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イレギュラーデイズ  作者: 立川龍大
3/6

驚きと驚き

今回は前の話と比べて文字数が少ないです。

スケジュールに空きが生まれた今日急いで書いたので、普段より誤字脱字が多いカモです。

すみません・・!

「・・・を日々心がけていき高校生という自覚を持って生活して・・いえ、あなた達なら生活できると思っています」

 陽光高等学校の生徒会長[九識鈴那]が生徒会長スピーチを終えると拍手が起こる。拍手が起こるのは普通だとは思う。だが、彼女に対しての入学生の拍手の仕方は普通とは異なって、盛大で拍手をする者全てが彼女に憧れの眼差しを向けているようだった。

 何故なら彼女が世界的に有名な四天王の1つ下のランク聖魔騎士のトップに立つ者だからだ。

 聖魔騎士とは基本的に年齢は関係ない。

 聖魔騎士の試験で見るのは空白の魔術本に認められたか、認められなかった場合も魔術の才能があり、戦闘能力がずば抜けて高い者。この二つのどちらかを満たせば合格になる。

 だが、戦闘能力が高いと言っても空白の魔術本に認められた者の方が戦闘能力が高いことから、聖魔騎士になっている中で魔術本の力に頼っていないのは三人だけ。

 その内の一人がトップに立っている。

 それが陽光高等学校生徒会長[九識鈴那]なのだ。更に九識鈴那は美人、学年トップクラスの頭脳その他もろもろスペックが高いなど、聖魔騎士である前に彼女は1人の人間としての人気があるのだ。

 しかし・・・

「スピーチが長ああああああい!」


「ふぅ、疲れたよー。なぁ沙月?」

 嶺緒は入学式が行われた体育館から新しいクラスに向かうために廊下を歩いていて、いつも一緒にいた事からこの高校にはいない幼馴染に話掛けてしまったのだ。

 当然幼馴染は居ないので、悲しい独り言になり周りから変な目で見られる。

「そうだよな・・居ないんだよなぁ・・。考えてみると沙月がどこに行ったかも知らねーな。」

 いつも一緒に居たんだから知らないのはおかしいだろと思うかもしれないが、中学の卒業式の日、彼女は

 また会おうねと意味深な言葉を残していき、それから会ってないのだ。

「あーもうなんだよ!つまんねー。」

 嶺緒は言葉の通りに両手をポケットに突っ込みながら卒業式の会場だった体育館から教室への移動時間に過ぎているのにも気づかず周りには素行の悪そうな者たちしかいないというのも気づかず、つまんなさそうになさそうに歩いて行った。


「・・じゃあ学校の説明はこのくらいにして・・」

 1年F組の担任[早乙女恵里]が学校の説明を終わり、この学校の行事の特色や普通の学校ではないと思う行事の内容の説明について話そうとした時・・・

 廊下の方から走ってくる音が聞こえ、その音が段々大きくなっていき遂にはドアが「バーン!!」という音を出しながら開かれた。

 その音だけでも十分耳障りなのにドアの音にも負けない声で。

「す、すみません・・!!遅れましたああああ!」

 などと言う謝罪の言葉を口に出しながら腰を前に90度曲げる男がいた。

 そんな男を見れば誰でも最初は声が出ない、それは担任の早乙女も変わらず少し時間が経ってから答えた。

「あなた神崎嶺緒くん?」

「は、はい・・・」

 嶺緒は初対面でまだ一回も話せてない新しいクラスの皆の前で恥を晒しながら怒られるのを覚悟して、怒られるその時を待った。だが、返ってきた言葉は予想外のものだった。

「いいのよ?前もって生徒会長さんから遅れた理由は聞いてるから・・そこまで謝らなくても?」

「え?何がでしょうか・・?」

「・・何って呼び出されてたんでしょう?生徒会長から会長室に来るようにって」

 その言葉に一番驚いたのは嶺緒だった。当然だ。幼馴染の砂月のことを考えて遅れ、謝ったら会長に呼びだれてたんでしょ?と言われたのだ。驚きと混乱、焦りと緊張のせいで頭がパンクしそうになるが必死で押さえながら整理した。

 頭を整理した時間は嶺緒には永遠に感じられたが、実際のところは数秒考えていた嶺緒は物事重大LevelMaxだということに気づき遂に倒れた。

「だ、大丈夫!?どうしたの!?」

 早乙女先生が近づいてしゃがみこんで声をかけてくれたが意識が遠のいていき答えることができない。

 そんな中クラスの名前も知らない女子(クラスの男女共に全員名前を知らないが)が生徒会長室に連れて行きましょう!あそこなら治癒魔法を使って貰えますよ!という言葉を最後に嶺緒の意識は完全にshutdownされた。


「・・う・・うう・・」

 嶺緒は顔の辺りに異変があることに気づき意識を覚醒させた。

 嶺緒が覚醒した場所は先ほど少しだけいた教室とは裏腹に高級感があり、ホコリ一つ無く社長が座るような大きくて立派な椅子と、その後ろにあるのは壁では無く全てガラス張りの大きな窓から差し込まれる光が社長椅子とそこから横に15メートルぐらい離れたシックな壁を照らしているのが目立った部屋だった。

「とこだ・・ここは・・?」

 嶺緒は目を手で擦りながら独り言のつもりで言ったがそれに応えるものがいた。

「目が覚めましたか?私は生徒会長の九識鈴那です。宜しくお願い致します」

そこには、赤茶色の長い髪が腰まで伸び、綺麗な顔立ちで、身長は俺より少しだけ低いだろうか?でも俺より少し低いという事は女性としては高い方だと思う。

そして何より目を引くのは体型だ。決して悪い意味では無く、胸、腰、足、全てが綺麗で、バランスよく整っていて人形みたいだということだ。

だか、そんなことを考えている内に自分の目の前に泣け何故会長がいるのか?何故自分は会長に話しかけられているのか?そこまで考えた時・・

 眠気が一瞬で驚きに変わっていった・・・。

なんで今日こんなに驚くことが多いんだよ・・!そう思いながらまたしても嶺緒は気絶した・・。






今回も遅くなりましたが次話は今週中に出せると思います!

いや!出します!ので次話を読みたいと、もし思って貰えたのなら今週中というのを考えて次話も楽しみにして頂けたら幸いです。

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