俺達の王都攻略 2
俺達は、新居を今後どのようにしていくかを話しあった。
「まずは・・・部屋割りでもする?」
メグミの意見から
「自分の部屋か・・・俺はどの部屋でも良いからメグミ達で2階の部屋から選んでくれどうせ部屋は余るしな・・・」
俺は寝れるのなら特に希望はない
「じゃあね、私の部屋は・・・主寝室もらってもいいの?」
「ああ、かまわないよ・・・その変わり自分の部屋は自分で管理すること・・・」
俺は入らないからな・・・
「え?うん、そりゃそうだよ」
『ホクトはどうするんだ?』
『僕はメグミと一緒でいいよ』
まあ・・・これまでもそうだしな・・・
「え?ホクト・・・私と一緒なの・・・?せっかく部屋がいっぱいあるのに・・・」
え?違うの?
『え?』
ほら、ホクトが驚いているぞ
「だって、ホクトも一応男の子でしょ・・・、いつまでもねえ・・・。それにここなら部屋代かからないからね・・・」
『あ、あのね。メグミ・・・』
ホクトよ頑張れ・・・
「・・・ってことで、ホクトも一つ部屋もらいなよ」
ああ、ホクトが押し切られる
『メグミ・・・』
仕方ないな・・・
「メグミ・・・。ホクトは、メグミのナビゲーターなんだから常に側にいないとならないと思うぞ・・・」
助けてやるか・・・
「え?側にいないとだめなの・・・?」
まあそんなことはないと思うがな・・・
「大体な~。ホクトが1人で部屋もらってもどうするんだよ・・・」
「そっかー。じゃあ、これまでどおり一緒だね・・・ホクト!」
よかったな・・・ホクト・・・
「よし、それじゃあ。主寝室はメグミとホクトで、俺は東側の角部屋をもらうか。あとは・・・当分空けておこう」
あとは・・・
「あと、必要な物は、そうだな・・・寝具とキッチン用品だろ・・・そうだマジックアイテムを動かす魔石もいるな・・・。食材は収納にまだあるし・・・。鍛冶関係はまだあとでいいな・・・」
俺は思いつくままにあげていく
「お風呂とか洗濯機、コンロなんかのマジックアイテムは、魔石で動くから魔石は多めがいいよね・・・。家具はあらかたそろっているみたいだし・・・。今日はそんなところを用意すれば大丈夫じゃない?」
そうだな・・・
「よし、それじゃとりあえず、寝具と魔石だな・・・あとは後でも問題ないと・・・」
相談を終えた俺達は、慣れない鍵をかけて家を出る。まだ、近辺の地理に疎いので、道を尋ねながら歩いた・・・しっかし広いな王都は・・・
寝具を取り扱う店まで来ると2人で必要な寝具を吟味する。サイズは事前に確認済みだ・・・。せっかくだ・・・少しましな布団を買おう・・・。布団2組で銀貨70枚。良い布団は重要だからな・・・
次に魔石だ。魔石は、マジックショップで取り扱っている。俺達は、マジックショップで魔石をいくつか選ぶ・・・横には様々なマジックアイテムが販売されているが・・・その品揃えは多い。俺は店員に
「すごい品揃えですね。こんなにたくさんの種類があるのは初めて見ましたよ」
「いらっしゃいませ。お客様は、王都は初めてですか?。ここ王都にはダンジョンがありますからそこから色々なマジックアイテムが見つかるので、こうしてマジックアイテムの種類が多いのですよ」
ダンジョンとな・・・
「それは知りませんでした。ダンジョンがあるのですか?」
「ええ。王都はそのダンジョンの恩恵を受けながら大きくなったと言ってもいいくらいですからね・・・。お城からそれほど遠くない場所に国が管理しているダンジョンがあって、そこはいつも賑やかにやっていますよ・・・たくさんの冒険者が、次々とダンジョンへ入っては、お宝を抱えてくるんですから」
なんかすごいなダンジョンか・・・
「ダンジョンは誰でも入ることができるのですか?」
「そうですね・・・でもダンジョンに入るには、国に税金を納める必要がありますからね・・・入るのに1人銀貨2枚だったかな・・・」
ふむ・・・そう言う仕組みですか・・・国が豊かになるね・・・
「私も冒険者の端くれですからね・・・一度挑戦してみましょうかね・・・」
俺がそう言うと
「あなたがですか?まあ、無理はなさらずに・・・命あっての人生ですから・・・」
まあ、危険も当然あるわな・・・
俺達は魔石を購入して店を出る。これで、今日の買い物は終わりかな・・・
途中で屋台により果物とホクト用に串焼きを3本購入する。
俺達は、迷わずに何とか家まで帰ると寝具を自室に準備し、魔石を所定の位置に置いた。これで、この世界で言う魔石製品(電化製品)が動くようになった。俺達もこの世界に来た当初は戸惑ったが、今はもう適応している。
「お!キッチンのコンロも使いやすいな・・・」
俺はキッチン周りをチェックし
「よかった~おトイレも水洗みたい・・・。お風呂もけっこう広くてきれいね」
メグミはトイレと風呂を確認する。
俺達は、ささやかながらも王都に家を構えた事を祝い豪華な夕食を用意した。俺は酒も飲めるのだが、メグミが飲めないならと遠慮して・・・果物のジュースで乾杯する。
「さて、ようやく落ち着いたな・・・」
「そうね・・・馬車の移動が大変だったからね」
「明日は、どうする?」
「うーん・・・少し服を新調したいかな・・・少し雑貨も見たいし・・・」
ああ、そんなところは女の子だな・・・
「そうか・・・なら明日は別行動にして買い物だな・・・」
「タクミは、何を買うの?」
「ああ、俺は、鍛冶の道具を探してみようと思う。それと少し現金がさみしくなったから相場の確認を兼ねて少し素材を売るつもりだ・・・」
「そっか・・・一緒に行っても待たせちゃいそうだしね・・・」
「ホクトが一緒なら心配はないだろ」
迷子の心配と絡まれた時が心配だが・・・ホクトがいれば大丈夫だろ
『大丈夫だよな・・・ホクト』
『当然・・・僕がいれば心配はいらないよ』
ほらね。
「そうだな・・・もし良い防具があれば探してみるのもいいな・・・俺は鍛冶で色々作るつもりだけど防具までは手が回らないと思うから・・・気に入ったのがあればチェックだけでもするといい。これまでみたいにおまけ程度の皮の鎧なんかじゃこの先は心配だしな・・・」
「うん。わかった。良いものがあれば調べておくね・・・」
俺達は、夕食を終えると風呂の準備とキッチンの片づけを済ませ、ゆっくりと風呂につかり床についた。
俺は、8畳ほどの部屋で窓の外を見る。
王都の空を眺めながら・・・両手を頭の後ろに組む・・・。
「さて・・・この王都は俺に何を求めるのかね・・・」
「俺は・・・それを決めるのはもう少し先だな・・・」




