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俺に異世界にいく資格はあるのか?  作者: 花山 保
俺達の国を造ろう
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竜の墓場

ズガーン・・・


パラパラパラ・・・


 ダンジョンに轟く雷鳴・・・。


「結構やっかいだが・・・結界!」


 レベルが上限まで達した結界が雷魔法を防ぐ・・・結界はかなり使っているからな・・・メグミの加護のおかげでいよいよスキルも極めつつある。

 雷魔法を防がれた事に怒るサンダードラゴンが、ブレスを放つ・・・このブレスも雷撃か・・・


 放電するかのように迫る雷を二手に分かれて回避する。首が1つだからどうしてもどちらかの方しかブレスは及ばない。メグミを追いかける首を見て、ドラゴンへ身体強化と気功術を使って近寄り、オリハルコンの太刀を振るう。音もなくドラゴンの首を刈り取る。ドラゴンは、そんなことは知らないとばかりに口からブレスを放つ・・・が、首が地面に落ちるころには自分が倒された事に気がついただろう。


「お疲れさま・・・」


 メグミが駆け寄ってくる。


「このペースで行けば・・・結構強くなれそうだな。」


「そうね・・・でも気を抜くと怪我するかもよ」


「ああ。慎重に行くさ・・・ついでに少し普段使わないスキルも試してレベルを上げておくよ。メグミもこの前教えた気功術なんかも試しておいてくれ・・・俺も魔法をもう少し鍛えておくから」


「じゃあ。治癒魔法も含めてできる事を増やしておくね・・・アリヒアやミールに相談した精霊魔法ももっと鍛えておくわ」


「ああ。手数は多い方がいいだろうな。相性によってはやっかいな事もあるしな。魔法を封じられるような場面や毒や麻痺なんてこともあるだろうから注意が必要だな・・・」


「私は、加護で状態異常にはならないってホクトが言っていたけどタクミは気を付けてよ」


「ああ。水龍の加護で抵抗上昇ってスキルがもらえたからそれをあげておくよ」


 この後、ダンジョンを進むとアースドラゴンやアイスドラゴンと言ったドラゴンがおり、順に倒していく・・・


「それにしてもここはドラゴンしか住んでいないのか?」


「そんな事言ったらとんでもないのが出るかもよ」


 メグミに脅され、もしかしたらと警戒したが・・・


 出てくるのは、ブラックドラゴンや初見のウインドドラゴンとドラゴンが続き、終点にたどり着く・・・。そこにあったのは


「竜の・・・墓場?」


「なんかすごいね・・・これみんなドラゴンの骨なのかな?」


 広大な空間に残る巨大な骨・・・このすべてが・・・


『静かにせよ・・・竜ならざる者よ』


 低い声が頭に届く


『ここは、我らが最後を迎えし神聖なる場所・・・本来なら同胞以外の出入りは許さんのだがな・・・』


「ここは、お前たちの墓場か・・・」


『間違いではないが・・・正解でもないな・・・。ここは、我らが生まれ・・・我らが死す場所だ』


「生まれる?」


『我ら竜は、お前たちのように子をなすことはない。我らは、ここで骨になれば・・・また新たな命として生まれてくるのだ』


「そうなのか・・・」


『龍の加護を持つ者達か・・・最後に珍しい者を見ることができた』


「すまんな・・・仲間を倒してしまった」


『気にするな・・・我らは龍の眷属でもある。強き者には敬意を、たとえそれが己を殺すものであっても・・・それが我らの誇りだから』


「誇り高き種族に敬意を」


 頭を下げる。


『ふははははは・・・やはり、龍の加護を受ける者は面白いのう・・・長きを生きここで最後をと思っておったが、最後に楽しい出会いが待っておったわい。わしは間もなく骨となり、消え去るじゃろうがよい土産話ができたわい・・・。お主らが倒した竜たちもわしも・・・間もなく向こうに見える祭壇に卵となって生まれ変わる・・・気が向いたらその1つを持っていくがよい。我らの中の運の良い者は、龍の加護を持つ

お前たちの力ともなれる・・・ではさらばじゃ面白きものよ・・・』


 念話が途切れると気配がなくなった。メグミと祭壇へ向かうといくつかの大きな卵が並んでいる。眺めているとそこに1つの卵が増えた。

 こう言う仕組みなのか・・・


「どうする?」


「タクミが決めなよ」


「そうか・・・なら最後に増えたこの卵を預かるか・・・」


 竜たちのおかげで強くなることができた。竜に感謝を・・・どうか皆を守れる力を貸してくれ。


 俺達がダンジョンを出ると夜だった・・・訓練を予定したのは3日間だが今日1日でダンジョンを終えてしまった。


「さて、まだどこかで鍛えるか?」


「この世界の人族ってドラゴンには勝てないってホクトが言っていたけど・・・」


「ああ。ステータスやスキルだけ考えればそうだろうな。でも勝てないけど倒す事はできるって言うんだろう?」


「うん。ホクトもね、そう言っていたの。戦いとは違うって・・・」


「そうだな・・・罠を使ったり、毒を使ったり、大勢で襲ったり、ありとあらゆる手段を使って相手を殺そうと考えるのが人族の怖いところだからな。地球でも人はライオンなんかには勝てないだろうけど・・・武器や道具を使って倒す事はできるからな」


「この世界の人も同じだよね・・・」


「ああ。人族は弱いからこそ数を増やし・・・集団で戦う事を選んだ。武器や防具を工夫し魔法や魔法道具を工夫する。弱いってことはそれだけ工夫が必要だが、強くなるには自分の弱さを知る必要がある」


「タクミは、人族との争いの後に何を考えているの?」


「そうだな・・・まだはっきりとは言えないが、妥協点を探るつもりだ。争いの先には良い事がないって気づいてもらい・・・人族の中にもいる良い奴に力を貸すか与えるつもりだ。今は、少しおかしな奴らが上に立っているがセレスのような人族だっているからな・・・」


「セレスもつらい立場だね・・・」


「ああ・・・止めたくても止められないもどかしさがあるだろうな」


「また一緒にお話ししたりできるかな?」


「俺達が頑張ればチャンスはあるだろう・・・」


「そうね。まずは、街を守ってお話し会いができるような機会を作りましょう」


「ああ。そのためにはもっと強くならないとな・・・。さあ次のダンジョンへ行くか」


「まだ、ダンジョンってあるの?」


「そうだなまだ5つくらいダンジョンの場所を見つけてあるぞ」


「ええ~」


 その後、次々とダンジョンを攻略する。さすがに簡単にレベルはあがらなくなってきたけど3日目には、それなりに強くなっていた。


 タクミ・シスミ

レベル 104 

HP  5250(5250)

MP  4600(4600)

力   247

体力  230

器用  215

素早さ 238

魔法  224

抵抗  218


タクミの主な戦闘スキル     

 剣術レベル10 体術レベル10 身体強化レベル10 気功術レベル10 飛行魔法レベル8

 爆発魔法レベル10 結界魔法レベル10 毒魔法レベル9 神聖魔法レベル10

  治癒魔法レベル10 雷魔法レベル9 危険察知レベル10 高速思考レベル10

  魔法強化レベル3 金剛レベル5 自然回復レベル5 抵抗上昇レベル5


加護 天竜の加護 水龍の加護


メグミ・タカキ

レベル 98

HP  4260(4260)

MP  5340(5340)

力   208

体力  205

器用  222

素早さ 220

魔法  235

抵抗  228


メグミの主な戦闘スキル

 剣術レベル9 身体強化レベル9 気功術レベル2 治癒魔法レベル3 

 氷魔法レベル10 雷魔法レベル10 精霊魔法レベル9 古代魔法レベル10

 魔力強化レベル10 魔道の神髄レベル10

 危険察知レベル8 並列思考 レベル8 金剛レベル3 自然回復レベル3


加護 異世界女神の加護 異世界神の加護 天竜の加護


レベルもかなり上がったし、スキルも少し上げることができた。レベル9から10までの間には、これまで以上の長い壁があったが、メグミの加護の力もあって極めることができた。


 あと、森のダンジョンで新たに馬型の魔物をテイムすることができた。


アイオロス

 レベル65

HP 1620(1620)

MP  340(340)

力   275

体力  280

器用  195

素早さ 320

魔法  150

抵抗  202


 馬型の魔物で頭に角をはやしている。ミスリルのブレスレットを加工してアイオロスに着けると


『あんたらが、主って事か・・・まあ負けたから仕方ないなが・・・人族かよ。俺はアイオロス・・・この辺の森じゃ負け知らずだったんだが、今日からはあんたらの子分ってことだな』


 口は少々悪いが・・・帰りは、俺とメグミを背に乗せて街まで帰ってくれた。


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