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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第3章〜結城蓮と恋しくて氷菓子(ドンドゥルマ)〜
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26話〜旅立ち〜

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。今週より、通常更新になります。第3章開始にもなります。

揃ったね。これより、スライネ大陸へ向かうパーティを発表する。まずノーラちゃん」

「はっ!」

「コン」

「はい!」

「トウカ!」

「はいっ!」

「マシュ!」

「はいっ!」

「オウカさん!」

「りょーかい!」

「サクヤ」

「当然ですわね」

「シオンさん!」

「マジで!?」

「マジです。サクヤ達に街の方に行って紙面もらって来てて、ワイバーンか同等級のドラゴンが上空を通り過ぎる目撃例が多くなってるらしいので、そのレベルの戦力もある程度考えてて」

「ドラゴン相手にするとなるとそうなるか…。了解」

「フブキ様!」

「はいっ!マシュ!」

「グレラン、ロケラン、ライフルの使用の許可を!」

「ライフルは許可する。他2つはダメ」

「承知致しました」

 ライフル。マシュとココアの共同開発によって生まれた兵器。

「ではシモノフPTRS1941を」

 対戦車ライフルは認めません。

「ヘカートⅡ、バレットM82かそれ以下にしなさい」

「ヘカートⅡとAK-47、ワルサーP38、シグP220を携行します。あとは短剣」

「おいちょっと待てフブキ」

 シオンさんが何か言おうとしている。

「あん時の兵器いつの間に完成させてたんだ!?」

「あ〜、やっぱり。完成自体は最近なんですよ。質と言うかグレードは当時の女神製よりかなり落ちますがそれでも十分強力なので秘密裏に開発を進めてきてようやく実用段階に来てるんです」

「俺にも寄越せ!」

「一応ワルサーとAK渡したげて」

「持っていくやつで1番つえーの寄越せ」

「ヘカートⅡはいくつかあるのでそれ持っていってください」

「シオンさん素の魔法火力あるんですから要らないでしょーに」

「かっけーじゃん」

 まあ…わかる。

「まあ、問題無く扱えるようにはしておく」

 シオンさんがマシュが銃を作り始めてからすっかりハマってしまって何故か銃がメインになりつつある。デザートイーグル、トカレフ等何丁か所有している。

「何故そこまで銃にハマってるんですか」

「かっけーのもあるけどガルドである事実を隠蔽するのに全く違う戦術を取れるようにしておくのも有効なんだよ。試しにヒイロから剣を習ってみた事もあったけど性に合わんかった。短剣はそこそこだが。んでもってエルフの嬢ちゃんらと話して銃の話聞いてハマった。魔法の演習場の近くに射撃の演習場があってな」

 なるほど。色々考えてるんだな。

「今度は狙撃で暗殺者シオンとして…」

「ガルド、じゃなくってシオン暗殺者になるの?」

「いや、なってもらうつもりは無いですけど」

「マジか」

「そうだ、マシュ、アレ、出来てる?」

「出来てますよ。改良版ヘカートⅡ、AK、ワルサーを始めとした数種」

「フブキちゃん銃とか言う武器を主体に開発進めてるけど今までのと何か違うの?」

「この武器はそもそも魔力を魔術回路を介して増幅して射出する道具なんですけど。言ってみればオーブやクリスタルより高い増幅値と射出する武器です。それにマシュにオーブを組み込んでもらうように設計してもらって」

「マカロンと一緒に。苦労しましたよ。ココアに作ってもらって回路の刻印に計算、実用、性能重視で組み込んで。これ一本で本来なら100万マナはしますよ」

 わお。

「まあフブキ様のダガーでおよそ10億以上はしますので」

 前から城立つとかどうとか言ってたからそう…ならんだろ?

「金なら後で積んでやる!ミスリル貨1枚で足りるだろ!」

「何本要るんですか!?」

「俺じゃ一本しか扱えないな」

「拳銃なら2本行けますけど片手ダガーか脇差持ちたいですね。状況によりますが」

「お前結構命中精度良かったな」

「まあ何とかなりました」

 それ以降もマシュと一緒に射撃演習もしっかりやってる。自分はどちらかと言うと教える側だが。

 それから数日。

「おはよー。うわ、皆さんお揃いで」

「アイリス…もうこっちは揃ってるんだが」

「…アンタも来るのは別にどうとか置いといてアンタスタッフなんて使わなかったでしょ?」

「ああ、これか?すげー武器だよ」

「へぇ。別にあたしが付いてく必要無かったけど面白そうだしあたしも行くわ。んじゃ。

スタッフを地面に突き立てる。

光の力よ、記憶を繋ぎ、空間を繋ぐ扉よ開け!転移門(ワープゲート)

「すごい…。ここが…」

 スライネ大陸の何処かの街。ちゃんと話聞いてなかった。

 てかさっそく町人にノーラちゃんが話しかけてる。

「レン・ユウキと言うディアボロスの女性を探しているのですが」

「ああ、あの魔物の狩人の女の子ね話題になってる。それならあっちの方角の砂漠を越えて3日程の町に住んでるらしいよ」

「ありがとうございます」

「なんつってた?」

「あっちの方角の町にいるそうで砂漠を3日突き進むんだそうです」

「んじゃ準備すっか」

 街の中を手分けして買い物する。アイリスさん、オウカさん、シオンさんと回る事になってしまった。

「昔じゃガルドと一緒に町回るなんて絶対無かったわよね」

「んなこたねーだろ。ポーションだったり買ってたじゃねーか」

「あったわね。そんな事も」

「そもそも何を買うの?」

「野営道具だとよ」

「アンタお金いくら持ってる?」

「金貨で40枚。フブキに金貨70枚銀貨30枚は持たせた。足りんかったらストレージにミスリル貨幣10枚はぶっ込んであるからギルドで崩せばいい」

「ボクは金貨10枚と銀貨50枚」

「あたしが金貨50枚。まあぶっちゃけ要らないでしょ。転生者のディアボロスの女の子に会いにいくだけなんでしょ?」

「まあ要点まとめるとそーなるが。ドラゴンが多いらしいから生きてるといいんだが」

 まあそうなるよなぁ。

「この大陸のドラゴンって飛竜とかで炎吹くワイバーンとかの系統よね?」

「ああ。一応ラグナスに確認したらそうらしいが、サラマンダーも出る可能性はあるんだとよ」

「結構強いわね」

「まあそれがガチで出て来りゃ転生者つっても太刀打ち出来るかどーか」

「そういえばその転生者って剣士の子なのよね?」

「はい。地頭は悪く無いんですけど基本ゴリ押しスタイルというか脳筋に近い何かと言うか」

「基本が出来てるならまぁ…」

「魔法も覚えれば使えるはずなんでしょうけど多分覚える気無いですね」

 あいつゲームでもそう言うやつだったしな。多分使わないだろ。

 その頃…。砂漠の洞窟。

「あと、10体。どこにいる?」

 キィン。

「連絡水晶か。出て大丈夫だな。どした?ねーちゃん!」

『ねーちゃんではなく。ケイブキングスパイダーの狩りの進捗はどうですか?』

「5体狩ってあと10体だ。予定通りだな。早けりゃ3日。5日だろうけど。解毒ポーションが心許ないが問題は無いだろう。一応マヨイを連れて来てるから大丈夫だと思う」

『承知致しました。それでは引き続きお願い致します』

 水晶の魔力が途絶える。

「マヨイ!」

「ひゃい!」

 マヨイ。キツネ系統の獣人属。耳と尻尾くらいであとはほぼ人だが。

「…どしたの?」

「何故蜘蛛狩りなんておっそろしい依頼して受けるんですかぁ〜」

「蜘蛛15匹で金貨5枚。だいぶ条件はいいんだよ。今回は他の皆来ないから2人で山分けだし。銀貨25枚、25万マナだよ!」

 ケイブキングスパイダー1体辺り3万ちょいとかかなり得である。

「っと、ちょいトイレ」

「こんな物騒なところでするんですか!?」

「大丈夫大丈夫」

「ではなく!」

「それにしても、洞窟引きこもってると時間わかんないわ」

「まだ昼にもなってないですね」

「ふぅ。今日はあと2匹は行っときたいけど、あいつらビビって出てこないし」

「何匹かその巨大な聖剣で斬り殺したのを理解してるのかと」

「この蜘蛛んな事分かるの?」

「らしいです」

「しゃあねえ。最終手段だ」

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