4話〜調査と落ちた集落の少女〜
フェルパーという言葉に過敏に反応したのはオウカさん。
「ちょっと待って!今フェルパーがいるって」
「オウカさん?」
「ボクはいくつかの調査でこの大陸まで足を運んでこの森に来た。1つが転生者、つまりキミの存在。これはこっちに来てからついでに頼まれた内容だけどね。他の人々もいるっぽいからのそっちはそっちで調べるけど。
2つ目がガルドの事。まあこれもキミのおかげで一気にいい方向に向かった。
3つ目、今この森で起こっている最も重要な事で下手すりゃ大陸の命運がかかってる事態。フェルパーの異常繁殖と凶暴化、及び進化。フェルパーはネコの血を引き、耳と尾、柔軟で堅強な身体を持つ種族だね」
「それだけど、転生者とは関係無いわ。確かにフェルパーは異変を前兆から感じ取る感覚を持っているけどそもそも大陸を越える程の知覚は無い。彼が転生したのもこの大陸じゃない。凶暴化していないフェルパー多めの国のある大陸」
「なら違うか。問題解決にそのフェルパーの転生者の力を借りるのは無理。リトルスの転生者の他2人がこの大陸にいるのは聞いたけど、それは多分知り合いって言うなら時間待てば巡り会う」
「まあ出来ない事はしませんが、死にたくないので多少は無茶していいです」
「ふむ、昼は調査の前後でボクが、夜はガルドに頼んで魔法を鍛えれば化け猫退治に間に合うかも」
あの人に頼むのか…。
「多少のセクハラくらいなら我慢出来る…と思う」
「あー、それについてはボクが対策を立てる。今は吹雪ちゃんが下でも将来はガルドを使う側にしてあげるから」
いいのか?お亡くなりになられたとは言え、黒魔法の英雄様だよねその人。その人を使う側ってチートレベルの何かが無いと無理でしょ!?
「えっと、ガルドはこの大陸の英雄と呼ばれた黒魔法の頂点…だったわね」
「そうですね」
「この近辺に吹雪ちゃんが落ちたのは偶々なんだけど、この文化女神様が適当にほっぽり出したからなんだけど。ステータス組んだのは割といいものあげたつもりだったけどバランス悪いわね。攻撃魔法込みの素質もあげるわ。文化の女神のシステムなら差し替えたりして上手く組み合わせて使えばいいわ」
どうやらこのスキルは自身の進化に合わせて進化出来るようだ。この魔法はある程度高いランクまでは習得出来るっぽい。あとちょいちょい補助系入ってる。
試しに使ってみよう。低い段階でいくつか使える。
「この杖で。光よ射貫け、シャインシュート!」
ビームだ!これ!
自分の胴回りはある樹木の幹を貫通、ついでに焦げてぷすぷす煙を上げている。
「は?ヤリスギナノデハ!?」
おい、今MP999から3位しか消耗しない魔法で事実上耐性無しで150以上のダメージを抉り取るビーム出なかったか?
「うわぁ…さすが転生者すご…ぃ」
「しばらくこのナイフで頑張ろ。魔法剣士イケル!」
「せっかくあげたのに!?」
「いや、うん。加減間違ったらどえらい事になるのはわかってるし干渉魔法である程度魔力の加減を学んだ方がいいのは確かって分かった。干渉魔法なら加減間違えても被害は攻撃魔法より小さく済みそうだし」
「高速演算で加減調整できるでしょ」
「まあそうですけど、森林で攻撃魔法使うのもそもそも危ないと言う結論を叩き出した訳で」
「下手に木折ると色々面倒よね。危ないし」
高速演算を魔法の構成や発動に絡める特訓もしないとな。
「そう言えば目の前の事じゃなくて将来的な事は考えてるの?」
わお、鋭い突っ込み。
「考えてないですよ。ただ、拘束されない生活、拘束しない生活は悪くないと思ってます。せっかく自由を得たのですし」
「自由…ね」
「自由は最も遠いところにあるようで実はすぐそばに落ちてるものなんですよ。それを拾う選択が出来なくなっていく、それだけの事です。でも、自由は有効に活用するのも難しく失うのも簡単。元々規則、ルールの支配下に人間という種族は拘束されていた。やりたいことだけやっていける世界じゃなかった。やるべきことが面白いか面白くないか、選べるか選べないか。この違いって重要なんだ」
「人間より面白くなりそう?」
愚問だ。今こそサバイバルだが、ファンタジーの世界だ。危険はあっても興味はある。
「童力湧いてる!?すごい量!?」
出ちゃってる?こうか?童力を消す事なく小さくまとめていく。
ある程度制御出来そうだ。
「行けそう」
このまま実戦使用へと移る事になった。早速実戦に向けて獲物を探す。
数分歩いて今までと違う気配を感じる。2、3匹か?凄まじい殺気、いや食い気か?
「オウカさん。いますね」
「すごいね、やっぱ。見込んだ事はある!」
オウカさんがワイヤーを向ける。こっちに誘き寄せるように放つ。
ネコの尾と耳を持つ種族フェルパーか。これが。
3人のフェルパー。男1に女2、自我は無い。
「殺すよ」
「はい。覚悟出来てます」
「じゃ、女1人任せる。2人引き受けるから」
甘えのような気はするけどここは頼ろう。
長髪黒髪の女。魔力は感じない。童力を込めて体術で応戦する。
オウカさんも短刀で応戦している。童力で力技…。
フェルパーの女の腕を押さえる。
「風の力よ、我らに飛翔の力と速さをもたらせ!ウインドブーツ!」
腕を上へ払いのけ肩を斬る。頸動脈は逸れたか。
腕に童力の玉を作ってぶつける。
童力に活動エネルギーを奪われた体勢を崩す。
「器を磨く聖なる力よ、己の刃に力を宿せ、エンチャント!」
ダガーを強化してウインドブーツで上げた機動力で回り込み心臓を貫く。
オウカさんもワイヤーで拘束し、頸動脈を斬って仕留める。
それを見て座り込んでしまう。
「お疲れ、休憩しよっか」
という事なので休憩。
オウカさんによると戦い方は問題無いらしくむしろ上出来らしい。魔法もきっちり発動出来ており、活きているとの事。
竹のような構造の植物の水筒に水を汲んできてくれてそれを飲む。そしてオウカさんが持っている地図を広げて現在地と思われる場所にバツを書く。フェルパーの発見場所らしい。結構色んなとこで出没しているようだがこの辺りはほとんどないようだ。
それを見てから、フェルパーの死体を物色する。衣服を剥ぎ取り、手持ちの武器も頂戴する。気になった点があっ た。こいつらが襲ってきた時、自我が無いのは多分他の個体もそうだろう。確認しなければならないのはそこじゃない。自我はなくとも服を着るのもこの際どうでもいい。肋骨が浮き出るほど痩せた身体、耳と尾の毛の荒れ方。フェルパーを見るのは初めてだがこれが普通とは思えない。
「こいつらは下位のフェルパーみたいだね。上の奴らに使役され、大した栄養は摂れていない感じかな。フェルパー自体そこまで上下関係ハッキリしてる訳でも、少数のパーティを組むのも珍しい訳でもないけど。やはり化け猫は実質確定したようなものか」
ここから拠点は遠くない。って事はあそこだって安全って訳でもないという事。フェルパーの数は未知数だけど1人でいるのが危険なのはよく分かる。
「マズいな」
「どうかした?」
「フェルパーの目的はともかく逃げ場は殆ど無いって考えるとやっぱどっかで戦力を整える必要はあるかと」
「だもんね〜。ボクはそもそも違う大陸から来てるからこの辺りの集落と協力関係を築くのは難しい。でもってどこかの集落に落ちたならともかく、ソロで転生したとなるとやっぱ重いか」
まあ、そうだよな。
「アスちゃんが来たら一旦街で準備しよっか。手伝うからさ」
「織物織ったらどこか買い取ってくれますかね?」
材料の当てはある。染料も種類は少ないがまあ作れなくはないだろう。
「それは多分なんとかなるね。あとは肉とか食料、素材が売れるもの用意した方がいいかも」
「分かりました」
拠点に戻りフェルパーから剥ぎ取った服を洗いついでに自分の身体も洗う。
「一緒にはいっていい?」
「ダメですよ。狭いんですからもうちょっと待ってください」
冷たい水で髪を流す。服を着て洗った衣類は干す。身体を拭いて服を着て外に出る。フェルパーから剥ぎ取った衣類と荷物を整理する。
まず衣類。下着は確認したが、特に何かを仕込んでいる様子も無いのでそのまま放っておいた。服は植物繊維の物である。元々そこそこボロボロ。鎧とかは着けておらず、また、プレートなどを内側につけて身を守る、と言ったことや魔法を仕込んだ様子もない。多分普通の服だ。次に手持ちの道具。革の鞄の中には食糧は無い。あそこまで痩せてたし無理もない。武器は一応鉄のナイフと短刀だ。フェルパー3人で2つ、また、このフェルパー達の身体と合って無い事からこの武器は他の人を襲って手に入れた可能性があると思われる。
「年齢は10台中盤から後半だった。向こうは向こうで結構ギリギリだったみたいだね。
まあ自我保ってないって点は色々問題だけど」
「問題?」
「そもそもの話ボクはこの事件、単純な飢饉によるフェルパー群が追い込まれて覚醒、暴走だと思ってた。でも、フェルパーを進化、化け猫を生んだ輩は別にいる可能性は高い。
目的は分からないけど」
「その根拠は?」
「フェルパーは比較的自由にやってく方の種族なんだ。まず奪った食糧をその場で食べずにどこかに集めている。この行動要因には違和感がある。それに元々、フェルパーは繁殖行動に出る事も少ない方でこの大陸、この森では殆どいないと言う状況が数十年は続いていると記録されてる。しかし、最近、一気に数倍にまで個体数は膨れ上がり今となってはこの森最強の勢力を築きつつある。それに本来のフェルパーは、性格的には、他の種族に襲いかかるなんて荒っぽいこともしない。そして化け猫、今の環境で自立的に発生するのは実質不可能だった」
「つまり、本来のフェルパーの行動と矛盾、あるいは、現状に至る可能性は無かった」
「頭いいね。そうだよ」
「被害状況って分かります?」
「森林のリトルスの村が10前後、ディアボロスの村も2、3箇所は壊滅してる。あとその近くの木々の実りもかなり荒らされた」
さっきの地図だ。よく見ると壊滅が確認された集落の詳細も纏められている。で、俺の拠点。リトルスの転生者フブキと書いてある。あと俺が仕掛けた罠。
「そのうち罠にかかるおバカさんなフェルパーも出てくると思うけど、その位置も出来れば教えてね」
「ダメですよ。自分も罠にかかってるんですから、馬鹿にするようなこと言っちゃ」
「うっ」
「さてと。引っ越しますか」
「いいと思うよ?」
地図を見る限りは守りも固めやすくフェルパーもまだ見つかってない場所がいくつかある。英雄様のお墓も近い場所は確保できそう。
コンパを呼んでこの位置に引っ越す事を告げる。
コンパは理解が早くて助かる。
明日、引っ越しを決行する。
「アスちゃんが戻ってくればそのまま街に住んでもいいんだけどね。フブキちゃんなら養ってあげてもいい!」
「あはは、考えときます」
「どっちにしろ他の仲間にも報告する事もあるからフブキちゃんは連れていかないといけないと思うけど」
「分かりました。まあやる事無いですし」
フェルパーはこっちの都合なんて考えない。
それはまあ分かる。一体多数の心得なんて今のところ無い。出来るのは頭を使う事。
技術を磨く事は出来てもそれを100パーセント実戦で活かせるか、それはまた別の話だ。
「さてと」
ここも危ない。フブキちゃんは確かに強いし聡明だ。しかも今の自分の出来る事まで。恐ろしいなこの子は。どうか、届いてくれ。新世代を築く1人の転生者の覚悟に。森の民よ。
森。吹雪の拠点の東の集落。
「ポンデル、お前は逃げろ!ここはもうすぐ落ちる!今のお前にフェルパーは止められん。でも、森に神が降りた。転生者がこの森にいる。その者に仕え、森を救うのじゃ!」
「でも、婆様!」
「行け!泣き言言っとる暇なんぞ無い!」
「はい!ポンデル。転生者様の右腕となり、猫共を退け、敵を討ちます」
若きリトルスの少女、ポンデル起つ。
都心某所。
「なるほど、リトルスの転生者を見つけたか。そやつについての情報は?」
「知恵が回る魔法使いタイプ。干渉魔法の才能がある。アレは強くなる。
それに罠を使った狩猟の才能。的確な位置に的確なタイプな罠を仕掛けてた」
「面白いじゃない」
「罠なんざ仕掛けてねえで正面から戦え。リトルスにはその才能があんだろ」
「オウカが多分その辺の面倒は見てくれてる」
「あいつがそこまで肩入れすんのは同族だからか?転生者だからか?」
「多分オウカはその転生者の才能に勘付いてる。それに今転生者がフェルパーの件について解決のカギになる事を確信した」
「なるほどな。引き続き任せるぞ」
「了解」
アステルは街に繰り出す。
「申請が受理されました」
「ありがと」
これでフブキはここに連れて来られる住む必要が出来ればオウカに押し付ければ問題無い。あの子はリトルス。私が思ってるような子では無いけど、オウカに任せればまず間違い無い。ガルドの魂の依りどころを見つけた今、不安も無い。問題があるとすればオウカの仕事であるフェルパーの方だ。ガルドならそれも難なく殲滅出来るだろうけどそこまでは私には出来ない。フブキの力を借りたところでガルドはまだ依代を持てないだろう。打てるべき手は打ちたいが。ラグナス…。いや、アイツとゲイザーの手を借りる選択肢は無い。そうなると選択肢は自然と限られてくるか。フブキの進化前にガルドの力を借りる。これも気は進まないけど、本来の魔力も取り戻せないなら森一帯焼野原になる事も無いだろう。でも、どうする。新たな依代を作るのが無理なら必然的に3人のうちの誰かにガルドを憑ける必要がある。オウカだとガルドの望む魔力量が絶対に実現出来ない。フブキに憑けるのは選択肢としてアリだが、そうなると転生者としての真価を発揮出来ないだろう。仕方ない、今回ばかりは自分が腹をくくるしか無い。私の身体をガルドに使わせればいい。最低限の魔力量と質は確保出来る。それにソウルメイツの身体なら多少無茶しても死ぬ訳じゃない。魂さえ無事なら不死身みたいなとこある。
ふぅ、気は進まないけど妥協もしないと。そもそも転生者もガルドの魂も無しでフェルパーを一掃する前提だった分だいぶ楽出来るじゃないか。元々6人動くつもりが私とオウカ、加えて外部戦力に頼れる分他の守護にも戦力を割ける。
フブキの魔法の特訓か。私も付き合うか。その為の準備しよう。
森林。ガルドの祠。
『フブキにオウカか。アステルはどうした?』
「色々準備してもらってるんだよ」
『そうか』
「フブキちゃんがこの森の異変に立ち向かう意志を示した。だからボクはその手伝いくらいしてあげたい」
『分かった』
「フブキちゃんにセクハラするのは許さないからね」
『この森で何が起こっている?』
「化け猫の出没。その結果、フェルパーの上位階級個体が猫又に進化。で、そいつらが今森の各所で大暴れ。ディアボロスとリトルスの集落がいくつか落ちた。この近辺でもフェルパーが出没し始めた。それを調べてる」
『なるほどな。確かにこいつをほっといたら森が荒らされるどころか周辺の力ない国家までも落ちかねん。提案がある』
「ボクとアスちゃんだけでは依代の構成は出来ないよ。アイちゃんも簡単には行かなそうだし」
『フブキが複製魔法を用いてまず自分のコピーを作る。それにフブキがパペッターで軸を通す。そこまで出来るようになれば俺が何とかする。まあ複製魔法つっても覚えたてで俺がその体で生きるほどの耐久性も無いし、おれの魔法で耐え切れるとも思えん。化け猫達が片付いたらそれで終いさ。でもフブキが化け猫を倒せれば進化の可能性がある。そうなれば降霊や操魂の力もある程度習得出来るかもしれない。リトルスならその可能性は十分だろ?』
「…確かに」
「複製魔法って!?」
『アステルに習え』
「アステルさんがやるんじゃダメなんですか!?」
『アステルはパペッターを使えない。それにお前の身体のコピーのが間違いなくアステルの身体より強い。アステルがお前のコピー作るよりお前自身でコピー作った方が質は当然上がる』
「分かりました」
『っと、ついでにお前の中でしばらく過ごす事にするわ』
「そんな事許す訳無いでしょーが!」
とんでもない事ぶっちゃけたぞこの霊。
『俺のスペックをフブキに合わせるためだ。それにそうすりゃフブキの魔法習得効率の上昇も見込める』
「プライベートに邪魔しないなら、セクハラしないならいいですよ?手出さなきゃ多少は堪えます」
「大丈夫、その辺はボクが守ってあげるから」
『じゃ、交渉成立』
するとガルドさんが入ってくるのが感覚で分かる。
んでこの人直接意識に語りかけてくる。
「フブキちゃん、これで多分大丈夫」
オウカさんがなんらかの魔法をかける。
「こっちの意図しない干渉、主に思考読解とかに対して防御が働くようにしたんだ」
(あー、入れねえ、こんにゃろ。オウカ…。俺相手にここまでの守備力を持つとは。)
(とりあえず、一旦試してもらっていいです?)
一度意識に干渉出来るようにする。
「ほう、これがフブキの身体か。魔法面に関しては現時点で上出来か。んじゃ遠慮な」
胸を触ろうとした時点でガッチリ止める。
で、意識を強引に引っ張り戻す。
「ふう。大丈夫そうです」
「あとは優秀な僕を従えれば化け猫討伐パーティが作れる!」
「僕…」
「いくらガルド従えてる転生者でも数千、いや、下手すりゃ数万規模のフェルパーや猫又の群れ相手にするとなるとタダじゃ済まないよ〜」
いや、それ、フツーに死ねるっす。ってか数万規模の戦力とか集める方法も無いし。となると、やっぱ近辺のリトルスの協力は不可欠か。でもボッチだぞ?俺、しかも俺口調の口悪い方だと自覚あるし。
「俺の力を使えば、今の身体なら黒魔法、使えるぞ」
隙突かれて乗っ取られた。
「うわびっくりした。ガルドそんな事出来たの!?」
「まあそんな事するのは気が向いた時くらいにしてやるさ。フブキよ。ウインドアドから鍛え上げ、構成隠蔽、リミットブレイク、オールホールド究極の干渉魔法師に仕上げてやろう。ちっともショボくない。恐ろしい魔法使いにな。そのついでだ、アステルの錬金術の魔法資質を入手する」
無茶苦茶な事言うな。知らない魔法出てきたの以上に錬金術も習得だって!?
どうやら魔法の素質自体を手に入れさえすれば何でも使えるようにはなるっぽいけど!条件付きで。
「あ、これ思った以上にややこしい事になったな」
「フブキちゃんが取り戻した」
ぶっちゃけいつでも取り戻せるんだけど、この人何気に重要な事言うからな。発想はぶっ飛んでるけど。
すると空間の歪みを感知する。
「ここにいたんならちょうどいい。今から話すべき事がある」
アステルさんが転移魔法で姿を現した。




