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俺に異世界にいく資格はあるのか?  作者: 花山 保
異世界で俺は・・・
42/128

俺達のダンジョン 6

 9階へ続く階段・・・。


 俺達は、覚悟を決めゆっくりと階段を下りる。


 ドラゴンがいた部屋のような扉ではなかったが、階段が途切れるとそこには小さな扉が見えた。他には何もないので俺達は、その扉を開ける。


 扉の向こうは、小さな部屋だった。


 そして、その部屋の中央には魔法陣が青く輝いている。


 部屋の周囲を詳細に確認し、索敵も行うが、特になにも見つからない。


「どう思う?」


 俺はメグミやホクトに確認する。


「これってゲームとかで別の場所に飛ばされる奴でしょ?」


 俺もメグミと同じ考えだ。


『そうだね。転移魔法陣だと思うよ』


 ホクトの言葉で確信する。


「問題は、行先か?」


 この先へと続くのか・・・ダンジョンの外へ戻るのか・・・。わかっているのは、試さないとわからないと言うことだ。


「どうしようもないな・・・行くしかないのだろう」


 俺達は、意を決して魔法陣の中に入る。


 全員が入ると魔法陣が強く輝きだし・・・


 俺達は、ダンジョンの中にいた。


 でも・・・そうだな・・・ここは・・・。俺達が魔法陣に送られたのは、ダンジョン上層の1階・・・。マップに記載されていない小部屋だ。壁には、魔法陣のように青白く輝く扉が1つだけあり、その扉を抜けると見知った1階の通路に出た・・・。俺は、通路から今の小部屋にもどろうとするが、どうやら通路側からは入れない仕組みのようだ。一方通行ってやつだろう。


「なあ・・・」


「そうじゃない?」


『そうだよ』


 俺達は、どうやらダンジョンを制覇したようだ。取り残された思考を追いつかせ、状況を整理する。そして、俺達は、いくつかの仮説を立てる。


 上層が5階、中層が5階、下層が3階あった?


 上層が5階、中層が7階、下層はボス部屋だけだった?


 今となっては、もうどうでもいいのかもしれないが・・・。俺達は、ダンジョンから地上に戻る。


 入り口にいた顔見知りの兵に


「今回はずいぶんと早いお帰りだな・・・何かあったのか?」


 と聞かれたので


「ええ・・・しばらくダンジョンは止めときます」


 と答えておいた。



タクミ・シスミ

レベル 45

HP 1580(1580)

MP 1320(1320)

力   88

体力  82

器用  79

素早さ 86

魔法  71

抵抗  77


タクミの主な戦闘スキル     

 剣術レベル10 体術レベル10 身体強化レベル10 気功術レベル10

 爆発魔法レベル9 結界魔法レベル7 毒魔法レベル8 神聖魔法レベル10 治癒魔法レベル8

 雷魔法レベル7 魔力強化レベル2 危険察知レベル10 高速思考レベル10



メグミ・タカキ

レベル 45

HP  1430(1430)

MP  1510(1510)

力   75

体力  74

器用  85

素早さ 82

魔法  90

抵抗  88


メグミの主な戦闘スキル

 剣術レベル8 身体強化レベル8

 氷魔法レベル8 雷魔法レベル7 精霊魔法レベル4 古代魔法レベル7

 魔力強化レベル8 魔道の神髄レベル6

 危険察知レベル7 並列思考 レベル7


 俺達は、ダンジョンを攻略しレベルもあがっている。メグミの加護のおかげで俺達は、とんでもない速さで強くなっているな・・・。


 俺達は、ギルドに向かい、中層1階2階あたりに現れる魔物の素材を少し換金すると自宅に戻った。


 自宅にもどり、ソファーに腰かけると


「少しいいか?」


 と俺は全員に聞いた。


「この後のことよね?」


 メグミが言う。


「そうだ・・・とりあえず目標としていたダンジョンの攻略が終わったからな・・・」


 俺達は、この先何をするにもまず強くなければならないと考えた。そして、強くなるためにダンジョンを攻略することを決め、そのダンジョンも今日攻略が終了した・・・


「先に聞いておきたいのだが、メグミには何かこの後の目標や目的はあるか?」


「私の目標は、自分を変える事だったから・・・。今の自分は、前の自分よりも気に入っているの・・・まだまだ、頑張らなくちゃならないところも多いけどね。私にできることを見つける・・・これが次の目標かな・・・」


「できる事を見つける・・・か」


 なら俺も・・・


「俺は、一度、獣人のいる国へ街へ行ってみようと思っている。この世界で最初に会ったのが獣人だからな・・・俺はこの世界のことをもっと知りたいと思っている。その最初の一歩を獣人と関わる事で踏み出そうと思う」


 だから・・・


「俺は、1人で獣人の住む場所へ向かう」


「えっ?一緒に行くんじゃないの?」


「俺もそれは考えていた。だけどな・・・1人じゃないと、別々じゃないとならないこともあると思っている。俺達がこの世界に来ることを決めた時から俺達には、大きな宿題が課せられていると思うんだ。自分たちがこの世界で何をするのか・・・。この宿題の答えは、自分で出さなくてはならないと俺は考えている」


「でも・・・」


 メグミが言いたい事はわかる・・・


「俺は、お別れとは言わないぞ。この家も俺達の家だしな・・・。せっかく縁があってこんな関係にもなったんだ・・・。今回の事は、俺のわがままと思ってくれても良い・・・そして、俺に少し時間をくれないか?」


「時間?」


「ああ。1年・・・俺に1年の時間をくれ。1年経ったら俺は必ず戻ってくると約束する。戻ってきて・・・メグミが嫌じゃなければ・・・また一緒に暮らさないか?」


「また一緒に・・・?」


「そうだ。但し、メグミが良いと言うなら・・・俺を待っていてくれるのなら・・・今度は、正式な夫婦としてな・・・」


 

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