Letter 72
名前
なんだっけ
・・・
日本百名山って知ってる?
深田久弥さん
だったかな
・・・
という方が選んだ
日本の中での
最も評価できる
百個の山
それをさ
一筆書きで
徒歩のみで
踏破するって人が
数年前にいて
今は
三百名山?
って
これさ
どこまであるんだろうね
(笑)
最終的に
海外とかまで含めるのかな
あ
で
その方がさ
二百名山に挑戦するときに
最初
スタートしてから
ちょっとの間は
身体が重いんだよね
そりゃ
オフの間でも
トレーニングとか
していたんだろうけど
でも
それでも
身体は
ガッツリ
なまっているんだよね
・・・
でさ
それも
自分自身で
肌身で体感するから
あれ?って
やっぱりキツいなって
そんな感じで笑っていたり
実際
本当に辛そうだったり
とにかく
ある程度の間は
本当に
苦しむんだよね
だってさ
登山なんだけど
コースタイムが
6時間のところ
3時間とかで
あっさり登頂してしまうペースだからさ
常人離れしているんだよね
実際
それでも
そのペースに
身体が慣れるまでは
人間モード
(笑)
辛いんだよね
そして
ちょっとずつ
登頂を重ねていくに従って
軽快に
楽しそうに
楽に
どんどん登っていく感じに
なっていくんだよね
これ
こんな登山っていう
特異な状況だけじゃなくてさ
ボクたちの日常でも
あると思うんだよね
って
でも
そもそも
そんな苦しいこと
辛いこと
嫌だから
ごまかしたり
テキトーに表面だけ取り繕ったり
しちゃうんだけど
でもさ
やっぱり
楽しそうなんだよね
その
苦しみとか
辛さとか
「 なんでこんなこと・・・ 」
って
思えることを
乗り越えちゃったあとの
人間って
なんか
面白そうなんだよね
景色が
その人から見える世界って
きっと
自分自身の足で
どこまでも歩いていけるって
心の底から
わいてきているんだろうね
それ
いいなって
思う
だからさ
そう思うとさ
目の前の「 え? 」っていう苦しみも
何ミリかは
「 ま、仕方がないか 」
って思えそう
か
?
な
(笑)
うんこ(運呼)
田中陽希さん
だったよね
たしか
・・・
変態だよ
(笑)
いい意味で
(笑)
またね




