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Two Ships  作者: いすぽん
60/134

Letter 59

ちょっと



・・・

確信したことがあるんだ


あのね


いろんな人がいるでしょ?


いろんな立場


いろんな状況


いろんな境遇


いろんな立ち位置


その中でさ


どうも共通点があるって


ずっと


思ってたんだけれど


それが


確信に変わったんだよ



もちろん


人間って共通点もあるけど(笑)


それ以外にもさ


助けが必要な人ほど


何もしてないし


する気もない


って


これ


過去の自分自身もそうだったけど


ここ最近


また


向うの船に行く機会があって


久しぶりに


たくさんの人と接したけど


なんか


痛感しちゃったんだよ


あまりにすごくて


ボクの方がおかしいのか…


って


本気で悩んでしまうくらい


だってさ


あまりに状況を知らなさ過ぎなの


せめてさ


上辺だけでも



いや


一応知ってるのかな…


いろいろ


危ないかもって


たしかに


知っていても


実際に行動にうつすのは


自分のお尻に火がついてからだよね


きっとそうだよね


知ってはいるんだよね


そのままだと


間に合わないって


そのままだと


沈んでしまうって


そのままだと


・・・


でも


とりあえず



目の前では困ってないし


一応


目の前のことは


それなりにこなしているし


それを


仕事って思っていて


いや、実際仕事なんだけど



みんなで


その


(一応)仕事を


真面目な声でやっているから


なんか


安心して


だから


わざわざ


それ以上に何かをするなんて


思わないよね


普通に働くだけでも


結構疲れるって言って


それにさ


乗ってる船が大きかったりすると


まさか


その船自体が



まさかね


どうにかなるなんて発想


持つほうがおかしいもんね


・・・


そうして


タイタニックも沈んだんだろうけど


でも


それって


ありあえなくない話だし


大変なのは


そうなってから準備しても


間に合うどころの話じゃなくて


大切なもの


すべてを失っても


まだ


失ってしまうくらいの


本当にヒドイ状況になるって


可能性


って


可能性って一応書いたけど



だからさ


そんな状況


そんな様子を


久しぶりにちゃんと見て



本当に


まだ


こんななんだ…って


心から


驚いて


ちょっと


哀しくなったかな


・・・


なんかね


格好良く言うとさ


自分の力の無さを感じたよね


だって


あの人があれだけやってるってことは


相当ヤバいよね


とか


あの人があれだけやってるってことはさ


かなり面白いんだろねとかって


思ってもらえないとね


いつかね


かんたんじゃないけど


うん


なんか



よし


コーヒー飲んでくる


うんこ(運呼)

まずは


自分自身


だよね


またね

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