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俺に異世界にいく資格はあるのか?  作者: 花山 保
異世界で俺は・・・
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俺達の王都攻略 4

 僕は、いつもメグミと一緒だが・・・


 最近、なんだかメグミの様子がおかしい・・・。


 いや、日課になっている朝の鍛錬や夜の古代魔法の解読は、きちんと続けているから大きな変わりはないのだけど・・・何か気になる。


 そういえば・・・今日からタクミも朝の鍛錬に付き合うと言って参加するようになった。新しい生活が始まったかからか・・・最近のメグミの成長に危機感をいだいたのかもね・・・。


 メグミは、タクミが参加したことに、なぜか戸惑っていたようだけど、今は、二人で熱心に剣を振ったり身体を動かしたりしている。


 スキルを上げるためにも剣を打ち合ったりする事は重要だからな・・・鍛錬を共にする相手がいるのはメグミにとって良いことだ・・・。僕には剣を教える事はできないしな・・・。


 メグミ達の朝の鍛錬が終わると朝食になる・・・。宿と違って自由に風呂にも入れるから・・・メグミ達は、汗を流してから朝食を食べるようだ・・・。僕と違って風呂が好きなんだよね・・・



 その間、僕はしばしの休憩を取る・・・。陽のあたるリビングでゆっくりとしているよ・・・。


 2人は、朝食を摂り終えると昨日話したとおり、別行動することになった。





 僕は、今、買い物中のメグミを店の外で待っている・・・。


 いつからだろうか?メクミの様子が変わったのは・・・一人で戦ったあの日から?

 確かにあの日は、メグミが変わるきっかけにはなっただろうけど・・・。それだけでこんなにも変わるのだろうか?それに様子が変わったのは王都に向かうころからだ・・・




 それにしても暇だな・・・。時々、僕を好奇の目で見る人もいるけど・・・僕は、全部無視することにしている。


 僕は、時間があるとまた・・・考える・・・僕は、人ではないし、女の子でもないから・・・メグミの様子が変わった理由はやっぱりわからない。


 昨日、部屋割りをするとき、僕に部屋を薦めたのはなぜだろう?


 僕に気を使ったのかな?


 でも、少し違うような気もする・・・。


 僕の事が嫌いになった?


 僕が何か怒らせる事でもしてしまったか?

 

 思い当たる事はないな・・・。ああ・・・考えてもわからないな・・・。今度一度、タクミにでも聞いてみようかな・・・。なんだかんだ言ってあいつは頼りになるからな・・・。


 『ホクトお待たせ』


 いろいろ考えているうちにようやくメグミの買い物が終わったようだ。


 僕たちは再び連れ立って歩きだす。時々、メグミの鞄なんかを狙ってくる奴がいるけど・・・そんなのは僕には見え見えだよ・・・。僕は悟られないように・・・メグミの隣に並ぶ・・・。これだけで相手はメグミには、触れる事はできないからね・・・


 次にメグミがよったのは雑貨店だ。


 メグミは、立てかけてあった1枚の鏡をずっと見ている。この世界の鏡は高級品だ・・・。今見ているような全身を写すような鏡は特に高い・・・。

 買った家には、家具がたくさん残されていたが、鏡はなかったからな・・・。ハルも女の子だったから、よく身だしなみが重要なのよって言っていた。女の子にとって鏡は必要なのだろうね・・・


 メグミはしばらく鏡を見ながら迷っていたが、購入することに決めたのか店員に声をかけて鏡の価格を聞いている。金貨1枚か・・・やっぱり鏡は高いね。


 鏡を買ったメグミの表情は明るい。買えたのがよっぽどうれしかったのかな・・・。以前は、おどおどしている事が多く主張することも少なかったけど・・・今は、自分で色々なことを決めるようになった。これもメグミの変化だよね・・・。


 昨日も急にタクミに夫婦を偽装しようなんて提案していたからな・・・。確かにその方が余計なトラブルを防止できるし、タクミも庇いやすくなるからね・・・。



 そんなことを考えていたら・・・メグミがまた違う店に入った。今度は防具屋か・・・僕はまた店の外でメグミを待つ・・・


 いっそのことメグミの思考を覗けば・・・。いやそれだけは駄目だ。うっかり思考を読んだりしたことがメグミに知れたら・・・しばらく口も聞いて・・・いやどうなるかもわからない・・・それは避けなければ・・・。


 だけど気になるな・・・

 

 僕が考え事をしていたら近くに見知った臭いと気配があった。


『ホクトか?メグミは店の中か?』


 僕は、タクミから念話で聞かれる


『そうだね、メグミはさっき中に入ったばかりだよ』


 タクミは、店の中に入っていく。


 いいな・・・僕も人だったら店にも入れるのに・・・



 2人が店から出てきた。なんだろう・・メグミは少し顔が赤かった・・・。店の中で何かあったのかな?


『メグミ?何かあったのかい?』


 僕はそうメグミに聞く


『え?ううん。な、なんでもないよ・・・』


 メグミはそう言うが・・・少し体温とかも高くなっているような・・・


『ならよいけど・・・』


 やっぱり僕にはわからないことが多い・・・



 でも、メグミの機嫌が良い事はわかる・・・。


 メグミが笑顔でいるのは良い事だ。


 僕が守るのは、メグミで・・・メグミのこの笑顔だからね・・・


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