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俺に異世界にいく資格はあるのか?  作者: 花山 保
異世界で俺は・・・
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俺達の王都攻略 3

「じゃあ行ってくるね・・・」


 私とホクトは、タクミにそう伝えると家を出る。行ってきますなんて言うのもしばらくぶりかな・・・。今日は、しばらくぶりのショッピングだし、私も気合入れていきますよ~


 天気も良いな・・・私は、ホクトを連れ商業区を歩く、さすが王都ってだけあってすごいお店の数だな・・・さて、お目当てのお店はどこかな~


 この世界の服は、中古品が多い。服ってけっこう高いのよね・・・。機械や工場がないと服はすべて手作りがになるから仕方ないか・・・。そんなことを考えながら歩いていると女性向けの服が売られている店を見つけた。

 まずは、ここを見ましょうか・・・。ホクトを店先に待たせ、私は、店の服を物色し始める・・・。こっちの服は、ほとんどが綿素材だ・・・。特殊なのは、魔物の素材から作る服なんかがあることかな・・・。そして、それが最高級品って・・・どうなのかな・・・


「どういったものをお探しですか?」


 私は、服屋の定員さんに声をかけられる。物色中に声をかけられるのは少し苦手だな・・・


「えっと、どんなものがあるのか少し見ています」


「そうですか。もしよければ探すのをお手伝いしますし・・・あと、ご自分の服を作られるなら声をかけてくださいね」


 そうか・・・作るってのもありか・・・。新しい服は基本的にオーダーメイドだものね。中古品よりもいいかも・・・参考に聞いてみようかな・・・


「こちらで新しい服作るとどのくらいの予算でできますか?」


「あ、はい。新しい服だと・・・そうですねサイズにもよりますが、あなたくらいだと銀貨30枚くらいから作れますよ・・・。


 銀貨30枚か・・・元の世界で金額にすると30万近いのか?服って高いんだね・・・中古でも銀貨1枚~20枚くらいするからな・・・。


「今日は、予算があまりないので、中古を見ていきますね・・・」


 定員に丁寧に断り、私は、中古の服を吟味する。気にいった柄やデザインを見つけ購入する候補に残す・・・1時間くらいかけてようやく3枚まで絞り込みそれを購入した。


 外には暇そうに待つホクト・・・が欠伸をしていた。


『ホクト・・・お待たせ』


 私は、ホクトを連れて歩きだす。時々、ホクトを見る人がいるけど、王都ではすでに何匹かの獣魔を連れた人ともすれ違っているからそこまでは目立たないだろう。


 さて、次は何を見ようかな・・・


 私は、きょろきょろとお店を覗き込みながら歩く。


 途中で見つけた雑貨店で鏡を1つ購入・・・金貨1枚もしたけど・・・どうしても欲しかったから・・・。


 街中では、あまりマジックバックを見せないようにと、ホクトに言われたので、目立たないように鞄を使っている。スリがいるから注意するようにタクミに言われたが、ホクトがいれば心配ないよね・・・


 私が気がつかなくても、さりげなく私とすれ違う人との間にホクトが来て牽制してくれる。きっと、スリか何かなんだろうな・・・私も気をつけなきゃね。


 歩いていると私は、防具の専門店を見つけた


 タクミにも言われているから一度防具を見ておこう・・・。良いものがあったらちゃんとチェックしておかなきゃね・・・。


 私は、少し場違いな感じもしたけどその店に入る。


 お店の中は、私が思ったりも大きくて・・・そこには、大きな鎧、重そうな盾・・・何でできているかわからない素材を使った兜・・・これ?骨だよね・・・


 私が、物珍しそうに物色していると


「おいおい。お嬢ちゃん。ここは、服屋じゃないんだぞ・・・」


 後ろから大きな男の人に声をかけられた。


「いえ、あの・・・一応私も冒険者ですから・・・」


 言い返してみる


「ほう・・・お嬢ちゃんは冒険者さんか・・・俺は、この店のオーナーでジェイルってんだ。ここには俺の自慢の防具が揃っているんだ・・・冷やかしならかえってくれよ・・・」


 なにこの人・・・何かイラッとする。


「だから、私は冒険者なんです!冷やかしじゃありませんよ・・・」


 男は、ため息をつきながら


「はいはい。冒険者様でしたね・・・ひよっこを卒業して一人前になったら出直してくれよ」


 あーもう・・・イライラするんだから・・・。こんな店こっちから願いさげよ・・・。


 私は、店を出ようとした時、1つの防具が目についた・・・


「これ・・・」


 ジェイルが何かいいたそうだが・・・


「すごい・・・」


 私の気持ちはその防具へ向かう。


「それはな・・・ダンジョンの中層で稀に見つかるトライコーンの亜種の皮から作った皮鎧だ・・・お目が高いって言ってやりたいが・・・嬢ちゃんじゃ手も足もでないような代物だよ」


「え?これっていくらするの?」


「ああ?値段か?そうだな・・・金貨で50枚ってところだな・・・」


 ええ?小さな家が買えるよ・・・


「ほら。嬢ちゃんにはどうしようもねえもんだろ。さっさと帰った帰った・・・」


 うー。悔しいよ・・・


「なんだ、それくらいなら買ってやるぞ・・・」


 後ろからタクミの声がした・・・え?タクミ・・・どうして・・・


「ああ・・・?なんだおまえ・・・嬢ちゃんの男か?」


「まあな・・・そんなところだ。で、金貨50枚だったかそれ?」


「お、おうよ。金貨50枚だ」


「なら、それをサイズ調整して売ってくれ・・・もちろん着るのは・・・」


 タクミは私を見る・・・


「え?いいの?」


 私は、タクミに聞く


「当たり前だろ・・・なんだ・・・ほら・・・一応夫婦なんだしな・・・」


「かーっ!この色男め・・・わかったよサイズ調整はサービスするよ・・・お嬢ちゃん悪かったな・・・別に悪気はねえんだ。おい、お前、この嬢ちゃんのサイズとってくれ・・・」


 ジェイルは、自分の奥さんを呼び、メグミのサイズを確認する。


「そうだな3日くれ・・・ちゃんとサイズを調整してやるよ・・・。前金で金貨10枚もらってもいいか?」


「ああ、もちろんだ」


 タクミは金貨を渡す。


「あの・・・タクミ?本当にいいの?」


 私の・・・


「なんだ?気に入ったんだろ・・・この鎧?・・・ならいいだろう」


「あ、ありがと・・・ね」


 ジェイルにサイズ調整を任せ私たちは、家に戻る。


「ねえ?お金大丈夫なの?」


「ああ、金は・・・素材売ったから余裕だよ・・・」


 そっか・・・


「今度は、私が何か買ってあげるからね・・・」


「へいへい。期待してますよ・・・」


 私たちは、少し食べ物を買い、どうでも良い話をしながら・・・家に帰る。



 よし!明日も頑張るぞ!



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