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俺に異世界にいく資格はあるのか?  作者: 花山 保
異世界で俺は・・・
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俺達の街作り

 新しい国の国名も決まり、国の方針も決めた。いよいよ俺の国造りが本格化する。


 俺達が考えたミクスの街は、完全に正方形の形をしており、碁盤の目のように正確に区画整理されている。外周には、外敵に備えた高さ5mの城壁を築き、東西南の3か所に門を設置してある。四隅と門の上部には、矢倉が築かれており、周囲を見渡せるようになっている。


 俺達が住む家(城)は、中心からやや北寄りに配置されている。一応、自宅には城の機能を持たせるつもりなので広い面積を確保してある。街の北側には、行政区や公共施設を作る予定で、そのうち役所や学校、病院やらも設置したいと思っている。必要によっては、軍を配置できるような設備も必要かもしれないが、当面予定はないので警察組織程度の設備を考えている。


 街の中央には、東から西までを居住区として設ける予定だ。郊外には一戸建ての住宅が並び中央側には共同住宅を作り、中心には3階建ての集合住宅を作るつもりだ。モデル住宅だと考えて1区画分だけ建築しておいたので、希望を聞きながら家を建てていくつもりだ。まだ資材が置かれているだけの区画がいつか人でいっぱいになることを祈ろう。


 ミクスの街では、国家がすべての土地を所有し管理する。住民には、国家から1年単位で土地を借りる形で税金を納めてもらうのだ。国の税金はこれだけとして他に税金を取る事は予定してしない。借りたい土地の場所毎に税金の額を決定してあるので一等地ほど税金は高く、街外れや面積が小さい場所は安い税金で借りることができるようにした。希望が多い土地や場所は、入札制にしてもっとも高い金額をつけた者に貸すことにする。この仕組みは当面、俺達が管理するが、そのうち任せることができる人物がいたら頼むつもりだ。税金さえ払えば住民として上下水道が使えるほか、将来的には、街の通行手形を発行するつもりだ。


 南側に設けた、工業区は、少し距離を取り騒音や煙が出ても良いように配慮した作りにした。この世界に合った産業が行えるように作業場にもさまざまな工夫を施した。工業区として区画は作ったが、希望する産業があれば俺がそれに合わせて建築する予定なので、今はまだ木材が積んであるだけになっている。


 ミクスの街の外側には、農地を作った。水源も下水道と共に確保してあるので心配もない。森を開拓して開いた土地は、区画化し5年単位で貸し出す予定だ。


 現状、誰も住んでいない街なので構想上はここまでにしておく、後は住人の希望なんかに合わせて調整するつもりだ。



 モデルとなる居住区の家を建て終わったので家に戻る。


「お、おかえりなさい」


「ああ。ただいま。ようやく居住区のモデル住宅を建て終えたから街作りも一段落だな」


「お疲れ様でした・・・えっと・・・ご飯にする?お風呂にする?」


 おいおいどこの昭和家庭だよ・・・


「・・・」


「あ、なにか変かな?新婚家庭ってこんな感じじゃないの?」


 メグミの様子がおかしいが・・・。


「いつもどおりでいいぞ・・・あまり意識されるとこっちも恥ずかしいからな」


「う、うん。そうなんだけどね・・・何かしなくちゃって考えちゃって」


「じゃあ。一緒にご飯にするか。ホクト達はどうしてるんだ?」


「えっとね。ホクトは、ナントをもっと鍛えるって言って一緒に山に狩りに行っちゃった。数日、山にこもるって言ってたからしばらくは2人だけだよ」


 そう言うことか・・・。まあある程度覚悟はしていたがな


「そうか。ホクト達もすっかり仲良くなったからな・・・そのうち子供でもできるんじゃないか?」


「こ、こども!」


「いや、ホクト達の話しだぞ」


「う、うんそうよね・・・。私ったら・・・」


 どうにもメグミは今どきの子じゃないな。まあそれも良いところなんだろうがな


「さて、それじゃご馳走になりますか」


「はい。いっぱい作ったからたくさん食べてね」


「すっかり、調理も身についたな。今なら俺よりもうまいだろう」


「そんなことないよ~。まだ作れない物が多いしね。もっと頑張って今よりも美味しいごはんを作れるようになるからね」


「ああ。ほどほどに頑張れよ」


 気がつけば調理スキルは、メグミの方がレベルが高い。メグミの加護の力があれば、もうすぐカンストするような気がするな。メグミは、結構凝り性なのかもな・・・


 俺達は、夕食を食べ終えると風呂を済ませる。リビングで少しくつろいだ後、先に床についたメグミに声をかけた。


「あんまり緊張するなよ」


「そ、そんな事言ったって無理・・・心臓がバクバクしているよ」


 まあ、結婚すると言ってから今日までキスくらいしかしてないからな。純情娘には、刺激が強すぎるのかもしれないな。


 俺達は、床を共にしこの夜に夫婦になった。

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