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イレギュラーデイズ  作者: 立川龍大
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波乱万丈の生徒会室

投稿するのが遅れました。すみません、、、。

今回も誤字脱字があると思います。

色々とすみません。せめて楽しんで頂けたらと思います・・・!

  気がついたら暗闇の中にいた。

 意識が朦朧としていて、この世界が夢なのか現実かもわからない・・。

 何故自分はここに居るのだろうと考え始めた時、暗闇の向こうから光が差した。

 最初は光が差しただけかと思ったが光だけではなく、光の中に人影があることが分かった。

 その人影はどこか懐かしく、でも全然知らない人のような感覚がした。

 ああ・・・あの人影に近づいて顔を見れば全部分かる、そんな気がした。そう思い近づこうとした時、天から声が降ってきた。起きてください!起きてください!人の顔を見て気絶するなんて失礼すぎます!

 起きてくださいということは俺は、やはり夢の中にいるのか?確か俺は教室で倒れて目覚めたら何故か生徒会長室にいて目の前には生徒・・会・・・長が!?

 その驚きが嶺緒を夢のまどろみから一気に引き上げた。

 嶺緒は「うわああああああ」と、やらかしてしまった!という意味で叫びながら飛び起きた。

 いや正確には飛び起きようとしたが、硬い何かに当たって頭に強い衝撃が走り、また寝ていたソワァーに横になったのだ。

 嶺緒が痛ってぇ!!と叫ぶと同時にソワァー下からも痛〜いと聞こえた。

 ふとそちらの方に目をやると生徒会長が頭を右手で抑えて泣き目で叫んできた。

「もう!あなたは何なのですか!?起きたと思ったら私の顔を見て気絶し、また!起きたと思ったら!見事なまでの頭突きをしてくるし!わ、私にう、恨みでもあるのですか!?」

「え?・・いやいやいやいや!!違います!違います!断じてそんなものではありません!」

 嶺緒は誤解を解かないとまずいと思い、これ以上無いくらい必死に反論した。

「ほ、本当ですかぁ?」

 生徒会長は疑いの眼差しを向けながら嶺緒を見る。

 嶺緒はその眼差しから目を背けたくなるが、信じてもらうために顔を引き締めながら本当に決まってるじゃ無いですか!と言い放った。

「まあ、その言葉を信じたいのですが・・では何故呼んだのに来なかったのです?」

 会長はそう言うとソファの下から立ち上がり、嶺緒と机を挟んで向かい側のソファに腰を下ろした。

「それは!聞いてなかったんですよ、会長が呼んでるなんてこと・・」

 その言葉に会長は驚いた表情を見せた。

「おかしいですね・・確かに若松砂月さんに頼んでおいたのですが・・」

 会長の言った言葉に嶺緒は目を見開き、机を手でドン!と叩きながら立ち上がり驚いた表情で質問した。

「砂月が・・若松砂月がここにいるんですか!?この学校に?!」

 嶺緒の驚きように少し引きつった顔で会長が答える。

「はい・・・そうですけど、知らなかったんですか?幼馴染なのに?」

「いやぁー、卒業式から会ってないもんで・・」

「え、そうなんですか?幼馴染という事を聞いていたので、砂月さんに頼むのが最適だと思ったのですが・・」

 会長が不覚だったといった顔で言うので嶺緒は慌てて誤解を解こうとした。

「ち、違いますよ?別に仲が悪いとかじゃなくて・・えっ〜と、なんていうか〜そう!たまたま会ってないだけで!いつも仲いいですよ?」

「それなら良かったです。不仲なのに頼んでしまって悪い事をしたな、と思ったのですが・・安心しました」

 嶺緒の必死の形相に納得させられたのか、それとも心の底から納得したのか、分からなかったが、ひとまずは余計な誤解を持たられることは回避はしたと思われた。

 しかし・・・どうして砂月が一流の魔術高校に来れたんだ?俺は魔術は使えないけど昔の事件のせいで・・・あっ!ソユコトネー。砂月も事件に関わってる重要人物だわ。

 だったら教えてくれたって良いのにな〜。入学式も一緒に行けたし、生徒会長室にだって二人で行けたろ。

 後それから・・・しまった!砂月のことに考え込み過ぎて会長との会話が切れてることに気がつかなかった!

「は、はい!もちろんで仲睦まじくでございます!」

 え?俺なに言ってんだ?やばい!またやらかした・・・。

「ほ、ホントに仲が良いんですか?その驚き方はなんなのですか?」

 会長が自分の変な反応により、また疑い始めたので俺って本当に馬鹿だよなと思いながら誤解をまた解く作業に取り掛かろうと嶺緒が口を開いた瞬間・・・生徒会長室のドアが吹っ飛んできた。

 何を言っているか分からないかもしれないが・・いや俺も分からなかったが、とにかくドアが飛んできた・・・!

 ドアが段々と自分に近づいてくる・・・嶺緒はその一瞬のひと時に・・嶺緒には長く感じられたかもしれないが、これ死んだかもなと思っていた。

 そんな事を考えていたのでドアを避けられるはずがなく、敢え無く撃沈した。

 今日で意識が飛ぶのは3度目・・・1度目、2度目にも周りからの心配の声が意識が遠のく中聞こえたが、3度目は心配の声では無く、[あっ・・]という死んだかもなこいつ的な反応をされただけだった・・・。


 目が覚めると1度見たことがある天井が視界に広がった。

 天井が視界に広がっているという事は俺は寝ているのだろうと、体と頭で理解した嶺緒は、寝ていた生徒会長室のソファから起き上がり足をソファから下ろし前傾姿勢になるように座り、机の向かい側に座る生徒会長と・・・ん?あれ・・もう一人いる。誰だろ・・う!?

「って砂月じゃないか!?!?」

「こんにちは〜嶺緒くん。久しぶりなのかなぁ?あ、それよりさっきはごめんね・・。魔術使えるようになってから力の加減が分からなくてードアを吹っ飛ばしちゃった・・・。」

「そんなことより!お前どうしたんだよ!その髪!あんなに真っ白だったのに真っ黒じゃねーか!?」

 嶺緒が砂月の謝罪を無視してまでその質問をしたのには訳がある。

 それは砂月の髪は砂月の家の血筋の象徴だったのだ。

「それは・・・ね・・」


今回もお読みくださって有難うございます。

次も頑張るのでよろしくお願い致します。

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