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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第3章〜結城蓮と恋しくて氷菓子(ドンドゥルマ)〜
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34話〜レンとノーラ〜

「こっちのエルフちゃんがマシュマロ、マシュちゃんで、フェルパーの剣士ちゃんがノーラちゃんと」

「よろしくお願い致します」

「よろしくお願いします」

「ノーラちゃん…か。お主、出来るな」

「お主?」

「こいつちょいちょい遊び半分でヒルダみたいにキャラブレるから。あんま気にしなくていいよ」

「個性的なお方ですね」

「こいつは個性的で片付けちゃいかんよ?」

「…まーまー」

「マシュは中長射撃、狙撃をさせる。あと錬金術と治療、回復。コンは防御担当」

「そっちのリトルスのアレは?」

「忍者」

 なんかもうオウカさんって使える魔法も忍術に近いのが多いし隠密でまさに忍者って感じだし忍者でいいやって認識。

「いや、何それ!?」

「分身の術とか変り身の術とか使えそうな見た目だもんなこの人」

「分身は魔法でなんとか出来るけど変り身の術って何?」

「攻撃当てたと思ったら丸太が攻撃受けてて変り身の術だったーってやつ」

「それは出来ないかな、でも幻惑魔法は使えるよ?」

「残像だ!が出来る!」

「出来るね?よく分からないけど。そこでテンション上がる意味が」

「向こうの娯楽と言うかそう言う趣味と言うかメディアというか」

「へー」

「ギルドで会ったディアボロスのねーちゃんは?」

「結界魔法が使える。あと攻撃魔法も少々」

「りょーかい、大体分かった。俺は前出ていいな」

「レン様の手間を煩わせる訳には」

「いーのいーの、こっちゃこの世界に来てずっと戦士やってんだ。強いやつと戦いたくてウズウズしてんだ」

 リアルでも戦闘狂になってしまったかこの馬鹿は。まあ実際めちゃくちゃ強かったし大丈夫ではあるんだろうけど。

「魔法は使えよ?役に立つんだから」

「要らねーよ。俺の頭にはキャパが重すぎる」

 ダメだこいつ、やっぱアホだ。

 とりあえず出発する。前にレンレンとノーラちゃん1歩ほど後ろに俺とマシュ、その後ろにコン、アイリスさん、最後尾にオウカさんが付いてる。

「エルフのねーちゃん。得物しまってないで出しといてよね」

「承知致しました」

 AK-47を出してホルスターにワルサーをセットして腰に提げる。

「AKか。いいもん持ってんじゃねーか。嫌いじゃない」

「レン様も分かるものなのですね」

「まーねー」

「オウカさん、これ持っててください」

「遂に私も使っていいんだね。特訓させて貰ったけど」

「S&Wか。コンパクトで可愛いヤツじゃないか」

「そうそう。オウカさんは拳銃まで一応使えるように、他許可出してる人は大体上から下まで持てるようにしてる。シオンさんはグレランロケランは許可してないけど。対物ですら物凄い火力出すからそれ以上渡すの怖くて」

「なるほどね〜。天使のねーちゃんは?」

「あたしはフブキちゃんの勢力じゃないから持ってないわ。フブキちゃん徹底してるのよね。外部の者は奪い取っても使えないようになってるし使用許諾がマシュちゃんとフブキちゃんしか出来ないし本人の意思がないと無理だから操ったり洗脳したり殺しても使えるようにならない徹底っぷり」

「ほー」

 しばらくそんな会話をしながら数時間。

「おっ。蠍来るぞ。飯だ!」

 レンレンが構えると地面からデカい蠍が出て来る。何でこいつ分かんだよ?

「私1人で問題ありません」

「んじゃ、お手並拝見と行きますか」

「風の力よ、我に飛翔の力と疾風の速さをもたらせ、ウインドブーツ!この器に風の力を与えよ!ウインドアド!」

「風の干渉魔法、速度付与と属性付与の魔法だっけか?」

「そうそう、ウインドブーツは力を上げると飛翔能力もあるけどノーラちゃんはまだそこまでじゃない。それでもここまで魔法使えるようになったもんだ」

 強く踏み込んで尻尾を落とす。そのまま宙返りして腕を落としてトドメを刺す。

「凄っ。しかもかなり疾くて強い。フェルパーになるのもアリだった?そう言うプレイもありかも。カッコいい」

「レンレンがそんな軽い武器好んで使えるようにはならんでしょーが。扱えはしても」

「みーちゃんが持ってるよーな刀とかは案外好きよ。つまらぬ者を斬ってしまった、ぜよ!とか」

「何故わざわざオリジナルじゃなくてモノマネしてる方のモノマネなのさ?」

「おっさんのモノマネより可愛いキャラ真似るでしょ」

「そのキャラ剣士とか戦士とか侍じゃなくてただのJKだけどな」

「英国日本ハーフじゃん。提督LOVEの」

「混ぜんなよ」

「許せフブキ、また今度」

「やめろ」

「とりあえず解体手伝いますか。みーちゃんナイフ貸して?」

「はい」

 数分かけて蠍を解体し、分別する。

「ふぃー、頑張った。鋏1本は俺が食うかんな!」

 その鋏1本で大根の倍以上デカいんですが。

「レンちゃんそんな食べるの?」

「そのレンちゃんギルドでコン達と会った時にデカい肉食べた後ナンサンド2つと串焼き3本とスープ1杯、食べた後ワイバーン行って戻ってから揚げドーナツ3つとヨーグルト食べてたのでかなり…」

「…えーと、多くない?」

「ですよねー」

「間にワイバーン挟むって中々にキツいわよね?更に。あたしだったらワイバーンで一回やっちゃってそう」

「それは思いました」

「腹ごなしの運動っしょ?」

「腹ごなしに命かけんなよ」

「そこは許してくれよ」

「ってか金欲しがってるのに大食い控えろよ」

「腹が減っては戦ができぬって言うじゃん」

「腹八分目にしとけよ」

「アレで半分だが」

「お腹にピンクの悪魔宿してたか」

「何それ?」

「天使のねーちゃんは知らなくてもいいよ」

「ご飯には早いしまだ行けそうね」

 と言う事で冒険再開。

「出来れば牛見つけておきたいけど。なんだかんだ1番美味しいし。いつもなら手出さないけどこのパーティなら行ける気がする」

「牛って絶対フォレストボアより強いですよね?」

「イノシシこの辺にいねーからやりあった事無いがまあ強いっしょ?」

 牛、牛かあ。アイツら絶対強い方のアレでしょ。

「牛が出れば俺もやる。蠍と蜘蛛食うサバイバルには飽き飽きしてんだ」

 向こうじゃ蠍と蜘蛛食うサバイバルって絶対無かっただろうな。

「蠍も蜘蛛もバカデカいけどゴキブリが巨大種いないのは幸いか」

「そう言えば俺らの住んでるとこでもGいねーな」

「ゴキブリって?」

 ん?そこから?

「人類の起源となる種が生まれるより遥か太古から存在し、向こうではかなり強い繁殖力と生命力で俺らの時代でもなお存在し続け、生活の汚れ等を喰らって生きる女性、いや人間の忌み嫌う害虫っすよ」

「ネズミみたいな事するのね」

「ネズミか〜。この辺はいないな」

 とりあえずこの世界にゴキブリが存在しな可能性があるのは幸いか。

 そこから数時間、歩き続けるとなんか牛いた。ガチで牛いるのかよ!?

「お、牛じゃん」

 こっちに気付いてるんですけど!?だいぶ速え!

「2人とも!あたしより後ろに下がって!」

「お?」

「はい!」

「漆黒の防壁よ。護れ。ダークバリアー!」

 車両が壁にぶつかるような音がしたが結界魔法は持ち堪えている。これ凄えな。

「レンちゃん!ノーラちゃん!行って!」

「はい!」

「おうよ!」

「んじゃ、風の力よ、かの者に飛翔の力と疾風の速さをもたらせ、ウインドブーツ!器に風の力を与えよ!ウインドアド!」

 ノーラちゃんは自力でかなりのスピードを出せる。今回ノーラちゃんにウインドブーツをかけてないのはレンレンへの配慮。それならレンレンにだけウインドブーツをかければそれなりに動きやすくなるはずだ。それをノーラちゃんも察してくれてるし。

 牛がノーラちゃんにターゲットを変え、突進を仕掛ける。牛に比べりゃノーラちゃんは速い。避けれるだろう。

「へっ、いただき!」

 レンレンが牛の角を掴んで食い止める。マジかよ。車両くらいの勢いあったろ?

「大丈夫か?猫ねーちゃん」

「普通に避けれますが、凄い力ですね」

「知ってる。どっかの腱を斬れ。牛の脚は強いから丸ごと落とせとは言わん」

「承知致しました!」

 ノーラちゃんが前脚の腱を斬り、動けなくたったところをレンレンがトドメを刺す。

「いやいや、フブキちゃんと戦ってるの見てたけどやっぱ筋力おかしいでしょ!?あの突進を止めて牛にトドメ刺せるって」

「だから言ったっしょ?筋肉さえあればいい」

「言ってないぞ。レンレン」

「あれ?」

 ぎゅるるるとお腹の音が鳴る。レンレンの。

「ご飯にしましょうか」

「あはは」

「んじゃ」

 とりあえず調理道具や台、その他諸々を出す。

「俺なんかやる事ある?」

「解体終わったら休んでていいよ」

「りょーかい」

「マシュ、調味料と野菜出せる?」

「はい。問題ありません」

 野菜を焼く物とそれ以外で分ける。ん?これ、トマトじゃなくね?サタンハートだよな。

 サタンハート。トマトっぽい異世界感あるあっちには無い野菜。生だとめちゃくちゃ辛い。薄切りにしてみる。

「レンレン、食ってみ?」

「トマト?」

 とりあえず食わせてみる。

「何じゃこれ!?ヤバい!辛い!みっ、水!」

 水を入れて飲ませる。

「マシュさん。サタンハート混ぜるのは」

「すみません」

 とりあえず焼いてみっか。火通したら普通に食える筈だし。

「あとはトウモロコシに、ナスにタマネギにカボチャ、で団子とウサギと鳩とボア」

「多くない?あの牛も結構あるわよ?」

「レンレンがどれだけ食べるか分かんないから結構ざっくり。素焼きって言うよりはまあ鉄板焼きで元の世界の焼肉スタイル」

「味付けは?」

「塩や胡椒でもいいけど向こうじゃタレを自分で付けて食べるんですよ。マシュの用意してくれた調味料でそれっぽい物を作ってみました」

「へぇ」

「あのトマト焼いてるのか」

「トマトじゃないから。さっき確認する為に食わせたやつ。火通したら甘くなんだよ」

「サタンハートなのね」

「マシュが適当に出してたので」

「あれ?そう言えば菜園組で生食出来るサタンハートの開発してたよね?」

「それ、トマトじゃダメなの?」

「成功すればトマトより安く提供出来るようになるかと」

「それはすごいと言えばすごいかもしれないけど」

「まあ問題は辛みを抑えたところで酸味が強いものになる事もあり得ますし甘い物になると価格が変わってくる可能性もあります」

「でも作り上げてしまえそうなのがエルフ族の技術の恐ろしいところね」

「この世界のエルフってサイエンティスト的な集団なのか?」

「その認識で大体合ってる」

「弓士とか魔法使いとかそう言うイメージ強いが」

「狩人も魔法使いもいるけど比較的ステキツいんだよ。魔術回路や魔法回路の構成能力、開発能力、錬金術なんかが得意分野だな。それもあって銃を作らせて持たせてる。射撃狙撃の腕は確かだからな」

「ほー」

「いい感じに焼けてきたな。よし、食えレンレン」

「牛以外にもあんな。見た事ねえ」

「これがコッコポッポ、これがフォレストボア、これがわたげうさぎ」

「ウサギは初めてだな」

「味わって食えよ?1羽1万の代物だからな」

「マジで?」

「ちょっと探しゃ見つかるっちゃ見つかるけどウサギだから1羽辺り採れる量が少ない」

「なるほどなー。ってかマシュねーちゃんだったか肉食うんだな?」

「とおっしゃいますと?」

「俺らの世界じゃそもそもエルフっつーのが架空の存在だが、作り手によっては動物由来の物を摂らないみたいな設定とかあるし」

 そう言えばそんな設定のメディアまあまあ見るな。

「強いて言えばボアが好みでないだけで肉は摂りますね」

「猟とかすんの?」

「私はしないですね。こんな事でもない限り基本入浴と食事及び食材の買い物以外は引き籠ってますし」

「普段何やってんの?」

「生活用品から武器まで色々な開発をしています」

「コンねーちゃん」

「ん?」

「ディアボロス女子のあの日っていつ来んの?」

「20手前くらい」

「問題しばらく問題無さそうだな」

「その後数百年苦しめられると考えれば問題だが」

「…え、ディアボロスってそんな生きるん?」

「進化してるから大体フブキ様と同じくらい、500年以上は」

「そんだけあればネット回線引けるな」

「その前にハード何とかせにゃならんのだがってか何のために?」

「生活の彩りに」

「凄い勢いで話が飛びますね」

「みーちゃんと話してると基本話題どっか迷子だもんな。ウサギ初めてだけどうめー」

「お前、食う為に大金欲してる訳じゃないんだよな?」

「元々は旅費稼ぎと準備の費用だったがみーちゃん持ってくれるなら生活費くらいの用途しかねーぞ?」

「それについていくつか気になる事があるんだ」

「気になる事?」

「1つ目、アイリスさんが言ってた教会の何たらを殺した人、それを小鳥遊優だと俺は踏んでる。アイツが持ってる力がどれ程のモノか検討付かんが俺らの知り合いから消去法で考えると限りなく低い確率ではあるが他の転生者より有力だ」

「アイツはどーよ?一条何たら」

「現実性は一番あるが青葉が短期間で躊躇無く人を殺せるような力と心の強さを持てるようになれると思えん」

「お前がこの世界に来てから1番ヤってるだろうな」

「戦争してたからな。ほぼ。お前は怪物のが狩ってそうだが」

「お前に会うちょい前まであの蠍レベルのデカいクモ十数匹狩ってたからな。途中でエンカしなくなってこれ使ってたが」

 何だこれ?

「何ぞ?これ」

「アロマの系アイテムね」

「魔物寄せアロマ。狩りクエなんかで重宝する」

「レンちゃんって蠍とか蜘蛛とか平気なのね」

「レンレン両生類はダメだよな?」

 記憶によるとカエルとかはあんまっつってたこいつ。

「アレは…ダメでしょ。ヌメってるのは。流石に砂漠だからかデカいカエルとかいなくて助かったと思ってる」

「デカいカエルに女神が喰われてるアニメとかあったな」

「あのカエル耐久値おかしくね?」

「殴るからダメなんだろ?アレは」

「そうだけど。みーちゃんの苦手で巨大化したら困る生物何よ?」

「蛞蝓とか蝸牛とか。あと海的なやつでイカタコクラゲ」

「イカ、タコ、クラゲはいるわね。大きいの。蛞蝓とか蝸牛は見た事無いけどあとカエルも大陸違うけどいるわね」

「イカとかタコってクラーケン的な?」

「クラーケンもいるわね」

「みーちゃんの聖剣ってダガーだったよな?」

「ああ。ミスリルの回路付きのいいやつ」

「何系だっけ?」

「かかる魔法強化付いてる。お前のツヴァイハンダーもなんか付いてんだろ?」

「魔力流すと切れ味が上がるらしい」

「お前女神に調べられてそもそも魔法の才能は切り捨てられたな」

「魔法火力付いてんだけど?」

「アレだよな。たまにいる無駄にAとC両方が高いけど両刀しないようなやつ」

「お前それやってたなら言えよ」

「DLO以外のゲームの話すらした事ねーだろ。まともに」

 そう言えば他のゲームについてはあんま話した事無かったな。俺のゲームについてはそれなりだが。

「ふう。満足」

「みーちゃん、ウサギもうねーの?」

「レン様、焼きますよ」

 こいつどんだけ食うんだよ。

「レンちゃん何人分食べてる?」

「俺が見た範囲で4人前は食べてるかと」

 最低4人前であって多分もっと上。

「すごいわね。ここまで食べる女の子多分オウカ以来だわ」

「いやいや。流石にないでしょ」

「冒険中にここまでいいもん食えるなんて幸せだからな」

「お前昔こんな奴じゃなかっただろ」

「この世界だと身体動かすようになったからな。食って鍛えて稼いでを繰り返してる訳だし」

「まあ分からんでもないがこっちはチビになって結局キャパそのものが減ってるからな」

「だろうな」

 一体この差は何なのか。酷くない?

「みーちゃんや、気にするならうちの女神好きなだけ殴っていいぞ」

「駄目でしょ!?」

「はぁ!?」

 出てきた、運命の女神。

「レン、どうしてそうなるの!?」

「いや、ほら。気にしてるっぽいし」

「それは別に今更だしいいけど咲夜が弱いのがちょっと」

「あの子特別なもの何も渡してなかったわね。何がいいかしら?」

「魔法系のスタッフと魔法補助能力、あと攻撃系魔法かな。素人に結界魔法のみは過酷過ぎる」

「白系でどうかしら?」

「あ、良さそう」

 これで当面の問題は解決か。

「さてとあたしは戻るわよ」

「おうよお疲れ。さてとみーちゃん水魔法使えるんだっけ?」

「ある程度は」

「んじゃみーちゃん借りてくぜ」

 襟掴まれて抵抗出来ん。

 少し離れた場所にて。

「ここら辺でいいや」

 そう言うと服を脱ぎ始める。

「何すんだよ?」

「身体拭くんだよ。風呂にゃ入れねえし。ついでにみーちゃんもやったるぜ」

「分かった。変な事したら凍らすかんな?」

「冗談キツいぜみーちゃん」

 そう言って身体を拭く。

「ガチで言ってんだよ。馬鹿が」

「…。お、おう」

 ガチで引くわ。何でそんな事ガチで言えるんだよ!?

 とりあえず自分も脱いで水魔法でタオルを湯で濡らして身体を拭く。

「しかしこんな事になるとはな。お互いが言ったことがそれぞれ叶っちまった」

「慣れはしたがぶっちゃけ苦労しか無いぞ」

「だよなあ。立ちションで事故るとは」

「お前やろうとしたのか」

「冒険者やってっから普段外だしな。3日に1回街に帰って来りゃ多い方だ。まあ違う街に泊まる事も多い」

「大変な事で」

「楽しいぞ?DLOとかビーハンやってる感覚を体感出来る」

「俺多分人のが斬ってるからな」

「戦争体験してんだっけか」

「まあ戦争か」

 言ってみりゃ人の思想の行き違いによる戦争だ。

「恵まれた味方とえげつない魔法と魔力。それがあったから何とか切り抜けた」

「なるほどな」


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