表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第1章〜転生少女フブキと猫の歌(アリア)〜
15/177

14話〜陰謀と勝算〜

 その頃…森林某所。

「見つけたわ。アンタの魔力、アンタが化け猫を生み、フェルパーを操ってる」

「これはこれは、大陸を救ったカーディア様とアイリス様…ですか。私を見抜くとは、流石英雄様方、手が早い」

 ローブで全身を隠す男。

「どうしてこんな事を!」

「俺はただ、欲しいものを与えてやった。足りないなら奪えばいい。本当に必要なのは執着心だってな」

「それで禁忌と呼ばれるチェイン効果のあるルール魔法を使うか」

「そこまで見抜いていたか」

「優秀な弟子が解析してくれたの。ほんっとにすごいわ!」

「確かに合ってる。お前らの解析は合ってる。ビーストコントロール。獣人や魔獣を操る類でチェインもある。発動条件は防御力を持たない獣人なんかに血液から魔力が侵入する。それだけさ」

「狂ってる」

 こいつがフェルパーを大した意図も無く操った。

「あれほどの力がある。国を落としたりもせずただ静観しておった」

「それは俺の役目じゃない」

「何らかの組織の者か!?」

「ああ、俺はただの下っ端だがな。っと、これ以上は言わねえぞ」

「いいわよ、無理矢理吐かせてあげるわ!」

 まずは広範囲結界で退路を断つ。転移も使わせない。

「結界魔法で飛べなくして逃げられなく、か。俺の相手が魔法使い2人なのは運が良かったか」

「あたし達に勝てるとでも?」

「アンタはミスをした。結界の範囲が広過ぎたんだよ」

男が指を鳴らす。猫又4人とフェルパー7人。

「ハメられたわね」

「こっちにあやつかフブキがおれば楽なんじゃが」

「弟子に頼るのもどうなのよ。英雄さん。アステルかオウカ、ガルドがいれば多分変わったでしょうけど」

「一応教えといてやるぜ。多分気づいてるだろうけど。この魔法は俺を殺したところで解けない。化け猫に組み込んであるからな」

「やはり、そうか。アイリス、眠らせろ」

「術者がいるせいで多分無意味ね。あの術者も行動不能を狙う魔法に対する耐性は持ってるわ」

「そこまで気づいてたか。じゃあどうする?」

 まずフェルパー。こいつらを殺すのが最良だろうがあの男がパペッターとかで死体を操る術を持っていないと言う保証は無い。ビーストコントロール、それが扱えると言うことはつまり高度な魔法能力を持っているのは見れば分かる。捕獲出来れば楽だろうがそれも難しい。拘束の類や麻痺なんかの魔法は光の魔法には少なく弱い。闇の範囲だ。

 フブキちゃんは転生の恩恵だろう、両方使えた。オウカやアステルみたいな拘束技には恵まれない。それに奴がまだ近辺にアイツらを隠してる可能性もゼロじゃない。あーもう!めんどい!うざい!

 フェルパーと猫又の首から下を凍らせる。状態保存の魔法を仕込んで2日くらいは凍ってるだろう。その間で凍死するかもだけどまあそうなれば仕方ない。

「次はアンタよ!覚悟なさい!」

「これ、ワシ、要った?」

「一応よ。一応」

 片手杖を向ける。構成さえすればすぐに確実に殺せる。そのくらいの事は余裕だ。あとはこいつに今回の事を、こいつの裏にいる輩を吐かせられればそれでいい。

 そう思ってはいたが事態は急変した。あいつの背後からザクリと言う肉体を刃が貫く音と共に金属の刃は男の胸を、心臓を捉え、血に塗れた銀の刃は姿を見せる。

「な…に?」

 その刃は抜かれ、鞘に収められる。男は倒れ、見えた姿は女性。

「あなたは何者なの!?何故!?」

「フブキさんによろしくお願いします。多分あの人なら出来る人なので。っとそれでは」

 そう言うと女は空を飛んで行ってしまった。あまりに急な出来事に追うことも出来なかった。あの女剣士干渉魔法を使ってたわね。干渉魔法の腕だけで言えばフブキちゃんより上かもしれない。結界を干渉魔法で一部書き換えた感覚もある。

「あの女、追う?今ならまだ捕まえられるわ」

「やめた方が良かろう。それより今は化け猫じゃ」

「ぼちぼち向かいますか。焦んなくて大丈夫でしょ」

「じゃろうな。オウカ、アステルはもちろん多少身体に不安はあるがガルドもおる。それにフブキもかなり強いし頭もキレる」

 その頃、湿地帯。

「で、どうする?」

「ガルドさんって封印魔法使えますよね?」

「なるほど、化け猫を封印すると」

「はい」

「いい案ではあるが、キツイな。封印魔法で封印するには時間がかかる、それに俺が使える最強の封印でもこの身体じゃ難しい。それにそもそも成功すら厳しい」

「と言いますと?」

「封印魔法の仕組みってのは化け猫を結界で覆ってその中に魔法陣を仕込んで封印するっつー構成を取るんだが、その結界の耐久値はフブキの魔法能力に比例と言う形になっちまう。それだと条件はほぼ無理だ。内側から数発ぶっ叩けば壊れるからな。俺が殴られても終わる」

「私が護衛しましょう。それと、切り札を使ってあげます」

「何だそれ?」

「ミニガンって言う小型ガトリング砲です。こちらの世界仕様に一部変えてますが」

 また一斉掃射始めてる。

「あの数の催眠魔法を一度に高速で…」

「っと、今回は特別です。フブキ様を死なせないように!」

 ガルドさんが分身の身体から変化して生前の姿と思われる容姿に変化した。衣類もサイズが合わされている。

「この身体…成る程、いいだろう!」

「多分魔法能力及び身体能力も戻っているはずです。今宵は持ちます。フブキ様の為に全力でサポートを」

「やってやるよ!」

オーブを7つ呼び出す。

「あとフブキ様にはボーナスです」

フブキは一姫集結 (アクティブスキル)を習得した。

この力は、なるほど、そう言うことか!

「これより、化け猫封印作戦を開始します!」

8/17の更新はお休みします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ