれんし」

「動向…か。フブキ、レンの事、死神の意思を継ぐ殺し屋の存在。あとついでに地竜でも狩れればと思って来たけど」

「殺し屋、か。お前らを餌に釣る手は無くは無いが俺の直感はその選択肢を良しとしないものでな。まあ久々の対人だ。やってやる」

「行くわよ!銀の渦よ、敵を飲み込め!シルバーストリーム!」

「錬金術の中でも結構上の技じゃねーか。やるか」

 闇の魔力が盾になる。

「アルケミスト相手はいつぶりか?ここまで削られるとは。だが、それでもアステル、いや、シルヴィ以来かここまでとは」

「シルヴィってあんた、かつての魔法科学国家のアルカロン最強の王宮錬金術師のシルヴィ・プラナティウムって言うんじゃないでしょうね!?」

「当たりだ。よく知ってんのな」

「やっぱあそこ潰したのは貴方なのね」

「昔の話だ。クリエイツで良からぬ事を企んでたからなあの国。動き出す前に潰した」

「…そう。別にあたしには関係無いしいいけど。ここは勝たせてもらうわ!銀よ、牙となりて、敵を貫け!シルバーファング!」

「アシッドバレット」

 銀の無数の棘を酸が溶かす。

 一方。

「…なるほど、貴方の剣、及び剣術、強いですね」

「そりゃどうも」

 イズミにまで戦う相手取られてしまった。俺の相手いねえ。イズミ干渉魔法使ってロングソードか。んであっちのフェルパーの女も剣で応戦している。

 誰か…来る。そう感じ取った瞬間振り返り、刀で剣を受け止める。

「流石、と言ったところですね」

「へ?」

 誰だ?この女。

「私はメ…!?」

 もう1人ローブで姿を隠している剣士?が女剣士に不意打ちを仕掛ける。何だこれ?

「ちょっと!今、来ていいタイミングじゃないんですけど!?」

 それに返す事無くローブの剣士は剣に炎を纏わせて斬りかかる。それを眺めているとシオンさんからテレパスが飛んでくる。

(そいつが多分最近世界各地でやらかしてるアサシンだ。正面戦闘でも強いとは思わなかったが、ちょっと待っとけ、今の状況でそいつがメロリンを殺すのは望ましくない)

 あ、この人メロリンって名前なんですね。

(すぐ終わらせてそこのアサシンを追い詰める)

「っと厄介な事になった」

「あのアサシンが例の…」

「…ってな訳でお前は黙って見てろ」

「身体が…動かない!?」

「今あのアサシンの思い通りに動いてお前らまで殺されれば俺にとっても都合が悪い。だが、あいつを殺すのも俺にとって都合が悪い。引いてもらう」

「え、ちょっ!?」

「ってな訳で、好き勝手してくれてるアサシンさん。俺と遊んでもらうぜ」

 そう言った瞬間、剣士は剣に氷の力を付与して斬りかかる。

 師匠は闇の魔力弾を数発撃つが、全て斬られる。

「マジかよ!?強えな」

 息つく暇を与えずに飛び道具を大量に射出する。暗器までやるか。

「これ、やっぱアイツか」

 テレポートでかわしてる。

 辺りをあの剣士は見回して…。

「今は、無理ですか」

 女の声。しかし聞いた事のある声ではない。そりゃそうか。身体が違えば声も違う。

 女は転移魔法で姿を消す。ってかアイツ好き勝手してさっさとドロンって。

「ったく、あの馬鹿はとんでもないもん拾いやがって」

「これ収拾どうすんの?」

「私、帰りますね?」

 メロリンが転移魔法でいなくなった。とりあえずバニラとか言うアルケミストの麻痺を解いて、ついでにふみふみが罠に引っ掛けて麻痺ってるフーミットも回復させる。

「…とりあえずこんだけ貰っていければいいか。クミン!帰るわよ!」

「承知致しました」

 街に戻って。

「おー、みーちゃん」

「レンレン、そっちは?」

「バッチリ地竜仕留めたぜ」

「それじゃ、フブキの剣でも作りますか」

「マジで?」

「マジマジ。まあいいって事だよ」

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