Letter 01
船長チックな人の
目を盗んで
いや
盗んでないけど(笑)
手紙をかくね
環境の変化ってさ
突然だったりするんだよね
もちろんそうじゃないものもあるけど
突然
一気に生活が一変することって
本当にあったりするんだよね
それがさ
不可抗力っていうか
自分自身の決断以外の要因で起きることは
「仕方ない」
って思うしかないけど
自分自身で選択しちゃうとさ
「なにしてんだろう?」
って本気で分からなくなったりするよね(笑)
今がまさに
って言うか、時々フッとそう思っちゃうよね
「普通にあっちの船乗っておけば…今頃お菓子食べてるんだろうなあ」
とかって
普通に生活して
普通に笑って
普通に泣いて
普通に結婚して
普通に子ども授かって
普通に年老いて
とかって(笑)
いや、本当に
自分でも思うけど
「普通」ってなんだろうね(笑)
こういうのを
「知らぬが仏」
とは言わないんだろうけど
でも
一度知ってしまったら
それを自分自身の中で「無視」する方が苦しいんだよね
そう
これは本当にそう思う
気がつく前までは
なんてこと無かったのに
一度気がついてしまったら最後
それが目に、耳に、胸に、心に響き続けてしまう
嫌っていうほど(笑)
「知らなきゃ良かった~」って(笑)
「なんで教えた~」って(笑)
しかもさ
知ったって思ったのに
実際知ったのは
「何も知らなかった」って事実だけだったりするでしょ?
も
さ
どうする?って(笑)
自分自身で、自分自身に
どうする?って
そんな自分になんとなく、いや、バッチリ気づいても
それをかき消すように
いろんな情報が次から次へと入ってきたりして
また
そんな情報が
まるで心地良いノイズのように思えて
なんか謎の安心感があったりするんだよね
っていうか
沈黙とか
静かだったりすると
苦しくなってしまうんだよ
なんか
うるさい(笑)って
無音なのに
うるさいって思って
すぐにイヤフォンで爆音で音楽を流したりして
それで何となく落ち着いたり
なんとなく集中出来たり
どう考えても、そのイヤフォンから流れるワンオクの方が
圧倒的にノイジーだと思うんだけど(笑)
なんかね
怖いんだよね
沈黙とか、静寂とか
だって
自分と一対一になっちゃうじゃんって(笑)
向き合わなくちゃだめになるじゃんって
それが
そんなのが怖いから
次から次に来る情報に埋もれて
その中にいることで
自分と向き合わなくて構わないって
自分は社会のために働いてるって
自分は家族のために働いてるって
そうやって
状況を使って、自分を歩ませようとする
でも
一見進んでいたり
進歩していたりするんだけど
実際はさ
地に足なんてついてないから
どこまで行っても空回りなんだよね
経済的に豊かになっても
社会的な地位が向上しても
友達がどれだけ増えても
やっぱり
静寂の中、沈黙の中
静かに自分自身を見つめてみると
同じ場所に戻ったりするんだよね
あ
でも
そんな状況で
何もなくて
自分自身でそんな場所に戻る人なんていないと思うけど(笑)
そんな状況をさ
客観的に見てしまうと
そして
いろいろ気がついてしまうと
なんか
戻れないよね
そっちの方が怖いかなって思っちゃうかな
目が覚めてしまったら、夢って見れないよね
あ
「僕の夢は飛行機です」
とかって夢とは別ね
って
斬新な夢だよね
義体化
しかも航空機
一度起きて
その部屋の中にGがいるってわかってから
そのまま寝れる?
(笑)
いや、本当に
怖いんだよ
今は
あの豪華な船に乗ってたらって思うとき
どっちの気持ちも出てくるよね
羨ましい
と
危なかった
が
一緒に心に浮かんでくるよ
もし
あのとき
普通の選択
あたりまえの選択
当然の選択
してたら
今頃はって思うと
やっぱり
「危な―――――い」
って
本当に思うよね
あ、だから
「羨ましい」
も
思うんだよ(笑)
それも本当にね
あ
でも
あっちの船に乗ってる友達は
今でも仲良くしてるよ
よく笑われたり
ネタにされたりするけど
その人達のSNSって
確かにキラキラ(笑)
美味しそうだったり
面白そうだったり
豪華だったり
え?って言うほどの笑顔だったり(笑)
どっちに
どんな思いで乗るのか
絶対的な正解なんて
きっとないもんね
ただ
自分自身にとって
最善の選択って
常にあるんだよね
それが出来てよかったって思える自分は
幸運だよね
本当に
あ
船長ちっくな人が戻ってきた
あ
お風呂だよ(笑)
もちろん。
またね
うんこ(運呼)
なんか
いろんなこと
思って
それを
書いてるだけなんだよね
読んでくれて
ありがとう
本当に
またね