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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
幕間3〜結城蓮と桜井吹雪の軌跡〜
51/177

Extra story5〜結城蓮3-世界の異変-〜

翌日

指示された時間に冒険者ギルドに集う。

マヨイ (魔法使い)

セイラ (魔法使い)

ヒナタ (アルケ)

ソラ (ナイト)

知らない人 (多分魔法使い)

「ん?」

「あ、レンちゃん、こっちこっち」

「その人は?」

「男だからあんまあたしとしても連れて行くのは乗り気じゃないんだけど、シンゲツ。魔法使いなんだけどあたしらより火力あるし」

「どう言うご関係で?」

「ああ、今のパーティ組む前あたしと2人の少数パーティやってた事あるの」

「えっと?レンです?よろしく?」

「よろしくお願いします」

「色々大丈夫なの?」

「実力は保証するわ」

「剣士の俺の負担は一切軽くならないんですけど!?」

 ソラちゃんが盾引き受けてくれるとして、前には結局俺しかいねえ。

「多分大丈夫。そこはまあ必要次第何とかする方法があるから」

 とりあえずその言葉を信じよう。

「まあ今回は一応って事で引っ張って来た臨時のメンバーだからそこのお兄さんはほっといていいわ」

 雑だなー。扱い。

「今回の仕事は近くの砂漠でサソリを討伐する依頼だそうです」

「デカいやつ?」

 戦った事あるデカいやつだろうか?

「デカいサソリ5体で銀貨5枚。まあ普通より割高だしそんな難しい仕事でもないしこれでいいかなって」

「いいかなって思うならいいよ」

「んじゃ、こいつは返しておくわ」

 何かの転送魔法で呼び出された俺の剣を受け取る。腰に一応買っておいたチンクエディアを提げる。とりあえず持っといた方が良いだろって思って買っといたくらいだが。

「そのデカい剣使うんですか!?」

「まぁな」

 と言う訳で出発!

 砂漠、街付近。

「サソリを探す当てって何かあんの?」

「魔法で探してますけど…。いますね。1匹」

「んじゃ、レンちゃんの力、見せてもらいましょうかね!」

 サソリが地中から姿を見せる。やっぱデカいな〜こいつ。

 って見てるうちにシッポで突き刺そうとしてっから、まずは回避してシッポをぶった斬る。

 大剣を地面に突き刺し、それを踏み台にして踵落としを頭にキメる。

「し…死んでますね。こんなあっさり」

「圧倒的攻撃力。何と言うか」

「すごいですね」

「体術まで得意とは」

「うーむ。流石にサソリの殻は硬いっぽいな。衝撃とかそんな感じか」

「そこまでの力があるなら十分かと」

「直接ブチ抜けるくらいには鍛えるか」

「そこまでしなくても大丈夫よ。レンちゃん」

「まあ空いた時間にする事無いし筋トレくらいしないとって」

「もうちょいまともな趣味見つけようよ」

「元の世界であった趣味がこの世界で出来ない事ばかりだからね」

「あ〜文化の違いとかあるのね」

「今のところ違うとこしか見当たらないって言うか、同じようなとこ何も無いのだけど」

 まあ、ファンタジーな世界に来てしまった訳ですし。ここで同じモノを探しても殆ど見つからないだろうし、探す意味も無い、気がする。ってかサソリが地中から出て来るって言う謎な世界ですし。

「そこまで!?」

「そもそもこんなやばいサソリいないし」

「レンちゃん普通に、と言うかむしろ余裕で仕留めてたこのサソリ、ヤバいの?」

「そもそもサソリってこんなのしかいないし」

 手でペットショップで見た記憶のサソリのサイズを大体で示す。

「それに俺の故郷の国には野生のサソリはいない。人間が興味で飼育する為くらいだよ」

「平和ね〜」

「平和かって言われたらどうだろ。俺の国は戦には関わらない主義だが、他の国はそうでもない。まあ、俺はそこら辺特に興味は無いが、今、この世界には満足してる。この世界でも変わらない。やるべきことより、やりたいことだよ!それがいつの世も真の理なり!」

「やるべきことよりやりたいこと…ね。案外正しいのかもね。受け入れるのに抵抗あるけど」

「漫画の名言拝借しただけだけどな」

「漫画って何よ?」

「向こうの文化の貴重な優れた産物だよ」

「地味に自分の世界ディスってない?」

「あの世界は嫌いじゃない。あの世界に存在する枷が嫌いなだけだから。っと柄にもないこと言ったな。忘れて。レンちゃんがレンちゃんである為にはレンちゃんはアホでないといけないのだ」

「今までアホ演じてた様には見えないけど」

「大丈夫、素がアホだから。さてと、俺の弱点を教えとく」

「弱点?」

「弱点だよ。弱点。俺はアホだから攻めることしか考えられんからサポとかガードとかは丸投げする。アホだから魔法を使うより力で捻じ伏せる。アホだから信じる事くらいしか出来ない。あとガチで魔物の知識は無い」

「え?レンちゃんそう言う系?」

「そう言う系。残念ながら。まあ食当たりは無いらしいから拾い食いとかはガン無視していいよ」

「ダメでしょ、拾い食いは」

 そして、それからしばらくして2匹片付け、一旦休憩。

「お昼にしましょ。っとちょっと待ってね。すぐ戻るから」

 察した。のは察したんだけど。何か嫌な予感がする。セイラちゃんが見えなくなった辺りで何かを感じる。

「ちょい様子見て来る。ヤバい気がする」

「いやいや、セイラちゃんの為にも」

 ガン無視。

「え?レンちゃん?」

 いた。まあ案の定というか。

「俺の事は無視してていいから」

 何処だ。サソリとは違うけど何かヤバい気配は。研ぎ澄ませ。

 見つけた!セイラちゃんの後方2mほどの場所に思いっきり地面に剣を突き立てる。

「前に避けて!」

「えっ、ちょっ!」

 ぶっ刺した剣が地面ごと持ち上がってデカいモグラが姿を見せるがすぐに倒れて絶命する。

「ちぇっ、モグラか〜。なんかいるとは思ったんだけどなぁ」

「あわわわ」

「そこで下着足引っ掛けてるお姉さんや」

「そこスルーしてくれないかしら!?」

「まあそれは見なかった事にするけど。誰にも言わないし。モグラは別として」

「で、どうかした?」

「このモグラはバラせばいい?」

「その必要は無いわ。肉は不味いし素材も使えないし売れないわ」

「そっか。んじゃ、先戻ってて。多分もう大丈夫だろうし俺はんなヘマはしないから。っと。ほい。要るでしょ?」

「分かったわ。ありがと」

 間も無くして用事を済ませて戻る。あのモグラ自体は別に何もないタダのデカいモグラ。間違い無い。別に問題は無い。

「レンさんも遅かったですね。何かありました?」

「ああ、デカいモグラが地中にいてそれを何かヤバいのと勘違いしてたっぽい」

「いや、十分ヤバい部類よ?アレも」

「その気配を?」

「いや、ただのカン」

「タダのカンでモグラに致命傷を負わせるのはおかしいですよね!?」

「なんか刺さった」

「なんか刺さった!?」

「モグラ…ですか。気になるので調べたいところですが…」

「…私が行って来ます。モグラを調べるだけですので」

 ヒナタちゃんが調べに行って数分で戻って来た。

「…えーと。いくつかわかった事があります」

「あんの!?」

「えっと、はい。あのモグラは最近起こっている環境変化の影響を受けているものと思われます。この辺りでモグラの発生はここ数十年無いらしいので。レンさんの転生と関連する可能性は否定出来ないです。あとあの個体は一回りは少なからず大きいです」

 デカいのか。

「あとは生物を知覚して出て来たってとこですね」

「そーゆこと」

「俺がこの世界に来た事で異変が生じたか、或いは、この世界に異変が生じた事で死んだ俺が放り込まれたか。まあそれを知るのは無理だろうが」

 この女神が話せば別だろうがそれを誰かに明かすのは無理だろう。

「とりあえずご飯食べたら残りのサソリをひとまず片付けるわ」

「あいさー」

 ってなわけでサソリくん達は特に見所無く始末完了したので省略。

「レンちゃん強すぎでしょ」

「一応レンさんの毒のサンプルも採取させて頂きましたし」

 ぶっちゃけ今のところこの毒しか作れないし。

「何か来る!」

「へ?」

 空を横切ったのはデカい飛竜。ドラゴン?

「すげー。ドラゴン初めて見た」

「アレはワイバーンね。下級の飛竜の一種だけどドラゴンはドラゴンか」

「ワイバーンがこんなところを飛ぶのも変ですね。これは何かあるとしか」

 怖いんですけど。

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