私は、盗賊のアジトへ向かいます
襲ってきた男達2人に案内させ、アジトまでやってくる。ちょっとした小屋と言う感じだ。
『メグミ、この2人どうするんだい?本当に生かしておくのかい?』
そうね・・・きっと私みたいな人を・・・また襲うのでしょうね・・・。ホクトにお願いできる?
『そうだな・・・人間が人間を殺すは気持ちの良いものじゃないのだろう?なら今回は、僕が、担当しよう。少し離れていてね』
案内を終えた男2人が振り向くや否やホクトは、2人の首を瞬く間に切り落とす。男2人は、何があったかもわからないうちに旅立っただろう。せめてもの情け・・・ね。
メグミは、アジトの中を探すと、水と干し肉などがあった。これで、1人と1匹は、ようやくお腹を満たすことができた。味気のない硬い肉だったけど、すごい美味しく感じたよ。
アジトには、ほかにも金貨2枚、銀貨15枚。袋や鞄、鉄の?剣とナイフがありました。使えるものがないかな?といろいろ吟味していたら
「メグミ、それ!」
これ?小さな鞄?
「そう、それね。マジックバックだよ。魔法のアイテムだね」
マジックバックって?
「中に色々な物を入れることができる不思議な鞄だよ。見た目よりもずっと多くの物が入るんだ。盗賊の奴らずいぶんいいものを持っていたね・・・」
マジックバックは、数あるマジックアイテムの中でもかなり貴重な物だ・・・。こんな辺境の盗賊が持っているようなものではない・・・。どこかで見ている誰かの力かな・・・ホクトは、そう考えたが、黙っていることにした。
「すごいわ・・・これも・・・これも入る」
当の本人は、おもちゃをもらった子供のように出したり入れたりしている。
ようやく盗賊から奪ったものを整理できた。
ねえ?ホクト?
「どうかしたかい?」
私、このアイテムとかお金とかもらってもいいのかな?泥棒になったりしないの?
「ああ、盗賊は殺しても殺人にはならないし、盗賊のアジトや盗賊から奪ったものは、奪った者の物になるって決まりが人族の中にあるから大丈夫だよ」
そうなんだ・・・少し安心したよ
私は、強くなりたい。だから街へ着いたら強くなるために冒険者になるつもり・・・おかしいかな?
「そうだね。女の子一人で冒険者するってのは、珍しいかもしれないね。まして君みたいな子が、いきなり冒険者ってのは難しいかもね・・・」
でも、街が・・・そう街が安全で守られていても戦う力は必要だと思うんだ・・・強くなるために色々な魔物と戦ったり、色々な事を経験して・・・できることを増やしたい。今は、ほとんどホクトに頼っているけど、自分だけでもきちんと戦ったりできるようになりたいんだ・・・
「君が決めていいと言っただろ・・・僕はそれを支える。失敗するかもしれないけど、ひょっとしたら成功するかもしれないね」
ありがと・・・ホクト。
「よーし。私は冒険者になる!そして、少しずつ強くなるからね!それまで、よろしくねホクト!」
「まずは、無事に街まで行くことができたらね・・・」
ホクトは、思う。きっと強くなれるさ・・・君なら




