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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第4章〜如月和泉と聖銀剣(ミスリルソード)〜
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48話〜並行〜

 早朝・とある店。

「また1人やられた…のね」

「ったく、これは、今までのと一致すると考えていいのか」

「アンタのがこう言うのは詳しいでしょ?なんか力貸して欲しいんだけど」

「武器術は大した事無いの知ってるくせに。まあいい。店の状況から見るに本当に一瞬で決まったようだな。荒らされた訳じゃない。物盗りって訳でもないか。見つけた。金に手は出してない」

「今までもそうらしいわ」

「にしてもすごいな。おそらくパラライズやヒュプノシス、バインドなんかの動きを制限する魔法を使った訳じゃない。剣一本突き刺すだけで仕留める。中々だ」

「使えないんじゃないの?」

「かもしれんが、わざわざ殺しをやってて使えないなんてやり方、ガチの物理アサシンか。…いや、魔法剣士、干渉系、武器魔法系か?」

「そうなると、フブキちゃんより強い?」

「かもしれん。アイツも殺すのには慣れた。正面からと暗殺技術、はっきり言うとジャンルが違うからどうこうの話ではないが、おそらくお前が森で見た事を考えるとな。そいつがフブキと戦う理由があるのか知らんが。興味とかそんくらいだろ」

「そう」

「今言えるのはこのくらいか。そいつがここに滞在してるかは分からん。さてと、向こう行くわ」

「ええ、分かったわ」

 その頃。

「んじゃレンレン達があっち行って俺らでこっちと」

「任せとけ」

「よっと」

「あ、師匠。どうしたんですか?」

「向こうがある程度落ち着いたからお前に同行しようかと」

「向こうとは?」

「今朝、この街で殺しがあった」

「なあ、黒ねーちゃん」

「黒ねーちゃん、まあそこはいいか。どうした?」

「この世界って殺しってそんなよくあるもんなの?」

「正面からはよくあるし俺も昔は結構研究施設とか潰してたが、街中での暗殺は珍しい。っと、1ついい事教えてやる」

「いい事?」

「おそらくだが、今回のアサシン、フブキより強い。相手の動きを封じる術を使った痕跡は無く、抵抗出来ずに剣で刺し殺されてる」

「レンレン、んな事出来ると思うか?」

「さあ、俺に聞かれても。少なくとも俺はモンスターや獣は狩るが人殺しはするつもりねえし。戦うのは好きだが。みーちゃんは戦争やってんだろ?」

「戦闘はともかく街中での暗殺なんざ無理だっての。戦闘と暗殺は別もんだ。暗殺のスキルなんざ無い」

「俺が鍛えてやろうか?魔法中心でも暗殺術鍛えられるしフブキなら才能あるぞ」

「いや、別に戦闘スキルさえ有れば十分なんで」

「わーったよ。まあ今回のアサシン、お前を殺すメリットはねえだろうが、ってか大体こいつの裏に付いてる輩の正体は見当が付いた。遊び半分でお前につっかかって来るかもしれん。気いつけろよ」

「分かりました」

「…面白そうだ」

「お前じゃ相性悪いぞ。大剣を振り回すお前とロングソードを使うこのアサシンとじゃ機動力に差が出る。あとおそらくだが魔法もある程度使える」

「俺もある程度使えるぞ」

「使わねー癖によく言うよ」

「剣主体だかんなー」

「干渉魔法から覚えてこい。テレポートまで覚えればかなり変わるぞ」

「テレポート、ペッパーの得意魔法だったな。近距離の転移か」

「俺は使えるけど魔力コントロールのレベルが高くてまだ使って数秒フラつくからあんま使いたくない」

「しゃあねえ。今回のが終わったら少しだけ修行つけてやる。魔力コントロールの特訓だ。広い範囲の魔法で効果が見込める」

「あ、はい」

「あととりあえず今気になってる事があるからしばらくそっちに当たらせてもらう。しばらく街を出る」

「分かりました」

「んじゃさっさと目の前の方を片付けに行くか」

 鉱脈の洞窟。

 浅い部分ではあまり素材は採れないらしい。あとこっちはそこまで強い生物も特にはいないという事らしい。レンレンの方で地竜が出るかもしれないという事らしいが。正直俺は戦わなくて済むならそれに越した事はない。アイツとは違う。

 ってか洞窟にフーミットいる。何匹か捕獲して手懐けておく。流石に即戦力は難しいだろうが。特に問題無く深部に着いた。

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