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俺に異世界にいく資格はあるのか?  作者: 花山 保
異世界で俺は・・・
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俺達の王都攻略 6

 俺達が王都に来て1週間がたった。


 俺達は、徐々に王都での生活にも慣れ、自宅にも必要な家具や設備も整えることができた。俺達のこの1週間は、ほとんど買い物などで費やされたが、おかげで俺達は王都内の最低限度の街並みを覚えることができた。



 俺達は、朝食を皆で食べながらいつものように今日の予定を相談する。


「さて、ようやく必要な物もそろったし・・・俺は少し鍛冶をするつもりだが・・・メグミ達はどうする?」


 そう・・・。俺は、ようやく鍛冶に必要な道具や砂鉄などの素材を揃えたのだ。


「うーん・・・。ここ数日は、毎日、買い物とかしていたからね・・・少しおろそかになった剣の鍛錬と古代魔法の勉強をしようかと思う・・・」


 メグミは、家で鍛錬と勉強か・・・。当然、ホクトは一緒だしな。


「了解だ・・・それとな、もし鍛冶で武器が作れるとしたらどんな武器が欲しい?」


 俺はメグミに確認する。


「ええと・・・私は、今使っている剣しか武器は使ったことがないから・・・。同じ大きさの剣がいいかな?」


 メグミが使っているのは、一般的な鉄の剣だ。いつか良いものをと考えていたから、ずっと同じ物を使っていたがさすがにな・・・。メグミの武器は、使い慣れたサイズの剣がいいか・・・


「わかった。良いものが作れたら渡すよ」


 メグミは、剣・・・そうだな・・・俺は、刀がいいな。元の世界では、刀匠の資格を取るのに苦労したからな・・・やはり刀は作ってみたい。材料もこの世界なら何とかなりそうだし・・・刀も剣術スキルに扱われているからスキルの上でも問題はない。


 俺達は食事を終え片付けるとそれぞれ別に活動を開始する。


 俺は、裏の倉庫に作った鍛冶部屋で早速準備を始めた。


 まずは、鍛冶スキルの検証だな・・・


 この世界にはスキルがあるからな・・・俺の鍛冶スキルレベル10ってのが最高値として・・・普通に鍛冶をするのと何が変わるのか・・・


 そうだな・・・まずは刀の材料にする玉鋼を作ってみるか・・・俺は、大量に購入した砂鉄と炭を使い玉鋼を作る・・・大量の砂鉄と炭を焚き続ける必要があるな・・・俺は準備した炉に砂鉄と炭を焚き始める・・・そして鍛冶スキルを意識し発動する・・・


「えっ?」


 俺は、驚き声をあげる・・・。


 ・・・なぜなら・・・俺の目の前には玉鋼が出来上がっていた・・・から。玉鋼は俺の記憶に間違いがなければ数日焚き続ける必要があるはずだが・・・これがスキルの効果か・・・

 鍛冶工程の短縮化?簡略化か・・・?


 俺には、スキルの原理はわからないが・・・鍛冶スキルがあれば鍛冶の行程を理解していればすぐに完成するのかな?


 予想外に早く玉鋼ができたので・・・俺は次の作業に移る。この後、水へし、選別、折り返しなどの工程を経るのだが・・・どれも鍛冶スキルを使うと一瞬で完了した・・・


 俺はステータスを見ると大きくMPが減っていることに気がついた・・・。解体スキルと同じだな・・・作業にはMPが必要か・・・レベルを上げておいてよかった。鍛冶スキルの基礎値は3か・・・レベル10ならその10倍・・・1工程にMPが30必要になるな・・・。

 今の俺のMPは780あるから26工程は、鍛冶スキルで短縮できることになる。


 普通なら・・・ものすごい手間と時間が必要になるんだが・・・すぐに完成するのはうれしいのだが・・・職人的には何か違うような気もする・・・これ出来上がりに満足感が得られるだろうか?


 俺は少々不満も感じたが・・・異世界だしな・・・と自分を納得させる。


 そして


「できたよ・・・刀の第一号が・・・」


 玉鋼を作り始めて・・・まだ1時間も経過していないが・・・鞘や柄なども材料を揃えれば一瞬でできるので・・・俺のイメージ通りの刀ができあがる・・・むしろイメージがきちんとないと作れないな・・・


 さて、鑑定してみるか・・・古物商などの資格から手に入れた武器鑑定スキルが便利だ。


玉鋼の太刀(名無し)+6

攻撃力 38(+60)

 付加  自己修復   


 おいおい・・・。突っ込みどころが多いな・・・+6って・・・俺がこれまで見た武器だと+2くらいの物しか見たことないぞ・・・。自己修復って・・・メンテナンスいらずか?


 合計攻撃力98もとんでもないな・・・これも・・・鍛冶スキルレベル10の効果なのかもしれないな・・・。スキル9や10が伝説クラスってのもこう言うのを見ると頷けるな・・・


 いっその事・・・異世界仕様ってことで考え方を変えよう・・・。郷に入っては郷に従え・・・俺は玉鋼をやめて・・・オリハルコンを材料に刀を作ることにする。


 さきほどの工程と同じように鍛冶スキルを使うと


「くうっ!」


 作業工程1つを鍛冶スキルで試した俺は、急激な眩暈に襲われた・・・な、なんだ・・・魔力切れ・・・か・・・。


 まだ500近いMPがあったはずだが・・・俺はスタータスを確認すると・・・残りMPは20しか残っていなかった・・・


 朦朧とする中、俺は考える・・・鍛冶スキルの基礎値は3ではなく・・・素材によって変わるのか・・・?


 俺は、四次元ポケットからMP回復ポーションを出してそれを飲む・・・


「ふう・・・」


 ようやく吐き気や眩暈がおちつく・・・これは、連続ではできないな・・・。正確にMPを見ていなかったが、推定でも480くらいMPを消費したはずだ・・・


 俺は、MPポーションでMPを最大値まで回復させ、オリハルコンを素材にして2つ目の工程に取り掛かる。鍛冶スキルを使い工程が進んだのを見届けてから、スタータスを確認すると残りMPは300。予想どおり1工程に480のMPが必要のようだ・・・。玉鋼の6倍か・・・これは並大抵のことじゃないぞ・・・


 しかし、ここまでくると完成させたくなるな・・・俺は再びMP回復ポーションを飲みMPを最大値まで回復させると、3つ目の工程を・・・そして再びMPポーションで回復させる。4つ目の工程を・・・MPポーションでMPを回復させる・・・俺は次々に繰り返し、ついにオリハルコンで刀を完成させた・・・。


 しばらく、MPポーションは飲みたくないな・・・お腹の中が大変なことになってるぞ


 いや、それよりも武器鑑定だ・・・俺は気を落ち着けて鑑定する。


オリハルコンの太刀(名無し)+9

 攻撃力120(+90)

  付加 自己修復 


 「・・・」


 やばい・・・これはやばいぞ・・・。いやさすが・・・異世界だな・・・。刀の光り方がもう・・・なんというか美しいと言うか・・・青白く光っているよ・・・。


 俺は、太刀を丁寧に鞘に納め大切に四次元ポケットに収納する。


 これは、周囲に誰もいない時に使おう・・・


 さすがにこれ以上、MPポーションを飲みたくないので・・・俺はその日の鍛冶を終える。あとは、明日以降にしよう・・・


 昼食はさっぱりとしたものがいいな・・・




 翌日・・・


 俺は再び鍛冶部屋にいる。


 さて、今日は、メグミの武器を作ってみようか・・・素材はアダマンタイトかミスリルだな・・・。まずは、基礎値を知る必要があるしな・・・


 俺は、アダマンタイトを剣にするために必要な工程を1つ鍛冶スキルを使って進める。ステータスを確認すると消費MPは160とわかった。

 俺は、その後2つほど工程を進め休憩を取り、昼頃MPが回復したのを確認してから続きを行う。さすがにMPポーションがぶ飲みしての作成はもうしない。


 アダマンタイトの剣が完成したのは夕食後になった。


アダマンタイトの剣(名無し) +7

 攻撃力 80(+70)

  付加 自動修復


 うむ・・・満足な出来だな・・・しかし・・・俺が作る武器にはすべてに自己修復つくのかな・・・。



 さらに俺は、その翌日にもうひとつの武器を作った。


ミスリルの剣(名無し)+8

 攻撃力70(+80)

  付加 自動修復 魔力剣


 お?付加に「魔力剣」があるな・・・なになに・・・剣に魔法を帯びさせることができると・・・。ああ、アニメとかゲームによくある奴だな。


 一先ず・・・これで武器はいいな・・・。明日からは防具も作ってみよう・・・




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