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黄金色に染まったままで

作者: keisei1

冷めたコーヒーと火の消えた煙草

窓から差し込む陽射しは 七色で


君がバッグと持ち去った想い出

白い雲に反射して 流れていくように消える


目覚ましの針は 午前の2時を指したままで


遠ざかる愛しげで切ない君の声に

差し伸べた手は 届かないもの


周りゆくこの星の足跡を辿っていけば

砕けた心 目頭に痛い 伝わるかな



トリュフォー ゴダールの「勝手にしやがれ」

モノクロで赤茶けたポスターも


色褪せていく君の記憶に

溶け込んで クリームのようにまろやかに変わっていく


君が去った部屋の時計は止まったままで


巡りゆく少年と少女の儚いストーリー

終わりない夢 物憂げなままで


めくるめく光と星 そのまま輝いていて

願いが叶うまで 宇宙線を辿り 分かってほしい


恋をした衛星と流れ星のラブコール

途絶えないでいて さよならは言わず


どうしても止まらない 君の笑顔の名残

バッグはそのままで 想い出を詰めたまま 消えていきそうで



大地に根ざした愛の種は

空へ伸びるつる


雲に届く僕の気持ち

黄金色に染まったままで



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