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異世界転生幼女の英雄譚  作者: ひょうか.みかん
第7章〜生き残りの選んだ道(ライフ)〜
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79話〜桜井家始動〜

 数日後…。教会。

「光の力よ、我が剣に宿り、勇気の聖なる力をもたらせ聖剣『ブレイブソード』」

 ケットの剣が光輝く。

「ふぅ。なんとかってとこか」

「でも、数日でここまでできるとは。もしかしたら本当に」

「楽じゃあないが、まあ教え方も良かっただろう」

「そう言っていただけると嬉しいですね」

「っと、そっちはどうだ?妹君、はぴこ」

「まあそれなりには。はぴちゃんの習得ペースは若干遅いですが」

「まあまだ幼いしこんなもんでしょ。それでもゆっくりとは言え、確実にモノに出来てるしプラスって言える方だから大丈夫よ。っと、そろそろ荷物まとめて明日、フブキちゃんのとこに行きましょ!」

「はい!」

「やっと主様に会える〜」

 とりあえず、フブキちゃんに連絡を入れておこうっと。

 フブキちゃん、明日そっちに向かうわ。直接屋敷に飛ぶんじゃなくて街の入り口に飛ぶわ。みんなに見せてあげたいから。

(分かりました。お待ちしております)

 午前中を予定してるから。

(はい)

 翌日。

 フブキの屋敷。

「お姉ちゃん、今日お姉ちゃんの家族が来るんだよね?」

「その予定だけど」

「あたしが門で待ってみようかな」

「アイリスさんが連れて来るらしいから門に来るとは限らないんじゃ」

「それはあり得るけどまあいいや」

「ってかサクヤの時もメグリガオカ姉妹の時もそうだけど結構驚くってか常識的にドラゴンってかなり上位の種だからアイリスさんいない限りほんとはアウトな気はするけど」

「まあまあ、興味深いんだよ。お姉ちゃんの家族ってのが」

「空間の歪み、北の入り口か」

「よーし、いっくよー!」

 翼を生やして空中で完全なドラゴン形態になる。そんな器用な事出来んのか。

 北の入り口。

「っと、着いたわよ」

「転移魔法…。流石ですね」

「さてと」

 と言ったところで暗くなるなる。

 空から来るのは蒼く美しい(ドラゴン)。その巨体は私達の前に着地する。

 戦意は感じ取れないですが。もし戦うとなれば確実に死ぬ。空気中の水分が凍ってきらきらと輝く。背筋が凍る。

「ヒルダちゃん、驚いてるからその辺にしといてあげて」

「はーい」

 と言うと15〜6くらいの見た目の女の子になる。

「なるほど。貴方達がお姉ちゃんの家族さん方だね。あたしはヒルダ。フブキお姉ちゃんの使い魔の氷竜だよ」

「お姉様ドラゴンを使役しているんですね」

「まああとは幽霊の類を色々とフーミットとかも」

「流石お姉様」

「乗ってく?」

「あ〜、寄り道してくから」

「よーしじゃいこー!」

 このドラゴンノリノリですわね。

 少し歩くとある店に着く。

「あ、珍しい。アイリスさん。っともしかしてその子、榛名?」

「私を知ってる方…」

「イズミだよ。僕は」

「イズミさん!?」

「そのフェルパーの子達なんとなくケットとはぴっぽい?」

「流石ですね」

「あったりー」

「桜井家も賑やかになりそうだね」

「ですね」

「っと、ヒルダちゃんが前作ってって言ってたやつ。太刀打ってみたんだ」

 それを受け取り確認する。

「これはすごい」

「イズミさん刀まで作ってしまうとは。もう何が作れないのか分からないですわね」

「ポーションの類は無理かな。薬学や錬金術は全然手出してないし。フブキなら本くらい持ってそうだけど。本人が手出してないとは言え」

「いやいや、イズミ君なんだかんだ言って今の段階でも既に十分すごいわよ?料理、家具、小物、裁縫、武器は少なからず作れるし」

「あとはまあ武器に含む範囲ではあるんだけど、一応ゴーレムも作るのは出来るかな。基礎は勉強したし。使いこなせるかは置いといて」

「ゴーレムと言うと魔法で操る石の人形みたいな」

「まあ素材は石と限る必要もないんだけどね。まあこんな事ばっかやってるから半年あっても全然強くはなってないけど」

「まあ得意分野もやりたい事も人それぞれだし」

「他にこの街にはどなたが?」

「サクヤちゃん、レンちゃん、モモちゃん、ミカンちゃん、ユウちゃん、ジュンちゃん、メグリちゃんで全員だったかしら?」

「今回我々と来た中で十束兄妹がいないのと、アオバさんがまだ」

「アオバって子の話なんだけど、ミカンちゃんが降霊術、憑依術の類の占術で調べたんだけど、ある程度絞り込めてるらしいけど捕まってる可能性が高いって。明確な位置までは見えてないらしいし」

「変な方向に向かってますわね」

「そうね」

「とりあえず行きますか」

 フブキの屋敷。

「立派な屋敷ですわね」

「ここに住めるの?」

「まあそうなるわね。っと、あ、トウカちゃん」

「アイリス様。そちらがフブキ様のご家族の皆様ですね。トウカと申します。今は主に家事をしております。あとは感知魔法などで街周辺までの危機感知などもしておりますが、強い訳ではないので。っと、案内しますね」

 屋敷の中を歩く。

 扉の前。トウカさんが扉を叩く。

「フブキ様、アイリス様とご家族の皆様が到着しました」

「どうぞ」

 銀色の美しい髪。対象的に燃えるような紅い瞳。美しいのは間違い無いのでですが、涙が流れる。

「お姉様…」

 ここは俺から行くか。ハルナを抱きしめ、ぽんぽんと頭を撫でる。

「迷惑かけたな。すまん」

 空気を読んで3人ともいない。

「主様が私より可愛いだと!?」

「はぴこの俺の呼び方主様なのな。そこ驚きだわ」

 はぴこの頭撫でる。

「うわめっちゃもふもふ」

「えへへ〜」

「ケットも元気そうで良かった」

「ああ、マスターも」

「マスター、ね」

「あの、このタイミングで申し上げづらいのですが、十束兄妹がまだ街に来ていないのが心配です」

「アイツらもいるのな。そう言えば金髪の女神も言ってたな。結構日数経ってるしこっちから動いた方が良さそうか。アイリスさん、トウカ、ヒルダ」

「やっほーい」

「このドラゴンさんの妙なテンションは一体」

「いつもの事だから気にしなくていい」

「あ、はい」

「こっちに来てまだ安否を確認出来てないのが2人、捜索隊を編成します」

「っと、オウカに伝えとくわ」

「お願いします。ヒルダはノーラちゃんに」

「いえっさぁ」

「トウカはコンを呼んできて」

「承知しました」

「大変な事に」

 皆が動き出す。

「コンを連れてきました」

「っと、こっちに来てるまだ見つかってない2人を探す。コンの探知結界、トウカの感知魔法を接続して俺が共有、拡張する」

「やりましょう」

「頑張るよ!」

 早速実行する。近い範囲にそれらしき生体反応は無い。

「ハルナ、十束兄妹の種族は?」

「フェルパーです」

「フェルパーねさっさと回収してからゆっくりしますか」

 2人の発動をマジックリンクで繋げてマジックエキスパンションで範囲を広げてコントロールする。

「フブキ様!」

「ああ、見つけた。ノーラちゃんが1番近い」

 その頃。

(ノーラちゃん)

 フブキ様からテレパスですね。何かありましたか?

(そこから東方の元々使われてた何らかの種族の集落にいる。そのまま向かって)

 承知しました。

 集落跡。

「ふみふみちゃん。お力をお貸しください」

「ふみっ!」

 数分後。

「うわ、やべっ。囲まれた」

「これは、無理なのでは?」

「ですね〜」

「…勝てる気しないんで煮るなり焼くなり好きにして下さい」

「しませんよ。確認です。貴方方がユウト・トツカ様と妹のユウナ様でよろしいですか?」

「ああ、はい。で、この子ユウリね。使い魔」

「強力な転生者のフェルパーの力がフーミットを上位に。っと、フブキ様方がお待ちです。向かいましょう。私は家臣のノーラと申します」

「あ、はい」

 ヒルダ様、近くの旧フェルパー集落にてお二方を発見しました。

(分かった〜近いね〜。秒で行くよ!)

 間も無くして、蒼いドラゴンが飛んでくる。

「これ、大丈夫なやつですか!?」

「フブキ様の使役する使い魔なので大丈夫ですよ」

『さあ乗った乗った〜』

「あの子達置いてけぼりですけど」

「問題ありません。じゃ、ふみふみちゃん主導でそちらの撤収もお願いします」

「ふみっ!」

 問題無いらしい。

『じゃ、いっくよー』

 フブキの屋敷。

『はい到着』

「いやいや、落ちなかったから良かったものの速いって」

 って言ってると女の子の姿になる。器用な事で。

 屋敷に入る。

「あ、ヒルダ様、ノーラちゃん。お疲れ様です」

「結構近いところで無事で良かったです」

「っと、中にフブキ様のご家族がいらっしゃってます。あとは既に街にはジュン様、メグリ様もいますね」

「その辺の詳しい話はフブキ達から聞くよ」

「はい。っと、この部屋です。フブキ様、ユウト様方が到着しました」

「はーい」

「っと、お疲れ。2人は休んでていいよ」

「いやいや、そうなるか」

「ユウトユウナ兄妹が結構経っても安否分かんなかったから心配してたんだよ」

「アレだよ。街の周りのフーミットがバカに異様な魔力持ってるから下手に近付けなかったんだよ。僕達のレベルじゃ」

「まあそうか」

「あの家臣のノーラって子にさっき見つかった時は死を覚悟したし」

「ノーラちゃん普通に剣の腕だけなら最強クラスだからな。神とかドラゴン除けば」

「嘘でしょ」

「まあ魔法能力が高いわけじゃないから。使えるランクは着実に上がってきてるけど。で、とりあえずこれで今回こっちに来たメンバーは揃った訳か。先にこっちに来てるアオバがまだだが」

「地味に厄介な事になってるっぽいな」

「まあ、否定出来ねえ。で、ケット何かに取り憑かれてね?」

「ああ、そう言えば」

「貴女様がこの街の姫君でしたか」

「まあ街であって国じゃないから姫という言葉の意味合い的には怪しいけど」

「リオと申します。ケットさんに我が剣を託しました」

「リオ…。この大陸の勇者でエロ剣神の弟子にそう言う名の剣士がいた記憶が」

「エロ剣神がノアール師匠を指すならそうですね。まああのお方は生前そう言う事をしてたのでそう言われるのも否定出来ないですが」

「そのノアールと言う神が街にいてそれでリオ殿を紹介されて魔法剣や干渉魔法の類を習った」

「はぴことハルナセクハラされてない?」

「何か出来ないっておっしゃってましたわね」

「ならよかった。さてと部屋の準備でもしますか」

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