Extra episode〜転生学園1〜
1章と2章の間の話です。時系列も1章の意識を失った後、2章で眼が覚める間です。読まなくても基本問題はありませんが、転生学園は今後、多少本編主人公の知識に影響する可能性はあります。
キーンコーンカーンコーン
ってどこだよ!ここ!
「学校ですよー」
いや、訳分からん。さっきまでフェルパーと戦っててそのあとどっか呼ばれてガルドさんから過去の話聞いたあと体調崩して意識飛んで…。また死んだ?
「いえ、大丈夫です。意識は失っておりますが命に関わる事態ではありません。ここはフブキ様の深層心理、フブキ様でも意図して関与する事の出来ない意識に私が干渉して作り上げた学校です」
「夢弄ってるようなもんか」
「その認識で大体合ってます。では、本日の授業を始めます」
俺の世界形式の学校だな、多分。
「今回はガルド先生を教師としてお呼びしました」
「授業を始める!っておい、女神、説明聞いてないぞ」
話してないのかよ。ひでーなおい。大丈夫か?この企画。
「えっとですね。フブキ様が転生した世界、あるいはフブキ様の世界について様々な方に授業と言う形式で教授するという感じです。フブキ様にも先生やってもらう機会あるかもしれません」
「そーなの!?」
「はい」
何だこれ。ってかそもそも俺がこっち側の方々に何を教えるってのさ。
「とりあえず今回はこの世界の魔法の概念について簡単に説明するぞ」
あ、はい。
「魔法と魔術、2種の性質が存在するが根本は同じだ。光と闇、2つの性質、マナを魔力に変え、魔力で性質等を構成する。これが基本的な性質だ。構成に言語を用いるモノを魔法、用いないモノを魔術と言うのが一般的な認識だ」
「言語を用いないって構成隠蔽とは違うのですか?」
「いい質問だ。厳密に言うと構成隠蔽は隠蔽している、表面に出ていないだけで実際言語で構成されてる。で、魔術はと言うと一般的に言えば、例えばこんな感じ。あ、これ壁と一緒に棒があんだが」
「それ、そっちの四角いやつで消せるんでその棒で書いて大丈夫ですよ」
すると魔法陣っぽいのが描かれる。フリーハンドでこれ描けんの地味にすげえな。
「これが魔術魔法陣、魔術陣と呼ばれる事が多い」
「あ、魔法陣ではないんですね」
「さっきも言ったが言語で構成されていない。ちなみに正式な魔法陣はこんな感じだ」
横に比較するように描く。うめえ。流石プロっぽい。
言われれば確かに外側と内側に円形に文字が配列されている。この世界の所謂現代文字でなく古代文字とかその辺りだろう。
「ぶっちゃけお前が覚える必要は特になければ使う必要も現状無いと思っていい。そもそも使用者がほぼいない」
「え〜」
確かに魔法で間に合ってるけど。
「んじゃこの辺は終わりにしてついでに光属性闇属性について説明しよう。この世界にはそもそもこの2つしか魔法属性は存在しない」
「炎とか水とかは?」
「厳密に言うと闇か光の魔力を変化させたものとなる。系統と呼ばれる方が多いな。風に雷、水に氷みたいなさらに細かい区分もある。
ちなみに、この光と闇は事実上性質自体が似ていれば同じ魔法を使えることもある。それと、その気になれば誰だって炎、水、風、土の系統を操ることも出来る。結構キツいがな。あとは性質を持たない干渉魔法の類なんかはほぼ光、闇両方扱えるものも多い」
そう言うやつなのか。変わったシステムだな。
「お前は特殊で両方持っててどの性質にも偏りなく変化出来るらしいが、転生者だからだろうな。基本的にいないと考えていいぞ」
「でも水と土がちょっと…」
水系と土系ってむずくね?
「単なる得手不得手だろう。あの辺は干渉魔法で乗っけ辛いというか干渉魔法と相性もあんま良くないが。氷に変化出来れば比較的乗せやすいな」
「なるほど」
「っと、ざっくりだが魔法についての基礎は以上だ。女神、終わるぞ?」
「大丈夫ですよ〜」
キーンコーンカーンコーン
結局なんだよ。これ。




